【元ネタ】アフリカ神話
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】アナンシ
【性別】男性
【身長・体重】163cm・56kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力C 耐久D 敏捷B 魔力A+ 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:C+
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
ただし、知識を奪う場合はこの限りではない。
【固有スキル】
狡神の智慧:A+
神話における狂言回しとしての叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、Aランクの習熟度で発揮可能。
『
善神の智慧』の悪属性版とも言えるが、基本的に他者への賦与はしない。
しかし悪智慧が働く分、応用力はこちらが格段に上であり、更に宝具『我が手に蒐めよ、八紘の智』により異なる神話体系に属するスキルをも獲得可能。
トリックスター:EX
神話体系の中で自然秩序を乱し、物語を進展させる者に与えられるスキル。
アサシンの行動全てがアサシンにとって最善の結果へ繋がるが、幸運判定に失敗すればアサシンにとって最悪な状況へ陥ってしまう。
また、
破壊工作、話術、
単独行動、変化を含む複合スキルである。
全ての物語の王と謳われ、周囲の人物を巻き込み、行動次第で喜劇や悲劇にも変える事が出来るアサシンにはこのランクが相応しいだろう。
天空の神核:A-
父の名代として天空神の力の一端を担っている。神性を含む複合スキル。
限定的な天候操作を可能とするが、アサシンとしての霊基では大規模な出力は難しい。
カリスマ:A+
軍団の指揮能力、カリスマ性の高さを示す能力。
団体戦闘に置いて自軍の能力を向上させる稀有な才能。A+ともなれば最早呪いの類である。
秩序を嗤う魔物としての側面を持ちながら文化英雄でもあるアサシンのカリスマは最高ランクが妥当と言える。
【宝具】
『聰明なるや空想の王(アナンセ・セム)』
ランク:A 種別:対人(対界)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
対象の背負う物語──すなわち来歴・伝説・神話といった物語に自身の存在を割り込ませる宝具。
物語の大筋を変えない範囲で自身を登場させ、何らかの活躍をしていた事とする。
これにより対象の記憶を改竄するのみならず、
所持スキルの変更やランクの増減、ステータスの上下、新たな弱点の追加や弱点の消去など、様々な効果をもたらす。
ただし、自身も物語に登場させる都合上、この効果は自身にも与えられる。
なお、他所の物語に登場するとしてもアサシン自身のキャラクター性を変更する事はできないため、
有利に働くか不利に働くかはある程度のランダム性がある。
本来は一つの世界(テクスチャ)に働きかける権能だが、抑止力の影響で使用不可。
『我が手に蒐めよ、八紘の智(クエンティ・ナンジ)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:50人
かつてこの世全ての知識を独占しようと目論んだアサシンがあらゆる知識を閉じ込めた瓢箪。
真名解放により、レンジ内の人間、サーヴァント問わず幸運判定を課し、失敗した者が保有する知識を瓢箪に封印する。
この"知識"には学術の他にも魔術・武術なども該当し、アサシンは奪取したそれらの技能を行使することすら可能。
伝承通り瓢箪が破壊されてしまえば封印された知識は持ち主の元へ戻るが、一方的に頭脳面のアドバンテージを奪われた者などアサシンが巡らす術策の糸に翻弄されるのみであろう事は想像に難くない。
【解説】
西アフリカにおける神であり天空神ニャメと豊穣の女神アサセ・ヤの息子。
同地域最大のトリックスターであり、その伝承は西アフリカだけに留まらず、東インド諸島、大西洋を隔てたアメリカ大陸にも形を変えながら伝わっている。
一般的には蜘蛛、人間の姿として描写される事が多い。
物語によっては太陽や月、星々の創造にも関わっていたり、雨乞いによって火を消し止めたり人間に対して農耕を教えるなど、文化英雄としての側面も描写されている。
ある時、アナンシが天空神ニャメに「全ての物語の王」の称号を欲したが、ニャメは称号を与える代わりに試練を与えた。
アナンシは持ち前の知恵で父神が与えた試練を難なくこなして行き、最終的に「全ての物語の王」の称号を手に入れた。
別の物語では世界中に存在する知恵を瓢箪に封じ込めようとしたがきりがなく、
知恵を独占しようとする行為の虚しさを悟り、世界中に溜め込んだ知恵を解き放ったというエピソードも存在する。
「全ての物語の王」を名乗ることとなったアナンシは他にも様々な物語の主役として登場し、その活躍は数え切れないほどという。
最終更新:2023年10月31日 21:34