アレイスター・クロウリー

【元ネタ】史実
【CLASS】キャスター
【マスター】
【真名】アレイスター・クロウリー
【性別】男性
【身長・体重】190cm・77kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具C
【クラス別スキル】
陣地作成:B
 魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 目的の儀式に応じた祭壇として機能する“工房”の形成が可能。

道具作成:B
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 儀式に用いる器具・供物の作成と魔術書の執筆を得意とする。

【固有スキル】
自己暗示:B
 自身にかける暗示。精神攻撃への耐性をあげるスキル。
 Bランクであれば、肉体面に影響を及ぼし得るレベルの思い込みが可能となる。

使い魔(犬):D
 犬を使い魔として使役できる。
 契約は必要なく、思念を送るだけで可能。

【宝具】
『法の書(リベル・アル・ウェル・レギス)』
ランク:C+ 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 キャスターが発明した天使エイワスの概念が形を成した魔道書。
 天使エイワスが司る概念とは、クロウリーが布教させたセレマ(汝の意志することを行え)
 という哲学に他ならない。
 周囲のマナを吸収し天使の概念に沿う魔術を一工程で発動させる。
 該当する魔術はカバラ、黒魔術、占星術、錬金術の他東洋の秘術まで幅広い。
 大量の魔力と魔道書自体を破棄することでクロウリーを神格化されたセレマ=
 黙示録の獣(マスター・テリオン)の概念を被った魔人へと転化させる。

【Weapon】
『エセルドレーダ』
 “レディー・エセルドレーダ”。雌のブラッグハウンド。
 キャスターが最も信頼する使い魔であり、異常なまでの知性と残虐性を有する。
 体力も規格外であり、生前の彼女の行動半径は一晩で60kmにも及んだとされる。

【解説】
「獣666(マスター・テリオン)」。本名、エドワード・アレグザンダー・クロウリー。
イギリスのオカルティストで儀式魔術師。哲学者にして著述家、登山家、ボクサーでもある。
『法の書』を執筆し、これを聖典とする宗教にして哲学であるセレマを提唱した。
1875年にエクスクルーシブ・ブレズレン派(聖書の出来事をすべて真実とする分派)の
牧師の息子として生まれたクロウリーは、幼少からの厳格なキリスト教教育に反発し、
黒魔術やオカルティズムに傾倒するようになる。
23歳のとき、ケンブリッジ大学在学中に、魔術結社「黄金の夜明け」に入団するも
バイセクシャルだったため、教団を二分する争いを引き起こしてしまいまもなく脱退。
世界各地を放浪中、1904年に立ち寄ったエジプトで守護天使エイワスと接触。『法の書』を得る。

そこで、当時の救世主を求める無力な人間ではなく、人自らが意志を持ち神の域に目覚める
『セレマ(=汝の意志することを行え)』を再発見。これを布教すべく1907年ロンドンにて
魔術結社「A∴A∴(銀の星)」を設立し、『法の書』の研究と出版に努めた。

その後もドイツの「東方聖堂騎士団」やイタリア・シチリア島の「テレマの僧院」など
各地の魔術結社を転々とした後、1937年にイギリスに帰国。
一時はマスコミの報道などでイギリス政府にすら帰国を拒否された人物であったが、
晩年は世間からほとんど忘れ去られ、赤貧と麻薬中毒に苦しめられた後、
心筋退化及び慢性気管支炎を煩い、「俺は困った」と言い残して死去した。
彼の死後、弟子たちが執り行った異教式の葬儀が一大スキャンダルに発展しており、
当時の法務大臣は 「大英帝国の全史を通じ最も下劣かつ倒錯した人物の死」と評している。

仮にも人生の成功者とは言いがたい人物であったが、「セレマ」の布教やトート・タロットの製作、
数多の魔術書の執筆など、近代魔術の世界に大きな影響を残した人物である。

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最終更新:2015年01月08日 21:48