Nunber 12

【名前】Number 12
【性別】男
【年齢】10代後半(らしい)
【風貌】
少々痩せ気味。髪も目も黒。身長は150cmくらい。
人よりも悪魔や魔物に近い。肌は禍々しい黒で血管が蒼く光っている。
衣類は崩壊した世界に遺った物で継ぎ足しているため薄汚れてボロボロである。

【技能】
『十二番目の黒』
本人の意志に従って現れる2つの能力を持つ黒い液体。射程は本人から半径10m程度。
性質はほぼ通常の液体と変わらない。温度変化もするので寒ければ凍るし熱ければ沸騰する。
能力の内1つは液体に物体を溶け込ませる事。この状態は液体の状態に強く影響を受ける性質も現れる。

この液体の異能は2箇所に液体が付着・染み込んだ物があるとそれらの物体にのみ一方的な引力が発生する。
その物体間にある別の物体は影響を受けない。また、両方が互いを引き寄せる事は出来ない。
複数物体が存在しても引力は上記の法則に従い、複数の引力で1つを引き寄せる事は出来ない。
引力の強さは物体同士の距離・染み込んだ液体の量に比例する。物体の質量に影響は受けない。

【装備】
特になし

【概要】
所謂いじめられっ子であり、捻くれてしまった男。
家庭内環境は最悪で、邪魔な物扱い。学校に行くこともなく、愛される事もなく。
家から出て外を彷徨えば親と同一視され嗤われて、ゴミを漁って一日を過ごしていた。
そして魔神の出現し人も街も何もかもが滅びた。だが「何故か」一人コレは生き残った。

生き残っても何もない世界。だが人がいない世界。それだけでコレにとっては十分だった。
既に魔神の力を浴びすぎたコレは人よりも魔物に近い存在だった。
それはあまりに大きな幸運だった。元々人は嫌いだったのだから。

魔物達は彼を見ても敵とは判断しなかった。彼も同じように理解した。
同じように生活をし、時に言葉を交わし、時に力をぶつけ合い、魔物らしく生き始めた。
だが元が人がある事は変わらない。一部からはよく思われていない事も知ってしまった。
1年が経った頃、コレは場所を転々としながら旅人の様に生活してく事になった。

そして魔神出現から5年。コレは多くの場所を訪れて初めて多くの人が生活する国を見つけた。
連合国家首都ユニアス。そこでは未だに生き残ろうと、魔物達と戦う者が生きていた。
自分は果たして人か魔物か?それを知るためにコレはユニアスを観察している。
最終更新:2017年12月25日 19:46