チェーザレ・ボルジア

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】チェーザレ・ボルジア
【性別】男性
【身長・体重】178cm・69kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運D 宝具C++
【クラス別スキル】
気配遮断:C+
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
 ただし、毒を忍ばせる場合はこの限りではない。

【固有スキル】
無辜の怪物:B
 悪徳者の代名詞たるボルジアの寵児。
 本人の意思や姿とは関係なく、風評によって真相をねじ曲げられたものの深度を指す。
 アサシンの場合は一族と自身に纏わる憎悪・恐怖の影響を受け、より奸智に優れる悪魔じみた人物と化した。

マキャヴェリズム:A++
 「君主論」に由来する国家、延いては自身の利益のためならば非道な手段をも躊躇わないという思想。
 保有者の合理的・冷徹な判断力と行動にランクに応じたプラス補正がかかり、高ランク保持者には「鋼鉄の決意」が複合される。
 提唱者マキャヴェッリにその理想像として謳われたアサシンは極めて高いランクで当スキルを保有する。

情報抹消:C
 対戦が終了した瞬間に、目撃者と対戦相手の記憶からアサシンの能力・真名・外見特徴などの情報が改竄される。

【宝具】
『優雅なる冷酷の蟲毒(カンタレラ・マキャヴェリーズモ)』
ランク:C++ 種別:対衆宝具 レンジ:1~99 最大補足:20人
 ボルジア家が用いた秘伝の毒薬、あるいはアサシンが巡らす権謀術数の手駒(トークン)。
 彼の手で作り出されたソレは語源の一説ともされる土斑猫の如くその性質、毒性、形態をも変化させる。
 生命体やサーヴァントに接触すればその命を脅かし、建物に触れれば腐食によりその堅牢さを奪い去る。
 そして集団に混じれば組織を内より崩す「獅子身中の虫」となって敵対勢力を破滅に導く。
 正体不明の毒薬という肩書は仮の姿に過ぎず、非道の象徴にして非道を為す操り人形としての在り方がこの宝具の本質である。

『緋衣を裂き征め、獅子心の狐狼(アウト・チェーザレ・アウト・ニヒル)』
ランク:B- 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 青年時代のアサシンが理想とする光景を刀身に刻み込んだとも伝えられる宝剣「剣の女王」が、彼の歩んだ覇道との融合により昇華された宝具。
 真名解放によってアサシンの行動に伴うプロセスを一部抹消し、最も確率の高い結果を手にする。
 彼の才覚により発動すればほぼ確実に最良の結果を得られるが、消し飛ばされた過程という負債はかつて隆盛の絶頂にあったアサシンを失墜させた病魔の形を取り、降りかかる。
 この病は真名解放の回数に応じて累積する他、「病弱」スキルに近い性質を持ち、通常の手段での回復は困難を極める。
 心身を蝕む病毒にアサシンが屈服した時、彼の覇道が途絶えることは必定である。

【解説】
 イタリア・ルネッサンス期の人物。その冷酷さによってロマーニャに秩序を齎した理想的な君主とされ、妹ルクレツィアと共に数々の陰謀を巡らせたと噂される。
 後に教皇アレクサンデル6世となる父ロドリーゴの後ろ盾により幼い頃から教会の要職に就き、やがて枢機卿、騎士、公爵の地位にまで登り詰めた。
 軍事の才にも優れ、リミニやペーザロに進軍した際にチェーザレを恐れた領主が彼の到着前に次々と遁走しいずれも無血入城を果たしたという。
 しかしある時ローマに進軍した際に父と共に原因不明の重病(マラリア説が有力だがボルジア家秘伝の毒薬カンタレラを誤って服用したとも)に罹り、
 判断力の落ちたチェーザレは父の次の次に教皇となったユリウス2世と密約を交わしたが反故にされ虜囚の身となる。
 収監されていたモタ城から脱出したチェーザレは義兄フアン3世が統治するナバーラ王国に逃れたが、ナバーラ王国とスペインとの戦争に軍の一部隊を率い参戦し戦死。享年31歳。

 余談だが万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチを建築技術監督兼軍事顧問として行動を共にしていた時期がありチェーザレはレオナルドを最も親しい友人と呼び、
 レオナルドの方も新兵器やチェーザレの肖像画らしきデッサンなどを残したが彼(彼女)がチェーザレ個人をどう思っていたかは不明である。
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最終更新:2023年11月03日 22:41