太子が女性ふうのなまめかしい姿で登場する(単行本)「日出処(ひいづるところ)の天子」(山岸涼子*)が中・高生の間で人気を呼んでいるが、その内容を知った(略)法隆寺は「わが国の仏教信仰に尽力し、寺の信仰の対象である太子を冒とくするものだ」とカンカン
法隆寺側が怒り、出版社への抗議を含む対策を話し合うとあるのは誤りでした。(中略)
山岸涼子(*1)さんほか関係者の談話も事実ではありませんでした。関係者にご迷惑をおかけしたことをお詫びして訂正します。
『ナヌムの家』
「好きでやったんだろう」
「売春婦!」
「うるさい、最後まで見ろ!」
先月14日、東京・中野のBOX東中野で開かれた試写会でとげとげしい、やじが飛んだ。
韓国の元従軍慰安婦たちの現在を追うドキュメンタリー「ナヌムの家・パート2」が上映されていた。
やじっていたのは、客席前方に陣取っていた中年の男性2人組だ。
会場は騒然となり、収集がつかなくなった。そのとき、会場にいた元慰安婦の女性がすくっと立ち上がって、身の上話を始めた。
日本軍に連行される前からもつらい暮らしだったこと。父親は酒乱で、よそに女性がいて母親を顧みなかったこと。たまに帰宅すると子供たちに暴力をふるったこと…。
場内は水を打ったように静まりかえった。さて、くだんの男性はというと。なんと、体をがたがたと震わせているではないか。
「もういい、帰るぞ」 そのひとは精いっぱいの強がりを吐いて、会場を出ていった。
友人が「ちょっと感動的でね」と教えてくれた。「ナヌムの家」(パート1、2)の劇場公開は今月14日から。
【佐藤由紀】
4日憂楽帳「ナヌムの家」の記事中、BOX東中野で先月行われた試写会でとげとげしいやじがあったとあるのは、一昨年の別の試写会での出来事でした。先月の試写会は平穏に行われました。また元従軍慰安婦の女性が身の上を語ったとあるのは、映画の中のことでした。確認不足のため関係者にご迷惑をかけたことをおわびします。
信州大教育学部(長野市)の男性准教授(35)が同大の20歳代の女子大学院生に性的関係を強要し、妊娠させたとして諭旨解雇処分になっていたことが分かった。准教授は事実関係を認めている。21日発表する。
(中略)
【藤原章博】
6月21 日に掲載した「セクハラ:信州大准教授が女子大学院生に関係強要、妊娠」の記事で、諭旨解雇処分の理由として「性的関係を強要し」と記述しましたが、処分理由に「性的関係の強要」は含まれていませんでした。また、「准教授は事実関係を認めている」と記述しましたが、「強要」については認めていませんでした。おわびして訂正します。
2007年12月7日
問題の記事は6月21日付朝刊で「准教授がセクハラ 院生妊娠させ諭旨解雇 信州大」との見出しで報じ、処分理由として「性的関係を強要した」ことを挙げた。
謝罪記事は「処分理由に『性的関係の強要』は含まれていなかった」などとして誤りを認め、訂正する内容。8日付朝刊とインターネットのサイトに掲載した。
松井裁判長は、ニュースサイトでは、見出しをクリックしなければ記事を閲覧できないことから「見出しだけを閲覧する読者も相当数存在すると想定される」と指摘。その上で、「今回の見出しはヤマダ電機が主体となり、横流しを行ったと読み取れる」として名誉棄損を認めた。
小泉純一郎元首相の引退表明は、小泉改革路線の見直しを鮮明にする麻生太郎新首相の始動の日と重なった。01年に首相に就任して以来7年余り、小泉氏の動向は常に政界の関心事だったが、自民党総裁選で「小泉路線」の小池百合子元防衛相が敗北したことは、自らの存在感が希薄になったと悟る引き金になったようだ。
「小泉氏は(サプライズを生む)魔法のつえをなくしてしまった。次期衆院選で小泉氏が応援しても小泉チルドレンは負けるだろう」長く秘書として仕えた飯島勲元首相秘書官は、引退の報を聞くと周辺にこう語った。
(後略)
【中川佳昭】
26日朝刊で、小泉純一郎元首相の飯島勲元秘書官の話として「小泉氏は(サプライズを生む)魔法のつえをなくしてしまった。次期衆院選で小泉氏が応援しても小泉チルドレンは負けるだろう」とあるのは、飯島氏の数日前の話を誤った形で引用したものでした。飯島氏は、小泉元首相引退の報を聞いてこのようなコメントはしていません。この部分を取り消します。
飯島氏は読売新聞の取材に対し「掲載されたような感想は、数日前にも引退報道後も周囲に語ったことはない」と話した。
wikipediaのチェック機能 2008/11/18(火) 21:27 JST 一連の事件にて暗殺されたとして 歴代長官の欄を1行間違えた別人に×印 訂正するも埼玉の被害者と中野の被害者を取り違える 2008年11月18日21:34 JST 「まだテロか、ただのの強盗かわからないから」と投稿意見がつき 事件前の版に戻す チェック・訂正完了
元厚生事務次官、吉原健二さんの妻靖子さんが刺された事件の約6時間前に、インターネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行を示唆する書き込みがあったことが分かった。
2chのチェック機能 2008/11/19(水) 03:04:05毎日の犯行示唆報道 N速+にスレ立ち 2008/11/19(水) 03:08:57 wikipediaの時刻表示は米国時間だぞ! 2008/11/19(水) 03:09:08 UTC 2008/11/19(水) 03:23:41米国時間ではなくて世界協定時刻(UTC)です。 訂正発言・完了
◇ネットに犯行示唆? ウィキペディアに吉原さん「暗殺」
吉原靖子さんが刺された事件の約6時間前に、インターネットの「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行を示唆する書き込みがあったことが分かった。
ウィキペディアは百科事典のネット版で、誰でも新しく項目を追加したり、自由に編集できるサイト。書き込みがあったのは18日正午すぎ。「社会保険庁長官」という項目で、「歴代の社会保険庁長官」というタイトルの下に「×は暗殺された人物を表す。」というただし書きがあり、一覧表の中の吉原さんの名前の前に「×」がつけられていた。
利用者の書き込み履歴によると、「Popons」と名乗る人物が、18日午後0時27分、「下村健」(故人)の前に「×」を記入。同29分には、この「×」を削除し、「吉原健二」の前に「×」を記入。タイトルの下の「×は暗殺された人物を表す。」は同32分に書き込まれた。
同日午後11時の時点で、書き込みはすべて削除されている。アクセスの記録などから書き込みがなされたパソコンが特定できるとみられ、捜査本部は慎重に調べている。
テレビ局 | 番組名 | 迷言集等 | その後の対応等 |
---|---|---|---|
テレビ朝日 | やじうまプラス(6:09〜) | テレビ朝日コメンテーターの三反園訓氏 「政界でもですね、連続年金テロなんじゃないかと、 そういうようなことが言われていますけれども、 今回ですね、ネットに載ったということは、 闇のつながりによってですね、 犯行がもっともっと広がっていくんじゃないかと、 それが非常に心配されるんじゃないかと思うんですね」 |
|
フジテレビ | めざましテレビ(5:40〜) | ||
日本テレビ | ズームインSUPER(6:47〜) | 辛坊治郎 「ソースがwikiですから信用なりませんね」 「この書き込みは事件後のもの、 犯人以外の人物が愉快犯的に書き込んだのではないか」 |
お詫び記事紹介 |
ABC | おはようコールABC | ||
中京テレビ | おめざめワイド(6:50〜) | ||
めーてれ | |||
東海テレビ | ぴーかん | 毎日の記事そのまま読んだら間違えちゃいました | |
大阪毎日放送 | こんちわ近ちゃん(13:30〜) | 近藤光史ってアナが散々「犯行予告がウィキに有った」 匿名性のネットは怖ろしいと10分以上ネットを罵倒し続けたあげく‥・ |
CM明けに「さっきのは間違いでした」って訂正してたw |
元厚生事務次官の吉原健二さんの妻靖子さんが宅配便を装った男に胸などを刺されて重傷を負った事件について19日未明、「ネットに犯行示唆?」などの見出しで、ネット版の百科事典「ウィキペディア」に犯行を予告するような書き込みがあったと報じましたが、書き込みの時刻は事件前ではなく、事件の報道後でした。おわびして訂正します。
ウィキペディアの時刻表示は、日本標準時よりも8時間遅い「協定世界時」で、実際には事件2時間後の書き込みだったという。社内で締め切り後に気付いた。
ウィキペディアの時刻表示は、日本標準時よりも8時間遅い「協定世界時」で、実際には事件2時間後の書き込みだったという。社内で締め切り後に気付いた。
吉原健二さんの妻靖子さんが刺された事件に関連し、ネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行示唆と受け取れる書き込みをしたとする人物が19日、「たいへんなご迷惑をかけました。私の書き込みは事件後です」との文書を同サイト内に掲載した。
サイトに表示される更新日時は設定を変えない場合、自動的に、日本時間より9時間遅れとなる「協定世界時(UTC)」になるという。書き込み日時は11月18日午後0時27〜32分だが、UTC表記のため実際には9時間後、事件報道直後の午後9時半前後だった。問題の書き込みは、サイト内の「社会保険庁長官」の項目で、歴代長官の表に「×は暗殺された人物を表す。」とただし書きを加え、吉原さんの名前の前に「×」を記入していた。
【おわび】
19日朝刊25面、「『×吉原健二』6時間前予告か」の見出し記事で、書き込みがあった時刻は事件前ではなく、事件の報道後でした。お詫びして訂正します。
毎日新聞社社長室広報担当では、記事を担当した記者が時刻表記の協定世界時と日本標準時を誤認したことが原因と説明。また、記事では「アクセスの記録などから書き込みがなされたパソコンが特定できるとみられ、捜査本部は慎重に調べている」と報じていたが、これについては「書き込みの内容は参考情報として捜査当局にも伝えていた」としている。
ハンドルネームまで挙げて「大誤報」を流したにもかかわらず、「犯行示唆と受け取れる書き込みをしたとする人物」「問題の書き込み」などと書き込み自体を批判的に捉えている。誤報には相当の理由があった、という「弁解」にも受け取れる書き方だ。
これは、毎日報道「ネットに犯行示唆」は誤報という産経新聞の記事の『書き込みの内容は、参考情報として、捜査当局にも伝えていたという』で明らかなように、記者がウィキペディアの書き込みを見つけて警察に伝えて記事にしたものです。
あいまいな記事の書き方はマスメディアにも警察にもメリットがあります。マスメディアは「捜査本部は調べている」とまるで情報主体が警察にあるように書くことで責任を回避できますし、警察は情報の非対称を利用して記者をコントロールすることが出来ます。
このようなマッチポンプは、社会的にインパクトのある凶悪事件のたびに繰り返されています。報道されていた目撃情報と逮捕者が違っていたということがありますが、それは記者が現場で見たことを警察に伝えて、否定しなければ「捜査本部は調べている」「捜査本部もこの情報を把握している」と書いているからです(例えば、神戸連続児童殺傷事件では、「黒いポリ袋を持った30-40歳代の中年の男性」「黒いブルーバード」という犯人像がさかんに報道された)。
19日朝刊「ネットに犯行示唆?」の見出しと記事を掲載しましたが、書き込みがあった時刻は事件前ではなく、事件の報道後でした。おわびして訂正します。
ネット上のサイト「フリー百科事典・ウィキペディア」に犯行示唆と受け取れる書き込みをしたとする人物が19日「たいへんなご迷惑をかけました。私の書き込みは事件後です」との文書を同サイト内に掲載しました。
「ウィキペディア」に表示される更新日時は設定を変えない場合、自動的に日本時間より9時間遅れとなる「協定世界時(UTC)」になります。書き込み日時は11月18日午後0時27~32分でしたが、UTC表記のため実際には9時間後、事件報道直後の午後9時半前後でした。本紙記者はその事実を把握しないまま記事にしました。
541 :名無しさん@九周年:2008/11/21(金) 07:55:22 ID:FJwx+ssB0 (中略) こりゃヘイポーの謝罪文以下だろ (1)犯行の示唆でないのに、犯行の示唆した誤報を行ったことへの謝罪が無い (2)犯人扱いしたpoponsへの謝罪が無い (3)謝罪が無いところか、「犯行示唆と受け取れる書き込みをしたとする人物」とか 自分の誤解を、あくまで書いた側の責任にする方針を貫いている (4)poponsが謝罪したことで、poponsが謝罪するべきことをしたかのような雰囲気にし 何やら毎日がその被害者であるかのような誤解を与える文章になっている
旧厚生省の事務次官と妻が連続して殺傷された事件で、「ネットに犯行示唆?」と題した誤報記事を19日朝刊紙面で掲載した毎日新聞が、20日付の朝刊で「おわび」を掲載した。
今回の騒動については各社が記事を掲載したが、テレビ局が一斉に釣られた件には、なぜか一切触れていない。このような報道姿勢に対して、「バッシングの対象になりやすい毎日新聞に批判を集中させ、マスコミは互いに庇い合っているのではないか」と疑問視する声も出ている。
ところが、毎日新聞が掲載した「おわび」が、Poponsさんの謝罪文を引用して、だましたのはPoponsさんのせいだといわんばかりの内容になっている。
毎日新聞さんにあれこれ言う資格は無いと書きましたが、今回の件について調べ、考えが変わりました。当初はパニックになっていて、考える余裕がありませんでした。私の書き込みに落ち度が有ったのは事実です。私が悪くないとは言いませんが、私の書き込みが犯罪予告ではないことは明らかであり、今回の騒動は毎日新聞さんの報道に原因が有ると思います。
私は、被疑者として警察で丸一日取り調べを受けました。私の個人情報やアリバイになるものを警察に提出しました。そのために、会社を休まなければいけませんでした。警察の取り調べ室で取り調べを受けたのは今回が初めてですが、精神的にとても疲れました。毎日新聞さんの報道が私の現実の生活にも影響を及ぼしたのです。
11月22日10時頃、毎日新聞さんに抗議の電話をいたしました。報道機関として然るべき対応を望みます。現在、毎日新聞さんからの返事を待っている状況です。対応について社内で協議するとのことです。--Popons 2008年11月22日 (土) 06:25 (UTC)
しかし、間違いが起きるのと、そのまま記事にして紙面に載せるのは大違いだ。いくら記者が「これは特ダネ」と思っても、チェック機能が働くのが新聞だろう。編集長や校閲担当者が「裏はとったか?」とする筈である。
ところが、「おわび:『ネットに犯行示唆?』の見出しと記事=11月19日付朝刊(毎日jp 11月20日)」では「本紙記者はその事実を把握しないまま記事にしました(同)」とあるだけで、「裏をとらなかった」ことには一切の説明もない。しかも、受けとり方によっては「書き込みをしたとする人物(同)」の責任転嫁しているようにも読める内容である(リンク先参照)。
ノートによると誤報後、Poponsさんは事件とは一切関わりがないのは明らかであるにも関わらず警察による事情聴取の対象となり、勤め先を休む羽目に。更に、後日、毎日新聞社会部の担当者と面会を行い、誤報問題に関して公式な謝罪と補償を要求したが、毎日新聞社側は「毎日新聞は正義」と主張した上で謝罪に関しては「紙面で取り上げる可能性は有る」としてその場では保留に、また、補償に対しては「毎日新聞の誤報が無かったとしても私が警察に取り調べられる可能性は有るので、補償する必要は無い」との見解を示して拒絶したとしている。
ITジャーナリストの佐々木俊尚さんは、こうした毎日の姿勢に対し、「記事で書かれたために警察の取り調べを受けたのですから、きちんとした謝罪が必要」と批判する。同社のおわびがユーザーへの責任転嫁だと指摘されていることにも理解を示し、その背景には、根強いネット不信があるとする。
「変態ニュース問題など以来、社内では『インターネット憎し』の雰囲気で凝り固まっています。新聞読者しか世論とは思っておらず、ネットユーザーらは得体の知れない連中と見ているようです。だから、そんな対応になるんですよ。おわびは、言い訳をしているとしか見えず、冷静さを失って感情的に反応しているように思えます。ほとんど矯正不可能で、世代交代を待つしかありませんね」
社説は冒頭、「曲折の末、米国の金融安定化策がようやくまとまった。何はともあれ、法成立の運びとなったことが朗報だ。交渉が決裂でもすれば、金融機能が完全にまひし、計り知れない混乱が世界の市場を襲っていたかもしれない」と書いた。
平野英治元理事の顔写真入りで報じた1面スクープ。
この記事は「指定暴力団山口組系の有力組織、後藤組の後藤忠正組長(66)が、山口組から絶縁されたとみられることが16日、警察当局の調べで分かった」と書き、「絶縁されると、山口組への復帰はできない」と、絶縁が既定路線であるかのように報じた。