ディムノワール


ただひたすらに、力を求めた。
まずは氷を、水を、風を、炎、雷、地、光も闇も…
足りない、まだ足りない…もっと、もっと力を!
それは『魔王』と呼ばれる類の生き方だ、と誰かから遠い昔に言われたような気がするが…
まあいい。それよりも力だ。何のために?思い出せないが、理由はきっとあった…はずだ。
全ての力を手にした後で、じっくり思い出せばいいだろう。
次回、ディストメアーズ編STORY-4『烏羽玉(うばたま)』。
全ての色を飲み込んで、無垢なる氷は黒に染まる。

DIM.Noir

「輝きを呑む黒い死神!・ディムノワール!」

ストーリー後半、凍結した霧の湖の氷の館に出現した
ディストメアーズの一人。
裏返った空間内部は溶けない氷で造られた城砦。内部にはそれぞれ色の違う十二の水晶の明かりで照らされている。明かりが増えるほど明るくなるが、すべての明かりを点けると色同士が混ざり合って黒い光を出すため、結果的に真っ暗になる。

源となった感情・夢は
チルノ/リムグラースの"誰よりも最強のヒーローになりたい"しかし"最強にはなれないかもしれない"という相反する二心。

殻となった悪人・悪神は
スラヴ神話に登場する"黒い神"という意味の名を持つ、夜と闇を司る神『チェルノボグ』。

外見はチルノにそっくりだが、髪と目の色は青みを帯びた銀色、漆黒の肌に尖った耳を持ち、右の頰から右腕にかけて金色の幾何学模様が浮かぶ。
背中からは十二枚のそれぞれ色の違う氷(水晶?)の羽根が生えている
銀色の肩当ての付いた黒いロングコートをまとい、サスペンダーを胸の前でクロスさせる。(FF7のセフィロスの衣装風)
ロングコートの右の袖は引きちぎられ、右手の爪は長く鋭く伸びている。
感情と表情豊かなオリジナルに対して、非常に無表情かつ無感動で、機械的な声音でしゃべる。

背の十二枚のクリスタルの翼はそれぞれ違う属性の力を内包しており、それをスイッチさせることで瞳の色が変わり、本体の属性も変わる。
(赤い翼にスイッチすると瞳が赤くなり、炎に強くなり火炎での攻撃が可能になる。)
ただしスイッチした属性以外の攻撃は行えず、逆の属性の力での攻撃に弱くなる。

必殺技は【ディストメア・ノワール・ディッセンバー】。
十二枚の羽を自身を中心に円状に展開した後、そこから全方位に異なる属性の光弾を撃ち出す技。

切り札は、【ディストメア・ノワール・ディストピア】。
すべての水晶羽根を体内に吸収し、全属性攻撃のダメージを吸収し自在に反射する攻防一体の無敵の技。
+ だが…
「なぜだ!?勝ち目はないんだぞ!?なぜ、オマエは絶望していない!?」
この技には、ひとつ致命的な弱点が存在する。

『魔王の義務』(ケーニヒス・オブリージュ)

一度この技を使用した場合、目の前の相手全てに"完全完璧な絶望"を与えなくてはならない。
この技によって"まだ絶望しきっていない"相手にとどめを刺そうとしてしまった場合、この技は無効となり
加えて、それまでに吸収したダメージがすべて己自身に返ってくる。

「アタイはサイキョウだ。カンペキでサイキョウでありつづける。それがアタイのギムだ。だから、アタイより弱いオマエはアタイではない…消えろ」
「オマエは思ったんだ、オマエはサイキョウではないと。安心しろ、オマエのぶんもアタイがサイキョウになってやる」

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最終更新:2024年05月23日 23:34