アットウィキロゴ

宝物庫:ターロン登場

ター「お話中に失礼」
レヘ「お前は…ターロン!」
レベッカが叫んだ。
レヘ「いや、悪い、冗談だ。俺ターロンの顔も見たことねーんだ。ははは。
 ……えっ?何?本人?まじかよ?」
ターロンが宝物庫の入り口に現れたのは、アナスタシアがターロンの話題をだしたすぐ後の事だった。
なんやかんやで、ターロンは若返ったメイレンに話しかけた。
ター「勝手ながら今までの出来事、私も拝見させていただきましたよ。
 若返りの秘薬を作り出すムウの魔法技術、実に素晴らしいものでした。
 さて、本題に入りましょう。
 ここに来たのは、皆さんが集めた3つの玉、それを私に渡していただくためです。
 なに、難しい話ではありません。
 どんな危険があるかわからない地下墓地に、みなさんの代わりに私が行ってあげようという事ですよ」

ターロンは宝物庫に足を踏み入れると、真っ白な御札を一枚取り出す。
ター「呪符【大龍の命令】」
その言葉に合わせて御札は飛び出し、壁に立てかけてあった絡み合う龍を模した杖に貼りついた。
すると杖は、意志を持ったようにターロンの所に飛んでいく。
ナナナ 「はわわわ!そ、それは雷龍100匹を封じたとっても危険な杖なんですよ~!
   勝手に持ち出しちゃだめです~!」
ナナナが制止するがターロンに止まる気配はない。

ター「どうしても渡したくないならば、手荒な事もしなければなりません。
 先ほどミシェル先生とは和解できましたが、みなさんとも話し合いで事態が解決出来ることを願っていますよ」
リリ「ふ、ふざけないでよ!
 恩着せがましく言ってるけど、あなたのやってることはただの追いはぎと泥棒じゃないの!」

さらに、ターロンは若返ったメイレンに言った。
ター「メイレン様。私はムウ大陸で使役されていた、中つ国の神龍の復活を考えております。
 私はムウ大陸が滅びたのは、この神龍の暴走によるものと考えているのですが…
 こちらの城に来てから調べた所、どうやら神龍復活の鍵は地下にあるようです。
 ムウ王家の者は失敗しましたが、私は神龍を御する自信がございます。
 中つ国の発展と我らの同胞復活のため、ぜひとも私に金玉をお譲り下さい」

レン「神龍…」
レヘ「し…神龍だと!?」
メイレン以上に、レベッカが驚いた。
レヘ「おっ、俺は昔聞いたことがあるぜぇ。中つ国では大河の氾濫を鎮めるために、神龍の力を借りてたってなぁ。
 俺が生まれた時代には神龍がいなかった。そんなたいそれたものを復活させることができたなら、
 今やっている堤防の工事はしなくて済む!領民達が払う税金も少なくできるぜ!
 男達は治水に使う土嚢を捨てて家に帰るだろう。中つ国民の生活水準が豊かになるってことだ!」
レン「その通りね、メイテン。」
メイレンも同意した。
レン「所詮ムーの住人も西方人(アングロサクソン)。龍と竜の違いも理解できない愚民が、
  神龍を暴走させるのも頷ける。龍は馴らせば人を乗せるほどおとなしい。
  しかし、龍の体にたった一枚だけある逆向きの鱗、これを触る者を龍は必ず殺す。
  そして、ターロン。あなたはその逆鱗の場所を知っている…そうでしょう?」
ターロンの同意を待ってメイレンが続ける。

ギ「逆に言えば自由に洪水を起こせるようになるよねv」
無邪気にとんでもないことを口走るギズモ
ミシ「良い点に気付きましたね使い魔君
しかし彼らの議論には穴がある。神龍。神の名を戴くほどの龍が、高々人間や妖怪の言うことなど聞くでしょうか」
そもそも空が怖がる程の上位種を意のままに操れるのはそれこそ神のみで、云々かんぬん。流石にそこまで面倒な事は言わなかったが。
ものぐさなミシェルでも龍や竜の話は同業の狩人からよく聞く。そこから調べるのは難しくない。
ミシ「人語を解し、また格の高い上位種ならばそれは天災。人や妖怪が手を出せる相手ではない
人や妖怪に容易く屈服するならば人や妖怪にも太刀打ちは出来ますよ
中つ国の言い回しは大袈裟なのが多いですから。神龍もその類でしょう」
最後の方は馬鹿っぽく笑って発言している。根拠はないが前例もない。前例のなさが根拠だとも言える。
リリ「・・・・・・・・あ。そういえば、私も神龍の伝説聞いたことあるよ。
 何でも龍の玉を集めると、何でも願いを叶えてくれるとか。眉唾ものだよね?」
ね?と桜花に話をふったものの、上の空の彼女は気づかない。
(や、やっぱり呆れられてるんだ・・・・・・・)
些細な行き違いにまだ気づいていないリリアーナは、無視されたと誤解してしょんぼりした。

レン「ならば、あなたが神龍を復活させることで、我々が受ける恩恵ははかりしれない。
  その神龍を復活させるのに金玉が必要なら、それを渡そうとするのは当然の事…
  だが断るわ。」
メイレンは金玉を渡すことを拒否した。
レン「このファン・メイレンの最も好きな事の一つは、
  自分が強いと思っている妖怪に、『私の妖怪力は53万です』と言ってやることよ。」
レヘ「なっ、おぃい!?」
レベッカが信じられないとばかりに言った。
「何を考えてんだよ!神龍を復活させれば…」
レン「中つ国にとって大きなメリットになる。言われ無くても、わかっているわ。」
「じゃあ、何で…」
レン「今ここで渡すのが得策ではないということよ。ターロン、あなたも呪われたリリアーナを見たのでしょう?
  あんな感じになった私を相手にして、生き残る自信があれば驚きだわ。」
レヘ「なるほど、呪いのせいで金玉を渡したとたん、メイレンがターロンに襲いかかる危険があるのか。
 せっかく三つの玉が揃っても、ターロンが死んだら意味がねーし、
 ターロンがメイレンを返り討ちにしたら、それはそれで中つ国での立場が危ないからなぁ。
 神龍を中つ国で活用できなくなっちまう。」
レン「だから、ターロン。私をパートナーにしなさい。そして一緒に行きましょう。地下へ。」
ヴ「ほへー。
 ということはターロンも我々と一緒に行動するということかな?」
フリ「難しい話はよくわからないけど争わずにすむのならそれが一番ですわ」
ミル「う…ん…まあ、平和利用できるんならそれはそれで…」
犬『バカ共が!
 ちげぇよアホンダラァ。
 あいつにとって必要なものはメイレンと三つの玉だけだ。
 ならば他のいらない奴らの同行なんて認めるわけがねぇだろう』
イラついたような口調で銀玉を所持している黒犬がヴァンエレンの影から出てくる。
リリ「ちょっと!銀玉返しなさいよ!!」
犬『んで、どうするんだ?
 銀の玉は俺の腹ん中で
 真珠玉はリリアーナが持っている。
 あちらについたのは正真正銘の化け物と金の玉。
 どおおおぉぉぉーおおおするんだよ?リリアァァァァァーナさんよぉ』
ニタニタニタニタ。
極上の笑いを浮かべながらヴァンエレンから離れてリリアーナに近づいていく。
リリ「ひ――――!!そんなの私に言われたって!!
 っていうか、この状況で銀玉の在り処暴露してどうするのよ!」
ヴ「あれ、私は完全放置?」
ミシ「それより」
ミシェルは笑った眼のままに、百科全書から下っ端天使の使っている槍をコピーする。
そしてニコニコした表情のまま、リリアーナに激しく言い寄る狗の後ろ脚に、槍を無造作に投擲する。
リリアーナが迫力に押されてじりじり後ずさりしていると、突然槍が黒犬めがけて飛んできた。
犬『うげぇ!』
ミシェルから無慈悲に放たれた槍はリリアーナに寄っているしo…黒犬の使い魔の足に命中した。
ミシェルの援護を受け、リリアーナは弾かれたようにミシェルの元へ走る。
犬『痛い痛い…痛くて震えが止まらねぇ!あひゃひゃひゃ!!』
ヴ「ミシェル…あんたって人は!ってなぜそこで笑うのだ??」
痛すぎて狂ってしまった黒犬は後ろ足を引きずりながらヴァンエレンのもとへ戻っていき、影に隠れてしまった。

リリ「ヴァンエレン、この犬恐いよ!口調とかどことなく死王に似てる気がするし!
 本当の本当に、ただの使い魔なんでしょうね?!」
リリアーナはミシェルの背に隠れながら、黒犬のあるじことヴァンエレンに食ってかかった。
ちなみに死王とは、学園地下図書館に住まうモンスターを統べるアンデットの王の名である。
ヴ「な、な、な、なんと!?
 そんなわけはない…と思う」
死王とは学園の地下図書館に住む陰険野郎です。
趣味は吸血鬼いじりで得意なことは吸血鬼いじめです。
ミル「…死王って黒猫だったよね?犬にも化けるとか、犬版の死王がもう一匹いるとか、そんな事ないよね?」
ヴァンエレンにそう聞いてみたけど、知ってるのかなー、微妙な気がする…
フリージアは思った。それを確かめる簡単な方法はオルビア先生!!と大きな声で叫ぶ事であると。
本当に死王なら心底脅えるはずだ
だがフリージアは恥ずかしすぎるのでそんなことはしたくないのであった
ヴ「いや…学園長たちにいまの黒猫の姿にさせられてるから、ほかの姿にはなれないと思うけど…」
ミルクの問いに対して曖昧に答えることしかできないヴァンエレン。
死王自体があまりに謎すぎる奴だから仕方ない。


ミシ「三つの鍵の中で一番の不安要素はその狗かな」
そしてターロンに向かって丁寧に、真面目に喋りかける。
ミシ「しかし………貴方は出てくるタイミングを間違った。私はてっきり地下図書館の入口が開いたら出てくるものだと
玉を寄越せ。と言いますが玉を潰されたらどうするんです?
私には生徒を護る義務がある。従ってこの選択肢はなるべく取りたくありませんが、一つ玉を破壊し玉の保有者を置き去りにて、さっさと学園に戻る。
そんなことも出来るのですよ?たかが妖怪に魔女見習いに吸血鬼。惜しい人材ではない」
たかが以降の行を吐き捨てるかのようにぞんざいに言い捨てる。
ヴ「な、なんと…私もここにおいてかれてしまう…だと?」
ミル「え。いやいやそれは…」
ミシェル先生の聖職者らしくない発言に、あたしは思わずツッコミを入れそうになる。
ミシ「………と考える者がいても良いですよね」
・・・・・・・・・・・満面の笑顔がこれほど恐ろしい人を、リリアーナは知らない。
ヴ「って自分の考えじゃないのかい!」
本気にしてしまって思わずツッコんでしまったヴァンエレン。
ミシ「つまりですね」
リリアーナは逃げようとしたが、いつのまにかミシェルが回り込んでいた。
リリ「は、放してください!!」
リリアーナは暴れたが、ミシェルの腕はびくともしない。
ミシ「玉の無事を確約したいのならば、貴方が大人しくしてなくちゃならない
なに、難しい話じゃない。地下墓地に胡散臭い貴方に替わって、我々魔法学園関係者が行ってあげようということですよ」
どこかで聞いたセリフをパロってターロンに笑いかける。
リリ(あ、そうか!)
ミル(あ、なるほど。そういう事ね。 )
リリアーナは悟った。色々前置きしたが、結局ミシェルが言いたいのは、この事なのだと。
レン「あなた、ずいぶん生意気な口をきくわね。」
ミシェルがリリアーナを、ひいては真珠の玉を盾にとり、どう動くかじっくり見定めようとしたらこんな言葉が飛んできた。
ミシ「というと?」
レン「私に対して生意気という意味ではないわ。あなた達の造物主に対して生意気だと言ったのよ。
  あなた達人間は、たとえ殺人や盗み、レイプさえしても、悔い改め神に祈りさえすれば天国へ行ける。
  この世界で、あなた達人間ほど神に寵愛されている生命体はいるかしら?いいえ、いないわ。
  そのあなた達が使う大きな力を、まさかあなた自身が出しているとでも言うの?
  とんでもない。あなた達が大きな力を使えるのは、神があなた達の命にそう名づけたからよ。
  あなた達は神の刻みし名において大きな力を使う。
  それが私達が神龍に力を借りることと、一体何が違うというのかしら?何も違いは無いわ。 」
ミシ「そういった話は苦手なのですがね
強いて言うなら、誰しも才能は努力という肥料をやらないと花咲かない。ということです」
神に愛されたから人は力を振るえるのか、人はその智と努力によって力を勝ち得たのか?
ミシェルはある種哲学的とも取れる妖怪の批判に、毅然と言い放つ。
ミシ「人は神の寵児かも知れない。しかし人は神の愛の上に胡座をかいてはいないのです
我々は魔法を手にしたがそれでも全能ではない。何故でしょう?それは神がそう望むから
全能故に怠惰な生を貪るのではなく、欠陥に足掻き懸命な生を送るため
懸命に生きるという事は努力をするという事なのです」

リリ「メイレン様、ターロンの口車に騙されないで。
 あなたは、昨夜のターロンの話を覚えていらっしゃるはずです。彼はこう言いました。
私の目的は、ムウ大陸の魔力を用いて、世界を魔法使いの支配する世に変えることです。」
もっともこれが、本当にターロンの真意かどうかはわからないのだが。
レン「大切なのは過去じゃなくて現在よ。
  あなたの好きそうな言葉じゃない?」
リリアーナにメイレンはそう応えた。
リリ「レベッカさんも聞いて。マリオさんって人は、ターロンに騙されてムウ大陸を探していたの。
 その人はターロンにとって用済みになった時、お礼と称して鉄像にされたわ。
 ターロンの言い分はこうよ。
ムウ大陸発見に関する偉大な業績は、新たな魔法帝国で彼の体と共に永遠に語り継がれるでしょう。
魔法使いではないマリオさんにとっては最高の報い、最高の栄誉のはずです」
リリアーナの顔が歪んだ。
リリ「――――そんなターロンが、中つ国のために、神龍の力を使うと本気で信じられるの?」
ミル「そうだよ!どうせ利用するだけして、用済みになったらポイ捨てする気に決まってる!
 ほらほら、ベルジン先生もなんとか言ってやって下さいよーっ!」
このように、リリアーナとミルクは引き続きレベッカとメイレンに説得を試みた。
しかし、メイレンの態度は変わらなかった。

ロクーはターロンやミシェル達を見比べて困っていた。
ターロンのことは、レベッカと同様にリリアーナからの説明で把握していた。
しかし、どちらが自分にとって有益か、ロクーでは判断がつけかねるのだ。こんな時、ボスがいれば…
ボ「(ロクー、聞こえるかロクー?)」
ロク「…ボス?」
ロクーがきょろきょろとあたりを見回した。
ボ「(ロクー、今私はお前のすぐ近くまで来ている。テレパシーを送っているのだ。
 お前は普通に小声で話せばいい。俺には聞こえている。)」
ロク「ボス、一体おらはどうすればいいんでしょうか?」
ボ「(ロクー、奴は、ターロンは指名手配されている妖怪魔法使いだ。
 我々の計画にとって奴は邪魔になる。
 今奴が他の奴に気をとられている隙に始末しなければならない。)」
ロク「ええっ!?でも、おらには魔法使いを倒すことなんてできねーよ!」
ボ「(心配するな、ロクー。私は、今お前のすぐ近くまで来ていると言っただろう?
 ロクー、ターロンに近づけ。そしてノビール・アームで奴を拘束しろ。
 2m以内だ。お前が奴に2m以内に近づけば、後は俺が始末する。)」
ロク「ボス…わかりました。やってみます!」

桜(取りあえずリリアーナさんに謝ろう…うん、それがいい。
後の事はそれから考えよう。)
そう思いやっと意識を周りに戻す
桜「………??」
やっとメイレンとターロンの存在に気が付く。
桜「リリ―――」
リリアーナの名前を呼ぼうとして途中で止めた。
桜(リリアーナさんに聞くのは止めよう。彼女も私に対していい感情を抱いてはいないだろうし…
これ以上関係をこじらせるのは嫌だ。)
気を取り直し近くにいたフリージアに話し掛ける
桜「フリージアさん、すまないが彼と彼女は何者なのだ?
ずっと上の空で周りの話を聞いていなかったんだ。」
フリ「それはですわねぇ・・・・・・かくかくでしかじかでうんぬんですわ」
つまり要約するとあの二人の種族は妖怪であるということである
ターロンは妖怪でありながら妖怪としての能力を持っていない
だが妖怪であると同時に魔法使いでもある存在であり
魔法使いが支配する世界を作ろうとしている
メイレンはレベッカの母親であり伝説クラスの大妖怪であり中つ国のVIPだ
それ故にここで命を落としたりすると国際問題になりかねない
イメージダウンにつながるので大好きなのは人間の肉♪というのは中つ国の国民には内緒である
という内容を桜花に伝えるフリージア
桜「なるほど、あれが件の妖怪ターロンに中つ国最強と言われる大妖怪メイレン……」
フリージアの説明を聞き状況を把握する桜花。

リリアーナの口からターロンの悪行を知ったであろうベルジンと桜花とクリスの所に、アナスタシアが近づく。
アナ 「それで、お前たちはどう思うんだ?
   ターロンは信用できると思うか?あいつと協力したいか?
  私は別にどっちでも良いんだぞ♪」

ターロンは、ミシェルが話している時も、リリアーナが話している時も、黙ったまま動かなかった。
フードを深く被っているので、その表情も見ることはできない。
ターロンは、リリアーナたちの意見を聞き終わった後で、ようやく口を開いた。
ター「これはどうも、とんでもない誤解があるようです。
 私が魔法帝国を築きたいのは、ひとえに中つ国民全体を含めた天下万民のため。
 決して己の私利私欲のために、神龍の力を我が物にしたいのではありません」
ターロンは、手にした魔杖を自分の後ろに投げ捨て、その場に平伏した。
そして頭を床に擦り付けながら言葉を続ける。
ロクーは彼とメイレンの死角から抜き足差し足で近づく。
幸いにもロクーは魔法使いではないので、魔力で感知される恐れはなかった。

ター「確かに私に行き過ぎた言動があったかもしれませんが、それも人々を助けたいとの熱意あっての事。
 メイレン様のような偉大な妖怪に、わざわざ立ち向かいたいと思う者がおりましょうか。
 私に二心の無い証拠として、ぜひ他の方々も一緒に地下にご同行いただきたい。
 もし私の側に不審な点があれば、この場で御成敗ください。
 だが今一度私を信用していただけるなら、天下万民の大きな幸いとなるでしょう」
リリ「うそつき!ターロン、あなたの言葉は口先だけじゃない!
 今だって、メイレン様が気に入られるよう、適当に話を合わせてるだけじゃないの!!」
ミルクと二人で説得するものの、だがメイレンは全く動じなかった。
ターロンがどう動こうが気にならないくらい、妖力に圧倒的な力の開きがあるのかもしれない。
リリ「メイレン様、いい加減服を何とかしてください」
リリアーナは腹いせに、思っていることをそのまま口に出した。

レヘ「俺はお前らの味方だぜ、リー。」
レベッカが口を開いた(?)。レベッカはターロンに言った。
レヘ「誰だ?って聞きたそうな表情してんで自己紹介させてもらうがよ。
 俺はメイレンの娘のレベッカ。
 俺は謀略極まる王宮の中で生活してきた。だから良い奴と悪い奴は匂いでわかる。」
レベッカは皆に聞こえるように言った。
ター「メイレン様の娘…だと…?」
レヘ「このターロンって奴は臭いぜ!ゲロ以下の匂いがぷんぷんするぜ!
 こんな糞野郎には今まで出会ったことがないほどにな!
 人々を助けたいとの熱意?違うね!こいつは生まれついての悪党だ!
 おい先公!早いとこそいつをメイレンごとぶちのめしちまいな!
 メイレンの能力は…」
レベッカは言葉をつまらせた。
時々、レベッカは変態が演技じゃないかと思えるような事を言う。
今もそうだ。ターロンがとても信頼できる相手じゃない事は、協力者のマリオさんを鉄化したことから明白。
でも、問題は。…ターロンに加えて、メイレンさんまで敵に回して勝てるのか?
この一点に尽きる。
レヘ「悪い、若い頃のメイレンの能力は知らねーんだ。俺はまだ生まれてなかったしなぁ…」
ミル「…それは普通知らないよな…」
何をしてくるのかも不明な能力の、ターロンも恐れる戦闘力(自称)53万。
もう勝てる気がしないのってあたしだけ?
ってか、妖怪って年を取ったら能力が変わるのか…知らんかった…

ミシェルは腕に抱いたままのリリアーナに喋りかける。リリアーナからは見えないだろうが、まあまあ顔は険しい。
ミシ「情に訴えても効果は薄いでしょうね。意見を聞かせたくば屈服させろ
と言わんばかりの勝ち気な人柄のようですし」
さりとて、まさかここでがっつり戦う気はミシェルにはサラサラない。
リリ 「そうですね・・・・・・・」
リリ「あ、あの、殿下先生。できればその・・・・・・耳元で囁くのやめて欲しいって言うか・・・・・」
耳を押さえてうつむくリリアーナの首筋は赤くなっていた。
あまりに近かったため、変に意識してしまったようだ。

突然レベッカがターロンの後ろに向って叫んだ。
レヘ「おい、何するつもりだ!?無茶すんじゃねー!!」
レベッカが叫んだ時、ロクーは既に行動を起こしていた。
ロク「ノビール・アーム!」
無防備なターロンに伸びる鉄製のアーム。
ミル「ちょっ…あんのバカッ…!!」
リリ「ロクー!!」 

ミシ「彼は、最悪殺される」
ミシェルは、ターロンに突っ込んでいった人間に厳しい評価を与える。
当然、ミシェルはその評価を聞いたリリアーナが僅かに動くのを見逃しはしない。
ミシ「君は動いてはダメですよ。放っておいても桜花君なり天使先生なりがどうにかするでしょう」
情に篤いリリアーナにミシェルは優しく優しく諭す。
ミシ「ターロンがどう動くか判らない現状で、一番危険なのはリリアーナ君なんです。
だから君を自由にはさせられない。君は優しいから心苦しいでしょうが耐えて下さい」
リリ「そんな・・・・・離して下さい!!」
じたばたするリリアーナと対照的に、ギズモとフリージアは高みの見物を決め込むようだ。
ギ「死んでもアイシャさんがいれば何とか情報は聞き出せるよvだから止めないで見守ろうよv」
ぶっちゃけギズモは科学文明の人間であるロクーが気に入らないのである
そして死霊科のアイシャが居れば死人に口あり成仏していない限り情報は聞きだせる
フリ「それはターロンのですのロクーさんのですの?」
ターロンがロクーを倒すか?ロクーがターロンを倒すか?
どちらかが死ぬ事を何気に確定しているフリージア
ぶっちゃけフリージアさんはたとえ一億殺されようともその中に家族や友人が含まれて居なければどうでもいい
ロクーはロックに似ている
もしかしたらロックの複製人間(コピーホムンクルス)かもしれないと思うほどである
だがロクーはロックとは別人である故に友人ではない
まさに外道である

ロク「もう少しだ!後1m近づけば、ボスが力を貸してくれる!」
桜「!!!時よ、止まれ!」


タグ:

+ タグ編集
  • タグ:
最終更新:2009年10月02日 19:22
ツールボックス

下から選んでください:

新しいページを作成する
ヘルプ / FAQ もご覧ください。