【元ネタ】史実
【CLASS】
セイバー
【マスター】
【真名】西郷隆盛
【性別】男性
【身長・体重】181cm・109kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷E 魔力D 幸運A- 宝具B+
【クラス別スキル】
騎乗:E-
乗り物を乗りこなす適性。セイバーを乗せられる馬はいなかった。
重度の肥満と象皮病を患っており、現代の車両でも運転は困難である。
対魔力:D
宝具に収載されている複数の「村正」による僅かな守護。
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
神秘の薄い時代の英霊であり、セイバーのクラスにあるまじき低さを誇る。
【固有スキル】
カリスマ:B
志を共にする仲間とは死を厭わない強固な繋がりを持つ。
セイバーのそれは国家運営の一翼を担うほどであり、王でないものとしては破格のものである。
維新の英雄:A+
幕末という動乱の時代を駆け抜け、明治維新という史上稀にみる一大改革に貢献し、「維新三傑」の一人とも言われるセイバーに与えられた特別なスキル。
心眼(真):B+
修行・鍛錬によって培った洞察力。
窮地において自身の状況と敵の能力を冷静に把握し、その場で残された活路を導き出す“戦闘論理”
逆転の可能性が1%でもあるのなら、その作戦を実行に移せるチャンスを手繰り寄せられる。
セイバーのそれは戦闘に限らず、大局を転換させる場合においてこそ真価を発揮する。
【宝具】
『南洲遺愛刀台帳(なんしゅういあいとうだいちょう)』
ランク:C+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~20 最大補足:63人
セイバーが所有した刀剣の銘を書き記された目録。
台帳に載録された刀剣は自在に取り出せ、周囲を自律して動き出す名刀蒐集家の粋とも言える宝具。
取り出された刀剣は所有者の太刀捌きをそれぞれを独立して模倣し、間合いを問わず攻防一体の剣戟を繰り出す。
この台帳の機能は正確には収蔵品を取り出すのではなく、記録した刀剣を呼び出す招致状。
召喚術の一種であり、セイバーが正しい銘と価値を理解し、また刀剣の所有者の貸し出す許可がなければ成立しない。
その為、実質的に生前に剣の煌めきと生き様を互いに目に焼き付けた維新の英雄達の間にのみ成立する動乱の歴史と絆を象徴する宝具。
この「剣豪使い」としての在り方こそが生前剣を握ることを諦めたセイバーを最優の座に据えている。
『討幕の密勅(とうばくのみっちょく)』
ランク:B+ 種別:対人/対界宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
朝廷より薩長に秘密裡に下された最後の将軍・徳川慶喜討伐の詔書。
歴史上において抜かれることのなかった懐刀にしてセイバーの生涯を具現化した概念武装。
あらゆる状況を才覚と人徳で打破するセイバーの在り方を示す刃であり、真名解放と共に引き抜けば体制の守護者である英霊への特攻となる。
その真価を発揮するのは歴史の転換点や結界内部、あるいは聖杯といった領域における魔力の運営法則が固定化された状況において、「法」そのものを断つことで時代を強制的に進ませる役目を持つ。
時代を停滞させる源たる因果の天中殺を切り裂き、変革する維新の英傑に与えられた斬込みの一刀。
【解説】
「維新の三傑」の一人。軍人・政治家。
下級薩摩藩士の長男として誕生するも才覚を取り立てられ藩政に関わる。
藩主の死後、失脚し、二度に渡り流罪に科されるも薩英戦争の勃発を知り密かに帰還。
放免された西郷は佐幕派として禁門の変を収める傍ら、武力で倒幕を成そうと秘密裏に薩長同盟を締結。
「倒幕の密勅」を降下するも、その前後に大政奉還がなされ名分は失われた。
そこで西郷らは「王政復古の大号令」を掲げて戊辰戦争を勃発。
江戸へ向けて進軍。明治新政府が勝利したことで日本統治の正当性を国際的に認められることとなった。
その後は参議に就任し、廃藩置県、学制の制定、陸海軍省の設置などに貢献、陸軍元帥となった。
また明治天皇の教育者として2年間厳しく務め、明治帝も飾らない彼を慕った。
しかし征韓論を巡った政変で鹿児島へ下野。
私学校を独立勢力と目され、暗闘や陰謀に巻き込まれる形で挙兵。
かつての英雄は逆賊の大将として維新後最大の内戦、西南戦争を引き起こした。
その最期は激戦となるも大敗。「ここでよか」と部下に言い残して自刃し、介錯を受けた。
最終更新:2023年11月03日 23:03