【元ネタ】現実という名の黙示録
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】常世神(アゲハチョウの幼虫)
【性別】どちらもいる
【身長・体重】0.3~4.5cm・0.000001~0.002kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷E 魔力B 幸運EX 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:-
常世神はてふてふの幼虫であり、人格なんか存在するわけがない。
従って理性も存在しないため、理性を引き換えにパラメータを上昇させる事は出来ない。
【固有スキル】
変化(偽):A
変態。
卵・蛹の過程を経ることなく、幼虫形態と成虫形態を一工程で切り替えられる。
成虫形態では敏捷が2ランク上昇するが、敵に捕捉・捕獲されやすくなる。
黄金律(偽):B+
人生おいて金銭がどれほどついて回るかの宿命ではなく、
信仰による金銭欲の充足を他者に与える、
精神汚染の源。
自らを信仰した者にBクラス相当の精神汚染を付与する。
大富豪をも超える満足を与えることができるが、
実際は金銭面において有利な修正を得るどころか破産する。
神性:D
「常世の木」に宿る常世神としての弱い神性。
どれだけ葉っぱを摂取しても体型が変わらず、脱皮もしない。
雪や霜に負けず生い茂り、保存性の良い実を付ける橘の葉を食べる芋虫は、
不老不死の仙薬の元となる実のなる木に宿る神として信仰されることもあった。
単独顕現:E
幼虫の姿でも自立せざるを得ない。昆虫の世界はシビアである。
……運が良ければ、成虫になるまで人間に飼ってもらえる。
厳密には、「常世の木」の葉を食べたことによる不死性を示している。
【宝具】
『異端神・揚羽乱舞(いもむしだいすき)』
ランク:A 種別:対衆宝具 レンジ:1-2 最大捕捉:1人
かつて人心を惑わした新しい神の権能。
茎を這い、葉を食む愛くるしい御姿は見た者の心を狂わせ、一心不乱の信仰を始めてしまう。
レジストに失敗した場合、身に持った全ての財を喜捨しながら、幼虫を讃え歌い、舞い踊る。
その際の踊りにはこの宝具と同様の効果があり、狂騒は集団パニック的に広がっていく。
『防御式・臭角射出(いもむしはくさい)』
ランク:C+ 種別:対人・対衆宝具 レンジ:0-1 最大捕捉:1人
身の危険を感じた芋虫から飛び出る、体液の詰まった黄色い器官。
物理・魔力を問わずバーサーカーが自身並びに周囲に強い衝撃を感知すると発動する。
判定に成功した場合、現在行われている戦闘・イベントを強制的に中断するが、
強い悪臭と見た目の醜悪さにより『異端神・揚羽乱舞』の効果がリセットされる。
【Weapon】
『糸』
口から出すねばねばした糸。
【解説】
熱帯を中心に南極大陸を除く全ての大陸に生息する、アゲハチョウ属の幼虫。
孵化してすぐの一齢幼虫は黒褐色のケムシといった風貌だが、脱皮をするにつれ
体表の突起はなくなり、黒地の表皮に白色の帯模様が混ざる鳥糞様の体色に変化し、
最後の脱皮で緑色の体に蛇の目を髣髴とさせる白黒の目玉模様を胸部に持つ、
世に言う青虫として有名な姿へと変貌し、急激に成長する。
幼虫は頭部と胸部の間に臭角と呼ばれる1対の角を体内に有しており、
強い衝撃を受けると体を反らし、体液の圧力を利用してその角を反転させ、突き出す。
角の表面からは強い臭い物質が分泌されており、その悪臭で外敵を撃退する。
日本では主に、ナミアゲハと呼ばれる種類がアゲハチョウとして広く知られており、
平氏一門ではこれの成虫を図案化した揚羽紋が家紋としてよく用いられているなど
日本人に馴染み深い昆虫であるが、幼虫はミカン科の植物の葉を食草とすることから、
農業面では柑橘類の害虫として扱われる。
また、橘の木は古代日本で信仰されてきた「常世の国」に生える木とされており、
古い時代にはこの植物葉を食すアゲハチョウの幼虫を「常世の神」として信仰する
新興宗教が富士川近辺で起こり、都にまで広まって世を乱したとされている。
最終更新:2017年07月30日 18:57