• NPMは、あいまいな概念であり、明確な定義ではない?
  • NPMを実施している自治体を定義することは、実際には困難である?
  • NPMのなかの、数値管理はすでに普及しており、これをまったく実施していない自治体は少ないと思われる
  • outcome として何を設定するかは、選挙のたびにぶれるのではないか?そうであれば、長期的な目標設定に意味があるか?

  • NPMにおけるbenchmark自体は、Custoemr には関係のない話ではないか?
  • 市場化はユーザーのCustomer Satisfaction を向上させることより、Cost を重視した政策として実施されていて、人口の社会流出を促す効果をもつのではないか?

  • NPMの導入が、財政難に対する危機意識からおこっているとすれば、NPMの導入は、公共サービス低下の指標となりうるのではないか?
  • 「大きな政府」とはなにか?ここには、生活のより広い範囲において政府が資源再配分ぶ介入するということと、サービスの提供を政府が行うという2つの異なる概念が、意図的に混用されているように思われる。

  • NPMの基本的な思想は「顧客志向」であって、それを実現するための手段として「市場化」や、あるいは「公会計改革」があるのであって、市場化は枝葉に過ぎないのではないか?
  • 「行政改革」「財政改革」「小さな(大きな)政府」「市場化」「規制改革」が渾然となってしまっている。

  • イギリスにおける、NPMの導入の背景には、現場に対する不信=マネージメントの優越こそが目的とされているのではないか

  • 短期志向の数値管理によるマネージメントは長期的にはサービスレベルの低下を招くのではないか?

  • 共有されるgoalと報酬は、公共財の供給メカニズムで理解できるのではないか?
最終更新:2006年09月26日 09:01