【元ネタ】『平家物語』、『源平盛衰記』、『愚管抄』
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】平清盛
【性別】男性
【身長・体重】200cm・120kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運D 宝具EX
【クラス別スキル】
復讐者:A
復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
忘却補正:C
人は多くを忘れる生き物だが、
復讐者は決して忘れない。
忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
自己回復(魔力):A
復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
魔力を微量ながら毎ターン回復する。
【固有スキル】
呪術:A
ダキニ天法。
地位や財産を得る法(男性用)、権力者の寵愛を得る法(女性用)といった権力を得る秘術や死期を悟る法がある。
『源平盛衰記』によればアヴェンジャーはダキニ天の力を用いた修法によって権力を握ったとされる。
神性:D+
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
『源平盛衰記』に曰く、龍の一族とされる平氏だがその氏神である宗像三女神の一柱、市杵島姫は龍神の化身ともされる弁才天と同一視される。
一方でアヴェンジャーは宗像三女神の母である天照大神の直系の落胤ともされ、天照大神の神性に刺激される形で龍神の血が活性化している。
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。事実上、現代の魔術師ではアヴェンジャーに傷をつけられない。
魔力放出:A-
武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出することによって能力を向上させる。いわば魔力によるジェット噴射。
龍神に由来する炉心を有するアヴェンジャーだが、一種の隔世遺伝による発現のためか出力が不安定であり、
過剰に魔力を放出すれば炉心は溶融し、溢れ出た魔力によって大地震が引き起こされるだろう。
龍の覇気:B+
怪異を霧散させ、潮の満ち引きも鎮める、竜種としての血統に由来する自然干渉能力。
強力なスキルだが宝具による暴走・自滅の可能性を著しく上げるデメリットもある。
【宝具】
『邪龍転身・焼病之図(じゃりゅうてんしん・ひのやまいのず)』
ランク:EX 種別:対人宝具(自身) レンジ:0 最大捕捉:1人
地を揺らし、灼熱を放ち、源氏への怨念を鱗とする邪龍への転身。
結界などの魔術的な領域をも粉砕する人の身の限界を超えた筋力。
超高温の炎と熱波として放たれるマナの奔流。
攻撃を受ける度に源氏への憎悪を宿した毒炎が噴き出す異形の龍鱗。
単身で一軍を灰燼に還す程の規格外の宝具であるが、
歩き回って行動するだけでも「竜の炉心」による恒常的な魔力供給を上回って減るほどに絶大な高燃費を誇り、
更に濫用すればする程、力の制御が難しくなり、暴走した己の火力で自滅する危険性が高くなる。
【解説】
平安時代末期の武将にして公卿。日本初の武家政権たる平氏政権を打ち立てた人物。
伊勢平氏棟梁の嫡男として生まれ、平氏棟梁となる。
保元の乱での功績により天皇の信頼を得て、平治の乱で勝利者となり急速にその政治的地位を高めていった。
天皇・上皇の双方に仕えることで磐石の体制を築いていき、全盛期においては平氏一門は全国に500余りの荘園を保有し、
日宋貿易によって莫大な財貨を手にし、平時忠に「平氏にあらずんば人にあらず」といわしめさせた。
治承3年(1179年)11月14日、清盛は福原から軍勢を率いて上洛し、クーデターを決行する。
かねてより平氏に不満を抱く素振りを見せていた後白河法皇を鳥羽殿に幽閉するにいたった。
そして治承4年(1180年)2月、高倉天皇が譲位、言仁親王が天皇の地位を受け継ぎ、
安徳天皇となる。
安徳天皇の母は清盛の娘・徳子であり、名目上は高倉上皇の院政であったが、実際は平氏の傀儡政権であった。
加えて法皇を幽閉して政治の実権を握ったものの、これにより多くの反平氏勢力を生み出すことになる。
後白河法皇の第3皇子・以仁王の挙兵が平氏への反抗の第一波となり、
更に諸国の源氏に挙兵を命じるために以仁王が発した令旨が全国各地に飛び火し、
伊豆に流されていた
源頼朝、武田信義を棟梁とする甲斐源氏、信濃国においては木曾義仲が挙兵する事となる。
そして治承5年(1181年)2月26日に清盛は謎の熱病に罹り、その後死亡する。享年64であった。
『平家物語』においては「葬儀などは無用。頼朝の首を我が墓前に供えよ」と遺言を残したとされている。
最終更新:2024年03月08日 10:43