仙石官房長官の国会釈明


下記の抗議文を仙石官房長官にメールしたところ、18日の参議院予算委員会の冒頭に、珍しく釈明しました。メールが少しは効いたのかもしれません。



拝啓 仙石由人官房長官殿   平成22年11月11日


 拝啓
 中国船による尖閣諸島領海侵犯事件に関する、仙石先生の一連の国会予算員会での答弁を見聞きし、心底より不安と怒りを覚えます。

 明白な意思をもって「領海侵犯」した廉で公務執行妨害の現行犯で逮捕した「中国人犯罪者」を釈放したのは地検の判断と言い逃れし、我々一般国民がこの政府処置に納得しない海上保安庁職員の「義憤」の行為を、支持することに対しては、「犯罪を助長するのか」という恫喝をもって臨みました。

仙石先生は、事件経過の中で、「日本は中国の属国のようなもの」と発言しました。

 政治家の認識として信じられない妄言です。「長い物には巻かれろ」、強い者(中共)には卑屈に、弱い者(日本国民)には威猛だかに、正に典型的な平凡な日本人を演じてくれました。
 「領海侵犯した中国人」の重大な犯罪行為を不問に付したことは、日本の主権と国際的な評価と「国益」を著しく毀損したのです。
ここに「一国民の声」を直接お届けします。闘争心と自尊心を捨て、虚心に耳を傾けていただきますよう、お願い申しあげます。

 遠くは、聖徳太子の「日出ずるところの天子が、書を日没するところの天子に致す。恙がないか」の故事、「北条時宗が蒙古襲来を撃退した」史実を念頭に置いていただきたい。

仙石先生は、全共闘の革命闘志です。長年、中華人民共和国の共産党指導部の指導に私淑されたのでしょうか。中華人民共和国に頭があがらない、隷属的な、親中的な個人的感情が染みついておられるのでしょう。


 しかし、今や、仙石先生は全共闘ではなく、仮初にも日本の内閣官房長官です。

ご自身の中華人民共和国の「属国発言」は撤回し、日本国の歴史を冒涜したことに対して、日本国民の前に謝罪していただきたい。

 尖閣問題では、中華人民共和国政府に媚びることなく毅然として対処し、日本国民の社会と歴史に汚点を残すことのないようお願いいたします。
                                   敬具
最終更新:2010年12月27日 18:12
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