【元ネタ】史実
【CLASS】
キャスター
【マスター】
【真名】大生部多
【性別】男性
【身長・体重】142cm・32kg
【属性】中立・善
【ステータス】筋力E 耐久C 敏捷D 魔力A 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
陣地作成:C+
魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
工房より規模は小さいものの、『
常世神』を祀り民に信じさせるための“祭壇”を形成する事が可能。
【固有スキル】
常若の肉体(蝶魔術):A
蝶魔術により、生物として完全な肉体を持つ。いつまでも若々しさを保つ完全な肉体。
このスキルの所有者は、常に耐久がランクアップしているものとして扱われる。
さらに、ダメージを受けた際にも自らの肉体を溶かし、健全な状態へと変貌させる事も可能。
詐術:A
話術、扇動の派生スキルであり、言動を以て他者を欺き思うがままに従わせる技術。
自らを信じさせ、取り入るためのスキルでもあり、Aランクでは己の真名、クラスすらも偽ることが可能となる。
教祖のカリスマ:C
信徒を魅力する才能、自身の信徒限定で自軍の能力を向上させ、信徒からの一部の魔力を徴収する。
しかし信徒が
キャスターに対して失望した際にこのスキルの能力は無効化される
【宝具】
『救世信仰・
常世神(ぐぜしんこう・とこよのかみ)』
ランク:E~A+ 種別:対民宝具 レンジ:不明 最大捕捉:不明
魔術的に加工されたアゲハ蝶の幼虫。蝶魔術(パピリオ・マギア)の奥義。
召喚直後は何の役にも立たない無力な宝具だが、数多の民の信仰を集め羽化することで階梯を上げ、
理論上、衆生を救済し得る限定的な願望機として機能する。
信者の多寡によって性能も変動し、生前は幾万の信仰を集め後一歩で羽化する所で討伐された未完成の宝具。
『信仰崩壊・
常世神(しんこうほうかい・とこよのかみ)』
ランク:B 種別:対民宝具 レンジ:1~80 最大捕捉:400人
生前
キャスターが完成させようとした『救世信仰・
常世神(ぐぜしんこう・とこよのかみ)』。
だが志半ばで彼は討伐され、後に残ったのは財を失った民たちという惨状だった。
その惨状の具現として彼が死後手に入れた力であり、
キャスターにとっては苦い記憶の象徴でもある。
宝具としての効果は魔力リソースを貪り喰らう漆黒のアゲハ蝶を複数体出現させるという物。
このアゲハ蝶は一定時間経過すれば消滅するが、大量の魔力を持つ存在に群がる習性を持ち、消滅までの間その対象の魔力を喰らいつくそうとするだろう。
ただしこの宝具は『救世信仰・
常世神(ぐぜしんこう・とこよのかみ)』が羽化状態に入ると使用できなくなる。
キャスターの悲願が成就した時、彼は過去の失敗の呪縛から解放される。
【解説】
飛鳥時代、駿河国の富士川近辺にて「
常世神」を祀る宗教を興した宗教家。
皇極天皇の時代に、橘や山椒につく蚕に似た虫を不老不死の世界、あるいは死後の魂が向かう世界たる常世の国の神「
常世神」であると称し、
祀れば富と長寿が授けられ、貧しい者は裕福になり、老いた者は若返ると吹聴した。
人々は「常世虫」を台座に安置し、歌い踊り財産を喜捨して崇め、往来に酒や食物を並べ、富が訪れるのを待った。
やがて信仰は都にまで広がるものの、人々は全く益することはなく、私財を投じて財産を失う者が続出しその損害は甚大だった。
山城国の豪族であった
秦河勝はこれを懸念し鎮圧にあたり、騒乱を起こし民衆を惑わす者として大生部多を討伐した。
最終更新:2023年11月01日 23:33