新聞に載ったおかしな写真(東京新聞)
平成20年(2008)8月8日(夕刊)
とくとこの写真を御覧戴きたい。
1)先ずは二列縦隊を組んで行進しているかに見える男達は何等の
武装もしていません。
2)徒手で犯人と格闘するにしてはあまりにもなよなよとした体付きでは?。
写真で見る限り全員が両手の指を曲げたままにしているというのも変です。
いわゆる分列行進に際しては四本の指を伸ばし、親指は手の平の内側に
たたみ込むのが万国共通のやり方です。
3)もっと変なことがあります。左の列の前から二番目が空きになっていて
誰もいません。
この写真が撮られた状況と目的を推察しますと、男たちの背後には国家体育場
の全体が端から端までピッタリと収まっています。
おそらく、列の二番目に居るべき男を除外することによって背後にある体育場
の中央の下部がよく見えるように仕組んだのでしょう。
4)左列の先頭の男を右列の先頭の男より十糎ほど下げたのも構図上の配慮でしょう。
行進は横二列で前後が揃うのが原則です。
新聞には「川北真三撮影」とあります。日本人が撮影したことになっています。
最近はパソコンでも「編集できるソフト」を入れれば、
写真に写る人物の除去や移動などの操作が素人でも簡単にできます。
名の知れた「新聞」にもこのような「不思議な写真」が時たま登場します。
最終更新:2010年06月17日 15:05