拝啓 内閣官房長官 枝野幸男殿


首相は、地震発生直後から大ハッスルし、直ちに「10キロ圏内避難」「海水注入」を指示した。が、東電がこれを聞き入れずに、結果は重大事態になった。 
遂に、15日、首相は弩髪天を衝き、「東電のばか夜郎が」と怒鳴った、と。18日の産経新聞は大見出しで経過を伝えています。
仮に、この報道の通りだったとしても、菅首相のこの判断は、比較の上で、東電の判断よりはましというだけです。

これをもって日本国首相が、「東電のばか夜郎が」と怒鳴る正当性はありません。目糞鼻糞を笑う類です。

賢明な枝野官房長官は、先刻ご認識でしょう。それが証拠に、17日、政府は、仙石前官房長官を官房副長官として内閣復帰、藤井裕久官房副長官を、加藤公一首相補佐官に替えて、首相補佐官とする人事を発表しています。菅首相頼むに足らず。内閣自体が認めたことです。傍目八目で言えば、菅内閣暴発への放水処置です。

18日午後19時半ころに始まった防衛省の航空機火災対応消防車は、その威力をまざまざと見せてくれました。なぜ、この処置が、もっと早い段階でとられなかったのか、素人目のテレビ視聴者には、大いに疑問に感じたものです。冷却装置と燃料のタンクが流失していることを、震災後5日も経ってから明らかにした事実と通底しています。

警視庁の特殊放水車は、30メートルしか水がとどかず、NHKテレビニュースが伝えた模型を使った原子炉への放水作業の様子は、小便小僧がおしっこしているようなマンガでした。

原発溶解という非常事態に関するこのNHKニュースは、世界各国が注視していたのです。

大事故が発生した時、危機に臨む政府内部の連携と調整がまったく機能していない、

つまり危機管理能力の欠如をこれほどまでに証明した例があるでしょうか?

阪神神戸大震災のときは、時の村山首相は、傍観者として官邸でテレビを見ているだけで、初動期の自衛隊による救援活動を思いつかず、数千人の焼死者を出す結果となりました。防衛省の消防車救援活動がもっと早い時点で行われていれば、これほど広範囲に、被災者の困難と被害が拡がらなかったのではないかと、素人判断ですが、推測されます。

民主党政権と、行政官庁に影響力を行使する野党との政治レベルの暗闘はありませんか?

速やかに、安定した原子炉の冷却機能を構築していただきますようお願い申しあげます。敬具
忙しい現場を邪魔しに行った菅首相 


フジテレビは、どこの国のテレビ局か?


フジテレビは、既に27%が中国系資本に押さえられている、と言われる。


20日朝7時半のフジテレビ新報道2001の番組で、局側のコメンテーターのHが、この国難に対すべく、岩手県選出の「小沢一郎」を復興政策の中心に据えてやってはどうかと、出演していた民主党渡辺周国民運動委員長に促す場面があった。

小沢一郎は、政治資金問題で強制起訴の被疑者だ。日本は、法治国家だ。
Hは、非常事態では、何でも許されるとでも、考えているのか?
 民主党内では比較常識派で、小沢にも距離のあるとみられる渡辺周議員に、

小沢をひっぱり出す役割を期待したのだ。小沢一郎は、親中の旗頭だ。


同時に出たフジテレビ調べの菅政権への支持率が、38%か何かに上昇している、との計数が示された。

菅首相は、「石にかじりついてでも政権を守る」「一人になってでも首相の座をおりない」と言い続け、遂に、19日、谷垣自民党総裁に、副総裁復興担当大臣を委嘱する提案で、連立を申し入れた。

菅直人は、大災害と、自民党を利用して、己が地位を守ろうとしていることがはっきりした。

フジテレビは、この民主党政権を指示していることがはっきりした。

局のスポンサーの中共に、「がんばれ民主党」「がんばれフジテレビ」と、背中を叩かれているのではないか? 

一体、フジテレビは、どこの国のテレビ局か? 


我々視聴者は、大災害を利用して世論誘導するテレビ局の報道の逐一場面には、最大の注意を以て見なければならない。視聴者までが、この国難の第二次被害者になってはならない。左翼民主党政権は、世論の波で、一掃しなければならない。
最終更新:2011年04月01日 11:58