【元ネタ】史実・今昔物語
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】碓井貞光
【性別】男性
【身長・体重】212cm・90kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久C+ 敏捷D 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
道具作成:C+
魔力を帯びた器具を作成できる。
武具や社殿の作成に特化されており、
武具に神仏の加護を付与することができる。
陣地作成:A
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
“工房”を上回る“寺院”の建立及び宝具の基点となる“霊泉”を引き当てる。
通常時でも“霊泉”は味方の魔力やバッドステータスを癒す効果がある。
【固有スキル】
十種勝利:EX(-)
十一面観音の加護により得られる、現世利益の体現。
幸運のステータスが上昇し、即死に関するST判定が自動成功する他、
各種スリップダメージを無効化し、武器からのダメージを半減する。
しかし『来世果報・四種功徳』の発動により、このスキルは失われる。
自在力:-(A)
仏教の教えを基盤とする、煩悩の束縛から解き放たれた者が行使する魔術。
その性質上、煩悩の権化たる霊的・魔的なモノに対し絶大な威力を誇り、
天道より下位の者から受ける攻撃の威力を半減する効果を持つ。
『来世果報・四種功徳』の発動によりキャスターはこのスキルを獲得する。
単独行動:-(EX)
マスター不在でも行動ができる能力 。
固有結界“極楽浄土”が維持されてる限り、無制限に現界し続けられる。
【宝具】
『災禍寂滅・瑠璃光浄土』
ランク:C 種別:対陣宝具 レンジ:- 最大捕捉:-
開湯の折に奉った自身の守り本尊である薬師如来の加護の顕現。
陣地作成で得た霊泉の癒しの力は、
如来の加護を得ることで浄化の力に昇華させる。
人道よりも下の位階の者に恐怖を与え、霊泉に触れた妖魔や邪気、
人ならざる存在の魔力を浄化し洗い流す。
『来世果報・四種功徳』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
死後にもたらされる十一面観音の加護。
死亡時に一度のみ完全な状態で復活し、如来の自在力の体現として
固有結界“極楽浄土”を得る。
“極楽浄土”展開中、キャスターは「自在力:A」、「単独行動:EX」を取得する。
【Weapon】
『無銘・大鎌』
碓氷峠に住み着いた大蛇を退治した際に用いた大鎌。
蛇殺しの属性を帯びている。
『石切丸』
酒呑童子を退治した際を用いた太刀。
魔性殺しの属性を帯びている。
【解説】
『今昔物語』に
源頼光の家来としてその名が記されている、頼光四天王が一人。
生まれは碓氷峠付近とする説と相模国とする説がある。
また名前も平姓とも橘姓とも云われる。
初名は貞通、通称は荒太郎であり、力試しの石を持ち上げては膂力を鍛えたという。
ある日、貞通の飼っていた牛が峠道を踏み外し、谷底まで転げ落ちてしまう。
しかし彼は慌てることなく谷を下り、荷物を積んだまま牛を軽々と背負って登った。
その様を見た旅の武士に「是非とも我が主に仕えてほしい」と請われ、
貞通は勧めに従い上洛し、その主である源頼光の下修行を積み武将になったという。
大江山の酒呑童子退治でも有名であるが、そのほかにも様々な逸話を有する。
貞光が越後から上野へと向かう道中、野宿した先で読経をしていると、
「汝が読経の誠心に感じて四万の病悩を治する霊泉を授ける。我はこの山の神霊なり」
とのお告げを受けた。そこで彼は周囲を調べたところ温泉を見つけたのであった。
この時のお告げが、上毛かるたで名高い「四万温泉」の由来になったといわれている。
またある時、碓氷峠に巨大な大蛇が住み着いて人々を苦しめていた。
そこで碓井貞光は十一面観世音菩薩の加護のもと、大鎌を振るって大蛇を退治すると、
碓氷山定光院金剛寺を建立し、そこに観音菩薩と大蛇の頭骨を祀ったといわれている。
そして童話『金太郎』では樵に身をやつし、強い人材を求めて旅をするさなか足柄山で
金太郎を見いだして源頼光のもとへ連れて行くという役割を与えられている。
この時、人喰いの山姥である金時の母親を討ち取っている。
【キーワード】
『十種勝利』
十一面観音が現世にて齎すとされる御利益。
- 離諸疾病(病気にかからない)
- 一切如來攝受(一切の如来に受け入れられる)
- 任運獲得金銀財寶諸穀麥等(金銀財宝や食物などに不自由しない)
- 一切怨敵不能沮壞(一切の怨敵から害を受けない)
- 國王王子在於王宮先言慰問(国王や王子が王宮で慰労してくれる)
- 不被毒藥蠱毒。寒熱等病皆不著身(毒薬や虫の毒に当たらず、悪寒や発熱等の病状がひどく出ない。)
- 一切刀杖所不能害(一切の凶器によって害を受けない)
- 水不能溺(溺死しない)
- 火不能燒(焼死しない)
- 不非命中夭(不慮の事故で死なない)
『四種功德』
十一面観音が来世にて齎すとされる果報。
- 臨命終時得見如來(臨終の際に如来とまみえる)
- 不生於惡趣(悪趣、すなわち地獄・餓鬼・畜生に生まれ変わらない)
- 不非命終(早死にしない)
- 從此世界得生極樂國土(今生のあとに極楽浄土に生まれ変わる)
最終更新:2017年05月01日 20:47