FPHコラム2008_12 生活ゲーム感想文 - 山吹弓美のアイドレス倉庫

　今お付き合いしている相手は、ベルカインと言います。そのきっかけは、一言で言うと「偶然」でした。
　花井柾之摂政(当時え～藩国藩王)に「Tagamiさんとベルカイン、どっちに会ってみたい？」と聞かれ、ベルカインを選んだのが始まりでした。 Tagamiさんは登場作品もそこそこあり、どういう人かそれなりに把握しているつもりだったのですが、ベルカインは精霊機導弾に出たきりということもあってどんな人か興味があったんです。ちなみに会いに行く理由は、花井さんがネルシーとの関係悪化させてしまったためのフォローだったんだけどな。まあそちらは自力で何とかしたからいいですが。
　それで会ったらまあいきなり情報分解しかけて、私の中にデータ格納されるし。
　復活させてもらおうと思って知恵者さんに会いに行ったら「嫁になってやってくれ(超意訳)」だし。
　いい人だとは思ってたので頷いたら、何かいろいろもらっちゃったし。
　終わった後、半ばぽかーんとしてたことを覚えています。何だかとんでもないところに足突っ込んじゃったんじゃないか、と。
　でも、自分で選んだことなのでやるしかないと思い直し、あとやっぱりいい男なので人には渡したくないとも思い、進んでいく覚悟を決めました。そこで問題発生。
　先述通り、ベルカインは……厳密に言うとテンダイスにもちょっと出てはいますが……精霊機導弾のみの登場です。
　つまり、ほとんど資料がない、手に入らないためにどういう人かが分からないわけです。資料については後日、ワールドガイダンスを入手してきましたがそれでも正直分かりにくかったです。
　もっとも、分からないなら分からないで、会って話をするしかないという結論に達しましたが。資料よりも何よりも、実際に会話を交わすのが一番相手を知る手段ですから。
　何度か会話を交わして実は天然タラシじゃねーかと気づいたり、泣いたり泣いたり抱きついたり(恥ずかしいので削除)したりしたあげく、どうにか微笑青空を手に入れました。が、その時彼は死の砂に侵され、寿命のカウントダウンが始まってしまいました。
　ある意味試練よりも試練です。個人ＡＣＥにできたことで元々の「寿命によって若死にする」運命から逃れられたのに、それより短い人生で死なせてなるものか。資料・情報をかき集め、海法さんに相談に乗っていただき、有志を募って謎解きの函ゲームにチャレンジして何とか解決策を見出すことができました。続きの枠で飛んでいき、何とか連れ戻して解決。その節は現地で会った今皇子な谷口含め、皆さんにはお世話になりました。
　ちまちま会っていると、だんだん相手の性格が分かってきます。天然タラシ、嘘はつかない、だけど聞かれて不都合なことは笑ってごまかす、などなど。それと意外に人付き合いがいいのか、会いに行くたびに別の誰かと会ってたりしますね。友人が増えるのはいいことだとは思いますが、男性か女性かはっきりしないハリケーヌさんと仲が良いところを見たときは嫉妬してしまいました。私って嫉妬できたんだと自分でもびっくりしましたが。
　さて、偶然＋知恵者さんからの願いもあって始まったお付き合いではありますが、この頃には本当に彼に惚れ込んでしまっていました。いや、最初から好きでもない相手とお付き合いする気はないんだけど。そこまで私は器用ではありません。
　あまり自覚ないままに逢いたい病を発病していたり、マイルほしさに不得手なアルバイトに挑戦してみたり(そして目を回したり)してるあたり、とても本気です。こうやって書いてよく分かりました。周囲の目をろくに気にしてなかったりするのは問題だと思いますが、今はそこまで頭が回らないようです。とりあえずあまり周囲を気にしなくて良い場所でばかり会ってるので、助かってはいますが。

　でもさあ、よそに出かけちゃいかんとは言わないけれど、そのときは恋人に一言言ってくれてもいいんじゃない？　あ、今度会ったときそう言おう。