(投稿者:マーク)
「ああ 暴れた、暴れた あそこまで暴れたのは
マンティスの群れに囲まれたときだったか?」
リューマは満足げに隣のアイラに話しかける
「ふふっあの時は死に物狂いに目の前のもの手当たり次第に切り捨てていたのを覚えている 思えば私達の腐れ縁もあの時からか」
アイラは宙を見上げ懐かしむ
二人が皇室親衛隊と激戦を繰り広げていた最中に突如フライ級のGが乱入し場は大混乱し彼らはその混乱にまぎれてバイクを強奪し追撃部隊から逃げ延びることができた
「アイラ」
「ん?」
「これから俺は独自に
シュヴェルテを助けに行く、同じ白竜の武器を持つものとしてな」
そういって銃を取り出し眺めるそこに刻まれている白竜のエンブレムに朝日が反射しどこか神々しさをかもし出していた
「わかった、行って来い」
即答したアイラに思わず目を丸くする
「あん?あんなに単独行動禁じてるお前が珍しいな」
「お前は言い出したら聞かないだろう?」
アイラは口元に手をあててクスクスと笑う、そんなアイラにリューマは思わず見ほれた
だがすぐに
「死ぬことは許さん 死ぬときは同じ戦場でだ」
と真剣な顔で言われる
そんな彼女に一瞬でも見ほれた自分に苦笑しつつ
「ああ、わかってる」
そう言うとリューマはバイクに乗りエンジンをかける
「じゃあな 速攻で助け出してすぐに合流する」
そういってバイクを走らせる、コアの力を付加されたバイクの速度は圧倒的だ あっという間に見えなくなる
「・・・・当然だ・・・」
アイラはそうつぶやくと自らのバイクにのりあっという間に駆けていった
仲間に合流するために・・・・・
このあとリューマはある酒場で黒鎧のメードと出会うのだがそれはまた別の物語である
終
最終更新:2008年12月18日 21:32