『ミラクルマニア 〜 マンデーマックス』



Miraclemania
Moon-D-MAXimum

-GONG-



◆ゲーム概要とストーリー
 本作はプロレスを題材とした作品。
 幻想町を拠点に活動するプロレス団体『GWC』と、その別ブランド団体『WMW』。年1回、8月第2週に開催される「マンデーマックス」を舞台に、GWC/WMW、ミッドヴィリーム、奇跡獣軍団の三つ巴の戦いを描く。





■操作方法
※レバー方向はテンキー参照

L1 R1
L2 R2
 
×

移動 ↑→↓←
ダッシュ ↑→↓←いずれかの方向を短く1回入力
弱攻撃
中攻撃 ×
強攻撃
ジャンプ
組み技 組んだ時、↑↓ or ←→+各攻撃ボタン
ハンマースルー 組んだ時、←→いずれかの方向+△
ダウン技 相手がダウン中に×
ピンフォール 相手がダウン中に○
相手を起こす 相手がダウン中に△
ポスト技 コーナーポスト付近で○、コーナー頂点で× or ○
アピール L1+R1同時押し





□システム
ゲージ関連
  • 体力ゲージ
 4周分となっており、ゲージが削られるたびに、■青■緑■黄■赤へと変化する。体力ゲージは相手に攻撃を当てると、若干ながら回復させることができる。

  • キレゲージ
 攻撃を受ける事によりゲージが溜まる。キレゲージが最大になると、一定時間キレた状態となる。一定時間攻撃力が上がる代わりに体力が回復しにくくなる。キレてから一定時間が経過するとキレゲージがリセットされて状態は元に戻る。

試合関連
  • クリティカル
 本作では特定のメンバーにクリティカル技が存在する。クリティカル技は一定確率でクリティカルが発生、その技の内容によってはKO、もしくはレフェリーストップとなる。クリティカルの種類はサブミッション、打撃KO、投げor叩きつけKO、締め技の「締め落とし」があり、サブミッションと締め落としの場合はその場でレフェリーストップ、KOは体力ゲージの残量に関係なくKOされ勝負が決する。
 また、ハードコアルールでの試合時、使用リングがバラ線爆破リングの場合は時限爆弾の爆発によるKOが起こりうる。

  • アピール
 トップロープ上、もしくはリング内でアピールできる。このアピールを行ってから必殺技を出すと、威力が少し上がる。

□ゲームモード
 ゲームモードは2つ。ストーリーモードと、日本全国をサーキットするサーキットモード、対人対戦のVS.モードの3つがある。サーキットモード、VS.モードでは1対1で対戦できるシングルマッチと、2対2で戦うことのできるチームバトルロイヤルの2つを選ぶ事ができる。

サーキットモード
 全9ステージ。博多からスタートし日本全国をサーキット(博多→岡山→大阪→京都→札幌→仙台→幕張→横浜→さいたま)していく。チームバトルロイヤルでは初期プレイアブルキャラの人数の関係で2回闘う事となる(1回目はランダムタッグ、2回目は正規タッグ)。最終戦は対ラスボスで固定される。

ストーリーモード
 本作ではミッドヴィリーム側、GWC/WMW側、奇跡獣軍団側の3勢力から選ぶ事ができ、各々の勢力に沿ったストーリーが展開される。要所の選択肢、特定の試合の勝敗、試合内容によってはストーリーが分差する。
 どの勢力でもいいのでグッドエンディングに1回たどり着くと、隠しキャラが解禁される。

VS.モード
 最大4人まで参加できる対人戦。

□ルール
 本作では5つのルールを採用している。ハードコア、シュートの2ルールはチームバトルロイヤルでは使用できない。

  • スタンダード
 従来のプロレスルールで行われる。GWCのスタンダードルールにおいては、決着はピンフォールとタップアウトは従来通りだが、場外リングアウトは10カウント(その代わりカウントは非常にゆっくり、両者共にリング外の場合は両者リングアウトにより失格)、タイムオーバー時の判定によってつく。体力ゲージ残量の多少はタイムオーバー時の勝敗判定と(チームバトルロイヤルでは2名の体力の合計量を比較する)、ピンフォールや関節技を受けた際の抵抗力を左右する。元気なうちなら抵抗できるが体力が少なくなるにつれ困難になり、完全に尽きてしまっていると脱出はまず不可能になる。

  • ハードコア
 いわゆるデスマッチ。GWCのハードコアルールにおいては様々なデスマッチリングで行われるが、本作では触れると感電ダメージを受ける「電流リング」と、一定時間の経過で時限爆弾が作動する「バラ線爆破リング」の2つに統一されている。
 後者のリングで使用される時限爆弾は回避不可であり、爆破によってリング内のレスラー全員が大ダメージを受ける。体力ゲージが赤以下の時に時限爆弾によるダメージを受けた場合、運が悪いとKOしてしまう。

  • シュート
 総合格闘技ルールで行われる。GWCのシュートルールにおいては六角形のオクタゴンリングを使用。KO、10カウント、タップアウトで決着となる。

  • ストリート
 主に廃ビルや駐車場で行われる。ルールはシュートルールに準ずるが違いとして、タップアウトによる決着が無く、凶器の使用が認められている点にある。

  • エクストリーム
 決められた反則攻撃以外の反則が無い、何でもありのルール。それ以外はスタンダードに準じているが、場外カウントと反則カウントが無いため延々と場外乱闘や反則ハメが起こりうる。





□登場キャラクター

■ミッドヴィリーム
『静寂と激情の戦士』
☆リムフォール
 本作ではリムコメット、リムフルールと共に、GWCの興行を観戦している最中に起きた奇跡獣軍団の襲撃に巻き込まれる形で、GWC所属レスラーの助っ人として参戦する事に。
 本作におけるニックネームは『静寂と激情の戦士』。紅葉をモチーフとした暖色のリングコスチュームを身にまとう。
 ファイトスタイルは打撃と関節技をメインとするシュートスタイル。必殺技は背中越しに相手の首を右肩に捕えて相手の首もしくは肩をマットに叩きつける「フリーフォール」と、高速で打撃技を叩き込む「メイプルラッシュ」。

『ブルータルフラワー』
☆リムフルール
 本作ではリムフォール、リムコメットと共に、GWCの興行を観戦している最中に起きた奇跡獣軍団の襲撃に巻き込まれる形で、GWC所属レスラーの助っ人として参戦する事に。
 本作におけるニックネームは『ブルータルフラワー』。白の旧型スクール水着を身にまとう。
 ファイトスタイルは反則お構い無しのラフファイト。GWC公認の凶器や持参の傘を使って相手を滅多打ちにしたり、各種パンチ技で相手をボコボコにするなど、おおよそ奇跡の戦士らしからぬ残忍なファイトを展開する。必殺技は相手をアルゼンチンバックブリーカー→カナディアンバックブリーカー→ハイジャックバックブリーカーと捕え締め上げる「フルールバックブリーカー」と、顔面への渾身のストレート「デンジャラスパンチ」。

『奇跡の申し子』
☆リムコメット
 本作ではリムフォール、リムフルールと共に、GWCの興行を観戦している最中に起きた奇跡獣軍団の襲撃に巻き込まれる形で、GWC所属レスラーの助っ人として参戦する事に。
 本作におけるニックネームは『奇跡の申し子』。東方原典における風祝衣装をプロレスのリングコスチュームにアレンジしている。
 ファイトスタイルはアメリカンプロレスをベースとした我流プロレス。自分だけが目立とうとするあまり、貧乏くじを引かされたり放送事故レベルのハプニングに見舞われる事があるが、絞める所はしっかりと絞める。必殺技はブレーンバスターの体勢で垂直に担ぎ上げ、振り子のように相手の背中をマットに叩きつける「ミラクル・ボトム」と、ダウンしている相手に対してロープ間を1往復してから肘を落とす「ミラクライズ・エルボー」。持ち技から元プロレスラー『ラッキー・スター』を意識している。

■GWC所属レスラー
『天翔ける昴星』
◆時雨つばさ
 奇跡獣の姿は「キセキプレアルベ」というツバメの怪人。ニックネームは『天翔ける昴星』。ツバメをモチーフとしたリングコスチュームを身にまとう。
 ファイトスタイルはハイフライヤー。GWCの別ブランド団体【WMW(World Miracle Wrestling)】にて活動。ニックネームに恥じぬ全プレイアブルキャラで最速のスピードを誇る反面、パワーは最弱で打たれ弱く、技のコマンドも少々難しいものが多い。
 必殺技はエプロンサイドからトップロープに飛び乗りロープの反動をつけてリング内の相手にDDTを繰り出す「メッサーシュミット」と、起き上がりこぶしにスープレックスを放つ「プレアデスエキスプレス」。

『ギリ悪ヤギさん』
◆牧神恋桜
 奇跡獣の姿は「キセキラァムート」というバフォメットの怪人。ニックネームは『ギリわるヤギさん』。バフォメットをモチーフとした覆面に白基調のリングコスチュームといういでたち。
 ファイトスタイルはヒール。GWCの別ブランド団体【WMW(World Miracle Wrestling)】にて活動。反則技といっても、ハリセンやゴムパッチンなどコミカルな凶器攻撃や、電気按摩などセンシティブな攻撃を行う。必殺技はロープの反動で戻ってきた相手にスーパー・キックを浴びせる「バフォメットホーン」と、じゃんけんの要領で相手にラッシュをかける「バフォメットじゃんけん」。バフォメットじゃんけんのグーは別名「牧神GOOD(ぼくしんぐ)」の名称で使用される。

■奇跡獣軍団
『クレイジーダンプ・二台目』
◀︎キセキスタンファロス
 ミッドヴィリームの本編シナリオにて浄化された奇跡獣「キセキスタンバンプロー」の息子で、シナリオ当時は人間の姿で父親の倒されていく姿を目の当たりにした。
 ファイトスタイルは暴走ファイト。「壊れたダンプカー」の異名を取るだけあって秒殺狙いのパワーファイトを展開する。必殺技は抱え上げた相手を超高角度からマットに叩きつける「トゥルーエンド」と、父親の代名詞といえる必殺のラリアット「ブロンコボンバー」。

『黒い森の呪術師』
◀︎キセキグリムリーガル
 呪術師ギミックで登場する狼モチーフの奇跡獣。元々は英国・ウィガンの炭鉱夫であったが、ミラクルパワーにより奇跡獣化。つばさ曰く「森から出てきたらいけない奴」。
 ファイトスタイルはアメリカンスタイル。持ち前の怪力が武器。関節技などの固め技はあまり行わず、立ち技をメインとする。
 必殺技はエアプレーンスピンの体勢から相手を空高く放り投げる「シュトゥルム・ウント・ドランク」と、強烈なスピアー「ルー・ノワール」。

『レッスル❤︎アイドル』
◀︎キセキマレフィフィスト
 人間時の姿は「ミス・スート」と名乗る女子レスラー。自らを『レッスルアイドル』と称している。ファイトスタイルは王道。大技を多用してのピンフォールを狙う。耐久力が極めて高く、体力ゲージを0以下にしてもピンフォールを2.9で返してくる。
 必殺技は急角度落下式のバックドロップ「キラー・インスティンクト」と、エルボーなどを織り交ぜたラッシュ「レッド・アンド・ブラック」。





□隠しキャラクター
 初期プレイヤーキャラでストーリーモードをグッドエンディング以上でクリアするとアンロックされ、サーキットモードなどで使用できる。

『褐色の狙撃手』
◇黒鉄ほむら
 現GWCディーヴァ(女子チャンピオンの称号)。ニックネームは『褐色の狙撃手』。WMWを主催し定期的に興行を開催している。青基調のアンミラ風リングコスチュームを着用。
 ファイトスタイルはパワーファイト。但しこの場合のパワーファイトというのは怪力自慢というわけではなく、突貫ファイトを思わせる息つく間もないラッシュを表す。必殺技は相手を抱え上げた後でジャンプして、前方に回転を加えつつ脳天をマットに突き刺す「アッシュ・2・アッシュ」と、ジャーマンスープレックスなどのバック投げからレインメーカーに持っていく「ゴールドラッシュ」。
 現在、ディーヴァの座を6度にわたって防衛し続けている。褐色肌なのは自身が湘南出身であり、サーフィングを趣味としているため。ストーリーモード、サーキットモードでは最後に登場する相手で本作の最終ボス。但し本作では奇跡獣軍団の撃退が目的のためノンタイトル戦扱いであり、勝ってもタイトルに変動は無く、プレイヤーキャラがミッドヴィリーム、GWC側の場合は奇跡獣軍団の撃退で幕を閉じる。 

『奇跡獣軍団総帥』
◆キセキホープレッスル
 奇跡獣軍団の元締め。
 本来の目的はレスラー同士の交流であり、乱入も本来ならプロレスのアングルとしての乱入であり、そこからGWC/WMW側との対抗戦に持っていくつもりだった。ところが、キセキグリムリーガル以外のメンバーが早合点し襲撃した事で収拾がつかなくなったばかりか、現場に居合わせたミッドヴィリームに異変認定されるなど散々な目に遭う。結果として三つ巴の戦いになってしまったが、対抗戦にもっていけれたのは結果オーライと見てもよかった。しかし、当の本人は意図しない展開に終始頭を抱えた。
 人間時の姿は「マスカラ・ハラパン」(ハラパン=インドネシア語で希望)と名乗る覆面レスラーで、かつてアメリカ南部に存在したプロレスのインディー団体に所属していた。
 ファイトスタイルはハードコア。必殺技はオーラを纏った手刀で脳天を叩き割る「ペダン・ハラパン」と、相手を羽交い絞めに抱え上げ、回転を加えつつ脳天をマットに突き刺す「ハラパン・テラヒール」。



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最終更新:2024年03月02日 10:59