『万華之邑』カザミスタン

食う者と食われる者、その連鎖を渡る者。
あらゆる毒物が凝縮する蠱毒の壺。
ここは食物連鎖が産み落としたシガテラの毒の皿。
キスメの躰に染みついた奇跡の星の匂いに惹かれ、
危険な奴らが集まってくる。
次回、ミッドヴィリームfrontier八話『妖花』
毒と薬は紙一重。

+薬と毒も紙一重。
毒も薄めれば薬となり、薬も過ぎれば毒となるように、
裏表に見える二つも、元をただせば同じもの
あらゆる命を拒否する、毒花生い茂る毒の丘。
だが、そこでしか生きられない命もある。毒草、毒花、そして…
次回、ミッドヴィリームfrontier九話『妖香』
毒を食らわば皿までも。


ケイオニア東部に存在する小都市。こちらで言うウクライナ・オデッサに相当する位置にある。
町の郊外に広がる広大な向日葵畑があって、町の住人はそこから取れるひまわりの種と、ひまわり油によって生計を立てている。
(家畜の飼料・燃料・食用油・鉄道用のディーゼル燃料ect…
そのため各家庭にはひまわり油の抽出のため一家に一つ必ず"カザン"と呼ばれる鉄製の大鍋があり、大事にされている。)
向日葵畑が広がっているのは町の南側で、東側には桜・梅の林、西側を流れる河の両岸には毎年彼岸花が咲き乱れる。
北側の丘は鈴蘭をはじめとした毒花が自生する危険地帯であり、町の者もむやみに立ち入ることはないが、たまに知らぬ者や薬草を求める薬師が足を踏み入れる。
ケイオニア先代女王の側近である、この人の故郷。