一寸法師

【元ネタ】御伽草子、民間伝承
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】一寸法師
【性別】男性
【身長・体重】3.3cm(一寸)・2g
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力E 耐久E 敏捷A+ 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
気配遮断:A
 サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
 完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
 ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。

【固有スキル】
巨人殺し:B++
 矮躯でありながら己を遥かに上回る巨人を屠った者に与えられる特殊スキル。
 巨人に対して特攻及び回避判定に大幅なボーナス。
 巨人かどうかはアサシンの主観によるため、純粋な巨人種以外も効果範囲に含む場合がある。
 アサシンは通常の人間でも見上げるほどの巨躯を誇る大鬼を退治しており、そのサイズ差は通常の人間で言えばちょっとした山に立ち向かうに等しい。

黄金律:A
 身体の黄金比ではなく、人生において金銭がどれほどついて回るかの宿命。
 宝具『打出の小槌』により尽きぬ富を打ち出せるアサシンは一生金には困らない。

神性:C
 神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
 航海の神として信仰される住吉神への祈りによって生まれた小人である。
 日本における小人信仰は国造り神話に登場する少彦名命にまで遡ることが出来、
 海辺から船に乗って現れた少彦名命と同様に、アサシンもまたお椀の船に乗り、海に縁深い。

窮地の智慧:B
 危機的な局面に於いて優先的に幸運を呼び込む能力。小人ならではの天性の知恵と機転によるもの。
 "子供達の英雄"としての側面が強く表出化している現在はランクC相当の「直感」スキルが使用可能となる。

【宝具】
『打出の小槌(うちでのこづち)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1 最大捕捉:1人
 鬼退治によって手に入れた秘宝。
 日本における願望機ともされ、振れば尽きぬ財宝や食料が出てくると言うが、サーヴァントとしてのアサシンは主に叩いた相手や自分のサイズを変化させるために使用する。
 これによって大人は子供、子供は大人の姿へと変化し、それに伴いステータスなども上下する。
 自身に使用した場合は通常時の一寸サイズが下限であり、上限は生前屋敷の御令嬢と結婚した際の六尺サイズであるが、
 あえて変化の度合いを抑えることで巨人殺しスキルの効果を保ちながら一定のステータス向上の恩恵を受けることも可能。

『鋭痛にて嘖め、鍼の剣(はりのつるぎ)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:1~2 最大捕捉:1人
 アサシンが剣の代わりとした鍼と鬼の体内に侵入し悶絶させた武勇に由来する宝具。
 アサシンのサイズに合わせて刀身を伸縮させる機能と鬼種への特攻、"激痛"によるバッドステータスを付与する効果を持つ。
 真名解放により鬼の体内に侵入した逸話を再現。
 あらゆる結界、頑強な肉体でも『僅かな孔』があるのであれば、それが針先に来る様に因果を捻じ曲げ、体長変化と組み合わせてすり抜ける様に内部に侵入する。
 体内への侵入を許してしまえば、なす術もなく内側の急所や主要臓器を蹂躙されるだろう。

【解説】
 御伽草子を始め、日本の伝承に登場する小人の英雄。
 ある日、子供がいない老夫婦が子を授かる為に住吉の神に懇願すると、妻である老婆は身籠りやがて子が生まれた。
 生誕した子は身長が伸びずにいつまでたっても一寸のままであり、その姿のまま年月が経過、一寸法師として呼ばれるようになった。
 ある日、一寸法師は武士になるために京へ行きたいと夫婦に伝え、お椀の船と箸の櫂、針を刀に麦藁を鞘にして家を離れ京を目指す為に旅立っていった。
 京に辿り着いた法師はそこで立派な屋敷を見つけ、そこの使用人として働く事となった。
 その家の娘と宮参りへと旅をする事となり、その道中で鬼と遭遇する。
 鬼は娘を攫おうと襲い掛かるが、一寸法師は彼女を守ろうと口内から体内に入り込み、腹の中を針で突き刺すと鬼は痛みに耐えかねて降参、一寸法師を吐き出して山へと逃げてしまった。
 そこには鬼が落としていった打ち出の小槌があり、それを振るった一寸法師は体が大きくなり、六尺まで伸びていった。
 助けた娘と結婚し、小槌により財宝と食料を打ち出して末代まで栄えて行ったという。
 また、一寸法師を始め小人の主人公の源流は日本神話の少彦名命という説が存在する。
 少彦名命が水辺で現れた様に民間伝承に伝わる「小人」の主人公もまた水界に関わっている。
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最終更新:2023年10月31日 21:29