デンマーク・スウェーデンのマネジメント改革は、「大きな政府」を維持しつつ、マネジメントの効率性・有効性を高めるためにNPM改革の考え方・手法を段階的かつ体系的に導入している。 エイジェンシーの自律性・独立性は確保しつつ、ガバナンス・マネジメント両面での適正な統制手段を模索している。これは、アングロ・サクソン系諸国のマネジメント・スタイルが、厳格な契約モデルからソフトで柔軟な契約モデルへと次第に移行していることと対照的である。