マンサ・ムーサ

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】マンサ・ムーサ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・58kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷C 魔力D 幸運A+ 宝具B++
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:C
 マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
 ランクCならば、マスターを失ってから一日間現界可能。

【固有スキル】
数値膨張:EX
 インフレーション。
 経済において、物価を暴騰させた者が持つスキル。
 敵味方を問わず魔力消費とその出力を加速度的に上昇させ続ける。

黄金律:A
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 大富豪でもやっていける金ピカぶり。一生金には困らない。

黄金特権:A
 本来持ちえないスキルを、財を対価に購入する事で一定時間獲得する。
 購入できるのは専業スキルに限られるが、多岐にわたるスキルを獲得出来る。
 さらにランクがA以上の場合、非常に高い習熟度での獲得が可能。

【宝具】
『氾濫する黄金大河(ニジェール・インフレーション)』
ランク:B++ 種別:対文明宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
 アーチャーが保有する黄金の喜捨。黄金を魔力へと変換することで、
 人や物に対する強化や魔力を帯びた道具及び陣地の作成を可能とする。
 また、人やサーヴァントに対して「魔力の出力を大幅に上昇させる」ことで、
 過剰な魔力の暴走によって魔術回路、霊核を直接破壊する事も可能。

【Weapon】
『黄金』
文字通り、投げ捨てられるほど膨大な量の黄金。
アーチャーの意のままにのべ棒や砂金、金貨など様々な形で召喚される。
黄金はそれ自体が純度の高い魔力塊であり宝具としても使用できるが、
その重量は直接投げられるだけで十分脅威となり得る破壊力である

【解説】
14世紀のマリ帝国全盛期に在位していた国王。
現在の価値にておよそ35兆円の総資産を保持した人類史上最大の金持ち。
メッカ巡礼の旅では黄金を散財し、これによりカイロの金相場は暴落。
以後10年も続くインフレが生じた。

巡礼の際、ムーサの一行は家臣6万人、奴隷1万2千人以上からなっていたと報告されている。
奴隷は皆4ポンドの重さの金の延べ棒を持ち、家臣達は絹の服を着て黄金の杖を持ち、
旅荷を持たせた馬の隊商を連れていたという。
ムーサはこの巡礼の旅に必要な一切の費用を出し、お供や家畜らの食料を賄った。
そして巡礼時のムーサは、褐色で体格の良い好青年だったという。

敬虔なイスラム教徒で、トンブクトゥやガオに多くの学校や礼拝堂を建設した。
また広く臣民の声を聴くべく、王宮内に美しく装飾された接見の間も建設させたという。
帝国の主要都市群では都市文明が萌芽し、この隆盛が南ヨーロッパの商人にも伝わった。
父の代より受け継がれたトンブクトゥの地はイスラームの学術都市としてのみならず、
交易都市としても世界に世界にその名を馳せるのであった。

彼の惜しみない投資によるマリ帝国の隆盛は、諸外国の文献では高く評価されたが、
散財を極めた彼の一生は西アフリカの伝統から逸脱しており、
口頭伝承においてその名を聞くことは滅多にない。


【出演SS】

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最終更新:2016年05月10日 00:52