【名前】エレイン・リゲル
【性別】女性
【年齢】24
【風貌】
闇夜の銅のごとく輝く長髪を靡かせ、青月長石色の瞳に戦士の気風を宿す人間の女。
鋼灰色の金属の胸当てと篭手、有鱗馬革の長靴、
それらを繋ぎ合わせるようなブルーグレーの綿の上下の衣服および、これと同材質の腰布を身に纏うことが多い。
【技能】
『近接戦闘技能』:
徒手格闘、剣術、短剣術など、優れた身体能力を活かし得るさまざまな技能を修得している。
洗練されているというより暴虐を体現するが如き闘法、環境に合わせたあらゆる手段を以て、敵対する魔を迎え撃つ。
『自我共融』:
自他の精神を融け合わせ、一方が他方を圧しきることで、一体となった両者の全存在を掌握する異能。
先祖返り的に備わった固有能力であり、魔物の襲撃に際し、偶発的に条件を満たしたことで初めて当人の知る所となった。
この力によって自らの一部とした魔物を右腕に飼い、有事にその力を開放することで人知を越えた膂力を発揮する。
これによる一閃は強力な切り札だが、魔物の存在を感知できる特殊技能を持つ者には、待機状態でも悟られる可能性がある。
【装備】
黎石の剣:
ユニアスから遠い東に座す鉱山の特産品である、
特殊な工程を経ることで、『所有者となる者にとっての最良の兇器』を象る性質を帯びる鉱石が変化する長剣。
普段は細長い八面体の形で腰に帯び、戦闘時に武装へと変化させる。
この一振りは剣を象ったうえで、対象を魔物に限定した『致死』『壊死』『腐蝕』の呪いが付与されており、
この剣で付けた傷の治癒を阻害し、死に至らしめるあらゆる可能性を増大させる。
とはいえ絶対的なものではなく、強大な魔物に対してはさして効果を発揮しないことも。
優位に立つことの望めぬ魔に、少しでも近づき滅ぼさんとするための武装。
鋼灰色の軽金属:
鋼にも勝る硬度と強度、軽石よりやや重い程度の比重を持った、微かに輝く軽金属。
堅牢であるが加工が難しく、加えて比重の問題から、無垢材は多くの武器種には向かない。
これを防具の素材に用いているほか、マルチユースの小刀を持ち歩いている。
【概要】
ギルド所属の遊撃兵。
フリーランスに近い立場のためか割と気安い性質で、ヒトの側にある様々な人々との交流を、浅くとも楽しもうとする。
魔物の襲撃で離散した一族の出で、戦う理由にはやや複雑なものもある様子がある。
ギルド内でも戦力としての評価は比較的高いが、右腕の秘密を知る者には疎まれることが多い。
そうした事情もあってか危険な作戦に積極的に志願し、常人であれば忽ちのうちに命尽きる様な状況を打開するために動く。
最終更新:2017年12月25日 19:51