高井 友(たかい ゆう)
年齢:7歳(0か月、修正年齢7歳1か月)、誕生日は4月2日、「標準的」で「影が薄い」印象がある容貌
身長:125.0cm(クラスで一番の大柄)、体重:20.0kg(かなりやせ気味)
蜂須賀舞のクラスメートであり親友です。彼女は裕福な議員の家の長女であり、家には高価な美術品が沢山あるためか、その年齢では考えられないほどの鑑定眼を持っています。
彼女は
蜂須賀舞とは親友の関係にありますが、物静かで影が薄いのでクラスの中はいじめられっ子になるタイプです。しかし、彼女は最低限の交渉術を身につけているので実際にいじめられることはありません。
彼女には特別な才能があります。非常に知覚力に優れているのです。探し物をする時など、特別な訓練を受けたプロが見つけられないようなものでも平然と見つけだすことがあります。
また、彼女は不意を打たれても隙を見せることがなく、銃器以外のほぼありとあらゆる武器を使いこなすことができます。しかし、彼女は戦闘に巻き込まれたことも武器の訓練を受けたこともほとんどないので、自分でもその才能には気づいていません。
そんな彼女が自分から剣道をやりたいと言い出したのは偶然ではないでしょう。彼女は3歳の頃から剣道を始め、早くもその才覚を見せ始めています。剣道教室ではまだ打ち込み稽古が主で実戦は少ないのですが、その才能が知れ渡るのは時間の問題です。
彼女は剣道以外にも、3歳から英会話を習い始め、6歳からガールスカウトに入っています。そのため、片言ながら英語で話すことができ、野外で役立つ技能を一通り身につけています。
ファッション…基本的に
蜂須賀舞の提案に彼女の両親のセンスが加わっている。
- 髪:日本人としては比較的明るい茶色の髪。ショートカットのシャギーで、確かなセンスと技術で整えられている。
- 頭:テンガロンハット型の布製帽子。作りは頑丈で、頭を衝撃から守る効果も多少は期待できる。
- 上半身:迷彩色のレザージャケット。下のシャツの襟が飛び出しているのがポイント。手には皮革製の手袋をはめている。
- 下半身:フェイクファーの巻きスカート(丈はかなり短い)からシンプルなペチパンツがのぞいている。履いているのはサイハイブーツ。
以上、下着類も込みで約2.5kg
典型的な装備(外見)
大型のベルトポーチから14オンススキットル(中身は甘くないノンアルコール)が1本収まりきらずに飛び出している。
ベルトポーチにはそれ以外にも野外で役立つ装備を詰め込んでいる(合計で約1.5kg)が、テントや寝袋など、かさばる物は入りきらないので入れていない。
「武器」が必要になる場合は、竹刀や大きな枝などを背負うが、すぐに使える状態にはなっていない。
また、本気で野外活動(キャンプなど)をする際には子供用のクライミングパック(15l)を使うが、その時には武器は持たない。
登場作品一覧
ハンターシリーズ167:
『転生』(ELIZA)
GURPS
ハンター・シリーズでのデータ
高井 友 129CP
能力値 40CP
体力8[-20] 敏捷力12[40] 知力11[20] 生命力10[0]
副能力値 15CP
サイズ修正:0 基本ダメージ:1D-3/1D-2 荷重基本値:6kg
ヒットポイント8[0] 意志力11[0] 知覚力15[20] 疲労点10[0]
基本反応速度5.50[0] 基本移動力4[-5]
有利な特徴 106CP
文化適応/現代日本[0]
文明レベル8[0]
言語/カタコト(会話のみ)、英語[1]
後援者/両親、15以下で登場(社会的影響力が強い(+50%))[45]
武器の達人/全て[45]
戦闘即応[15]
不利な特徴 -39CP
言語/なまりがある(会話のみ)、日本語[-1]
言語/カタコト(読み書きのみ)、日本語[-2]
財産/どん底[-25]
やせっぽち[-5]
社会的弱者/未成年[-5]
物静かで影が薄い(癖)[-1]
技能 7CP
両手剣/型(並)敏捷力-1[1]-11
生存/森(並)知覚力-1[1]-14
水泳(易)生命力[1]-10
自然知識(難)知力-2[1]-9
目利き/視覚芸術(並)知力-1[1]-10
発見(並)知覚力-1[1]-14
外交(難)知力-2[1]-9
作者(提案者)裏話(text:ELIZA)
8号のデータを作成したときに、「一緒に「冒険」をする友人(仲間)が欲しい」と考えたのが、高井友提唱のそもそもの動機でした。
この条件に合致するキャラクターをダンジョンズ&ドラゴンズ(3.5版)を用いて作成しようとしたのですが、その時には種族は「ハーフリングの亜種族」だと決めていました。人間に近い容貌で擬似呪文能力を持たない種族が他に思いつかなかったからです。
問題はどの亜種族にするかでしたが、これはすんなりトールフェロウハーフリングに決まりました。
8号がライトフットハーフリングだったのですが、それよりも背が高い亜種族が他に見当たらなかったからです。この時点で、高井友の名前が決まりました。トールフェロウ(Tallfellow)の直訳です。
ここで、トールフェロウの体格を調べてみると大きな問題点が見つかりました。身長が4’以上というのは小学1年生には少し高いかな、と思う程度なのですが、その身長で体重がライトフットハーフリング(
8号)とほぼ同じなのです! この設定は訂正されていないようなので、この辺は色々と誤魔化しました。
この時点で「やせっぽちでクラス1番の長身」という設定が確定しましたが、その身長の不自然さを和らげるため「4月2日生まれ(=極限の遅生まれ)」という設定が生まれました。これはまた、高井友の精神年齢を高くできる点でも都合がよいものでした。
次にクラスとレベルを決めなければならないのですが、高井友に求められる性質が「有能だが、あくまで常人の小学1年生」だったので、NPCクラスの1レベルという設定はすぐ決まりました。(NPCクラスは基本的に性能が悪い上、1レベル目のヒットポイントが平均値(PCクラスの場合は最大値)に、能力値が非精鋭規定値(PCクラスの場合はより高い精鋭規定値)になります。)
そこでNPCクラスを調べてみたのですが、ダンジョンズ&ドラゴンズ(3.5版)のクラスは職業でもあるので、「常人の小学1年生」で選べるクラスはコモナー(一般人、全クラス中最弱)かアリストクラート(生まれながらの上流/支配者階級、準PCクラスと言ってもいいほどの性能)しかありませんでした。
当然クラスはアリストクラートを選んだ(ここで「裕福な議員の娘」という設定ができました。)のですが、能力値と技能は種族とクラスの特性を最大限生かしながらも常人の小学1年生として不自然ではなく、かつ
8号の手助けができるように設定しました。(「鑑定眼」や「野外で役立つ技能」はその一環です。)
アリストクラートは〈芸能〉技能がクラス技能(=本格的に伸ばせる技能)だったので、是非とも習得させたかったのですが、基準能力値の魅力を強化できなかった(「影が薄くいじめられっ子になるタイプ」という設定はここからきています。)ためにそのままでは修正値が+3(普通に演奏してそれなりの評価を得たいのならば修正値+5は欲しい)にしかなりません。
そのため特技を用いて〈芸能〉技能をブーストできればと思ったのですが、〈芸能〉技能だけのために貴重な特技を使うのは極めて不本意です。色々と考えた結果、〈芸能:演武〉技能(これだけ特定の戦闘用特技で修正値に+2のボーナスが入る)と《迎え撃ち》(「不意を打たれても隙を見せることがない」という設定はここからきています。〈芸能:演武〉技能にボーナスを与え、かつ高井友が取得できる特技はこれだけでした。)の組み合わせが生まれました。
ここまででエピソードは十分に書けるのですが、設定のデータはダンジョンズ&ドラゴンズ(3.5版)によっているので、最後にガープスのデータに焼き直しました。
最終更新:2025年06月12日 21:36