【元ネタ】『日本書紀』、民間伝承
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】両面宿儺
【性別】-
【身長・体重】170cm・54kg(姉)、170cm・64kg(弟)
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:B
魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。
【固有スキル】
化外の魔:A-
英雄や神が朝廷から排斥されるうちに魔に転じてしまった
無辜の怪物の一種。
血統と過去そのものを呪いによって狂わされ人外に位置付けられた土蜘蛛共の末路。
変化、怪力、
反骨の相、
魔力放出等との混合スキルであり、人の領域から外れた魔性を宿す。
しかし、宝具の発動中は仏の化身としての側面が強調されるため効果が半減される。
神性:C
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
観音菩薩の化身とされるが、怪物として零落しているためランクが低下している。
十種勝利:B
観音菩薩の化身としての現世利益の体現。
幸運のステータスが上昇し、即死に関するST判定に有利な補正が得られる他、
各種スリップダメージを大幅にレジストし、武器からのダメージを軽減する。
怪物として零落しているためランクが低下している。
自在力:C
仏教の教えを基盤とする、煩悩の束縛から解き放たれた者が行使する魔術。
その性質上、煩悩の権化たる霊的・魔的なモノに対し絶大な威力を誇り、
天道より下位の者から受ける攻撃の威力を軽減する効果を持つ。
怪物として零落しているためランクが低下している。
コンビネーション:EX
特定の相手と共闘する際に、どれだけ戦闘力が向上するかを表すスキル。
元々同一の存在であるこの双子の場合は五感に頼らずとも超自然的に完全・完璧な連携を取る。
宝具『蓮華王・両面宿儺』もこのスキルあっての宝具と言えるだろう。
【宝具】
『蓮華王・両面宿儺(れんげおう・りょうめんすくな)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:2人
伝承に語られる両面四臂の異形の巨人へと変貌する宝具。
通常時は別々の独立した肉体を有する双子の姉弟の姿を取っているが、真名解放により十一面千手観音としての力の一端を一時的に取り戻す。
文字通りの一心同体となり、化外の魔とコンビネーション以外のスキルランク及びステータスが倍化される。
【Weapon】
『鉾・錫杖・斧・八角檜杖』
宝具『蓮華王・両面宿儺』の発動に合わせ、サイズが変化する。
【解説】
『日本書紀』においては仁徳天皇65年の条に登場する飛騨国の異形の怪人。
曰く一つの胴体にそれぞれ反対側を向く二つの顔があり、頭頂は合してうなじがなく、膝はあるがひかがみと踵がなく、計八本の手足を持っていた。
力強く軽捷で、左右に剣を帯び、四つの手で二張りの弓矢を用いた。
皇命に従わず、人民から略奪することを楽しんでいたゆえに、武振熊命によって討たれたとされる。
この異形は皇命に従わない勢力に対する蔑視を込めた形容ともされる。
このように『日本書紀』においては凶賊として扱われる宿儺だが、飛騨から美濃にかけて点在する様々な伝承は『日本書紀』の内容と異なる部分も多い。
例えば両面宿儺は単なる凶賊ではなく官軍に討伐された飛騨の豪族とされ、
更には毒龍や悪鬼を退治し、寺院の縁起に関わるなど英雄に相応しい活躍を見せる。
なお両面宿儺は双子の兄弟支配者を一体として表現したという説もあり、
また頭部や腰が結合した状態で生まれてくる事例は現実にも存在し、医学的に説明がつく怪人ともいえる。
最終更新:2023年11月02日 01:27