【元ネタ】史実
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】ティムール
【性別】男性
【身長・体重】170cm・62kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷E- 魔力D 幸運A+ 宝具A-
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。
ティムールの場合、理性は失われておらず、元の理知的な彼のままである。
だがその精神は異常なまでの繁栄欲の発露で道徳的に破綻している。
自国の領土が繁栄する為なら他のあらゆる領土を蹂躪、女子供であろうと無慈悲に虐殺し、利用価値がある者は決して逃さない。
その姿はさながら制御不能な建設機械のようである。
【固有スキル】
騎乗:A+
騎乗の才能。獣であるのならば幻獣・神獣のものまで乗りこなせる。ただし、竜種は該当しない。
カリスマ:A
大軍団を指揮する天性の才能。
最高峰の人望と恐怖による支配。
軍略:B
一対一の戦闘ではなく、多人数を動員した戦場における戦術的直感力。
自らの対軍宝具の行使や、逆に相手の対軍宝具に対処する場合に有利な補正が与えられる。
吉兆の支配者:B
歴史家の著した年代記において彼を称した雅号。
判定の失敗時に一度だけ判定をやり直す事ができる。
幸運を呼び寄せ、行動をより確実なものにするスキル。
但し得るのはあくまで幸運だけであり、実現にはそれに見合う彼自身の能力が必要となる。
【宝具】
『死塔築きし轢殺の王(ティムーリ・ラング)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ティムールが駆る軍馬と死体の首を繋ぎ合わされた人形による虐殺走法。
王の号令により首人形達が軍馬の後に続き王に逆らう者共を轢殺する。
この宝具により倒された相手は首人形の一部となり、より強大な宝具となる。
首人形達は平時は塔のような形態を取り周囲の状況を王に知らせる。
『壮麗なりし蒼穹の都(サマルカンド)』
ランク:B 種別:対軍宝具/対城宝具 レンジ:99 最大捕捉:700人
征服地から多くの物資や人材を連行しその地の文明を停滞させた一方で首都を大いに発展させた逸話の具現。
自らが定めた土地を己が領土とし、そこに"首都"を築き上げる。
敵陣にて略奪した物品やティムールに屈服した領民から魔力を吸い上げることで様々な施設が建造され、文明レベルを向上させていく。
文明が発達するに従いより高度な施設が建造され、都市から要塞都市へと開発されていく。
『禁断なりし戦禍の棺(グーリ・アミール)』
ランク:A- 種別:対人宝具 レンジ:ー 最大捕捉:ー
墓を暴くものへの呪いの言葉が記された、ティムールが眠る棺。
20世紀にソ連の調査で禁が破られると、呪いは第三帝国の侵攻として成就した。
『壮麗なりし蒼穹の都』の文明レベルが一定以上で築かれる霊廟内に安置され、
ティムールの死後、その魂は棺に入り二日後に蘇生する。
また、霊廟に侵入した者を触媒に、その者にとって最悪の敵となる英霊を召喚する。
召喚される英霊は自由意志の無い守護者のような存在であり、ただ侵入者を排除するためにのみ行動する。
【Weapon】
『軍馬』
文字通り彼の足となる馬。
英霊馬ではないが戦闘時に十二分以上に働き、ティムールの敏捷を2ランク上昇させる。
【解説】
モンゴル帝国の半分に匹敵する領土のティムール帝国を一代で築き上げた中央アジア史に残る軍事的天才。
史家が著した年代記では、ティムールは「サーヒブ・キラーン(「吉兆の合(吉兆の星である金星と木星が太陽と重なる天文現象)の支配者」)」の雅号で呼ばれている。
若年期のティムールは確かな情報は無いが貧しい貴族の出でありながら、彼の人格に惹かれ様々な人物が集まり、最終的に300人からなる強盗団を結成した。
その後、勢力を伸ばしたティムールは各地を征服しオスマン帝国や明朝征服にも意欲を伸ばしていった。
人物像としては優れた暗記力と冗談や嘘を好まない性格であり、同時に字が読めないがそれを補ってあまりある教養を持っており、学者の他に建築家や職人にも敬意を払っていた。
酒を好む等、敬虔なムスリムとは言えないがムスリムとの自覚はあったようで非ムスリム虐殺を楽しみ、ムスリム指導者を重用するといった面もある。
虐殺については本来禁じていたが反抗の兆しが見えると解禁し、子供までも対象に入れ「彼らに対する慈悲の思いが湧かなかった」として親の懇願を却下し虐殺したエピソードも残る。
とはいえムスリム学者や商人といった「有用」な人材は対象外となっている。
彼の業績として名前があがるのはサマルカンドの建築であるが、建築の為に征服地から人材が一か所に集められた強引な物でありダマスカスは数世紀の停滞を余儀なくされた。
そしてオカルトとして有名なのは禁断の棺の話がある。ティムールの棺には「私が死の眠りから起きた時、世界は恐怖に見舞われるだろう」という言葉が刻まれていたが、棺の蓋は開けられて調査が実施される。
棺の内側に文章を発見し、解読した結果「墓を暴いた者は、私よりも恐ろしい侵略者を解き放つ」という言葉が現れた。
その調査から二日後にドイツが調査をしたソ連に対し作戦を開始し、その後ソ連はティムールの遺体をムスリム式の葬儀で丁重に再埋葬し鉛で封をした。
最終更新:2023年11月25日 01:42