【元ネタ】史実
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】吉備真備
【性別】男性
【身長・体重】175cm・55kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷D 魔力A 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“神社”を形成することが可能。
道具作成:B
魔力を帯びた器具を作成できる。
呪札・霊札など、東洋陰陽思想の魔術礼装を作ることができる。
【固有スキル】
陰陽道:A
日本において独自に発展した魔術大系。
万物の吉兆を占い、怨霊や怪異などの災厄を退けるほか、
他者を呪ったり、また式神の使役や、結界構築に長じる。
厄除けの加護:A
悪疫退散の神である牛頭天王の加護。
病、およびそれに類する呪詛に対し、高い抵抗力を得る。
陰陽道スキルと組み合わさることで周囲にいる人間に対しても、同様の効果を与える。
軍略:C
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
【宝具】
『金烏玉兎集(きんうぎょくとしゅう)』
ランク:B+ 種別:結界宝具 レンジ:10~40 最大捕捉:500人
風水の神髄、陰陽五行の理が記されし陰陽道の聖典。
それは陰陽、すなわち天地の力を掌握する秘術の符の束であり、
天を覆えば太陽や月の、地を覆えば大地のあらゆる恩恵を吸収する事が出来る。
陰陽のみならず五行・十干・十二支あらゆる属性を飲み込む結界を生み出せるが、
対応属性の組み合わせによっては結界の強度が下がる可能性もある。
【解説】
豪族吉備氏の一族。備中国出身。
遣唐使となり、阿倍仲麻呂らと共に唐へ渡った。
唐では経書と史書のほか、天文学・音楽・兵学などを幅広く学び、
帰朝時には経書、天文暦書、日時計、楽器、音楽書、弓、矢などを献上し、
東観漢記をもたらした。帰朝後は聖武天皇や光明皇后の寵愛を得て、急速に昇進する。
地方豪族出身者としては破格の出世であり、学者から立身して大臣にまでなったのも、
近世以前では、吉備真備と
菅原道真のみである。
彼の才能に嫉妬した唐人によって、鬼が棲むという楼に幽閉されたが、その鬼というのが
真備とともに遣唐使として入唐した阿倍仲麻呂の生霊であったため、難なく救われた。
また、難解な「野馬台の詩」の解読や、囲碁の勝負などを課せられたが、
これも阿倍仲麻呂の霊の援助により解決した。唐人は挙句の果てには食事を断って真備を
殺そうとするが、真備が双六の道具で日と月を封じたため、驚いた唐人は真備を釈放した。
また、陰陽道の聖典金烏玉兎集を唐から持ち帰り、常陸国筑波山麓で阿倍仲麻呂の子孫に
伝えようとしたという。金烏は日、玉兎は月のことで「陰陽」を表す。
刃辛抄では、陰陽書刃辛内伝を持ち来たらしたとして、真備を日本の陰陽道の祖としている。
更に中世の兵法書では張良の六韜三略の兵法を持ち帰ったとして真備を日本の兵法の祖とした。
最終更新:2015年07月02日 01:34