カタリナ・ヴァイオレット

【名前】カタリナ・ヴァイオレット
【性別】女
【年齢】100歳前後
【風貌】
銀髪碧眼の小柄な少女。長寿種族である為に、その風貌は人間の子供と差し支えない。
エルフ特有の長く尖った耳を有し、騎士団指定の服装でいる場合が殆ど。背中には大きな弓矢を常に背負う。
【技能】
『弓術』
生来の視力、そして手先の器用さに由来する高度な弓術。疾走する獣の急所を正確に射抜くほどの精密性、そして矢の届く範囲であれば確実に届けてみせるという有効射程。
但しあくまで矢を当てるだけの技術に過ぎず、強力な魔物相手に威力不足は否めない。その為彼女は後述の魔法と組み合わせて、一撃の威力を底上げ流ように工夫を施している。

『属性付与魔法・風』
風属性の魔法を対象に付与し、その効果を宿す魔法。彼女の場合は主に矢に対してこの魔法を使用し、射的距離や速度、威力の上昇、軌道のコントロールに応用する。
この力によって魔物相手にも十分な殺傷力を見込めるようになったものの、この使い方自体が繊細なコントロールを要する為、魔力とは別に精神的疲労も蓄積しやすいと言ったデメリットも存在する。

【装備】
『形見の弓』
最愛の家族が残した弓。故郷の地にのみ存在した樹木から作られており、その故郷が失われた今、同じ素材による弓は二度と新たに作られることなはい。
特殊な機能が備わっている訳でもないが、繊細かつ強靭な造りになっており、多少荒っぽく使ってもビクともしない。

【概要】
魔神によって滅ぼされ、いまでは異界に呑み込まれた嘗ての森の国、その生き残り。
命からがら辿り着いた首都ユニアスにて、その視力を買われて騎士団にスカウトされ、以来騎士団の一員として主に斥候や偵察の任務に就く。
故郷を燃やされ、最愛の家族を含む多くの同胞の命を奪われたことで、敵に対する苛烈な怒りを胸に秘め続け、魔神、魔物をどこまでも嫌悪憎悪する。
その所為か進行中の任務よりも魔物の討滅を独断専行で優先しようとする悪癖があり、結果として自身が生死の危機に追いやられたことも一度や二度ではない。
当人にも悪癖であるとの自覚はあるものの、それは只の怒りによるものではなく恐怖や自責の念が引き起こす強迫観念に近いものであり、今の彼女ではその衝動を堪えることは難しい。
また騎士団の任務がない日には、首都の市場にて八百屋の屋台で売り子を手伝っている。森の民であったお陰か目利きが効くらしく、彼女が選んだ野菜はどれも良い品物だとの評判。
最終更新:2017年12月17日 01:19