クィントゥス・ファビウス・マクシムス

【元ネタ】史実
【CLASS】シールダー
【マスター】
【真名】クィントゥス・ファビウス・マクシムス
【性別】男性
【身長・体重】175cm・67kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷D+ 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

騎乗:C
 騎乗の才能。大抵の乗り物、動物なら人並み以上に乗りこなせるが、
 野獣ランクの獣は乗りこなせない。

自陣防御:B
 味方、ないし味方の陣営を守護する際に発揮される力。
 防御限界値以上のダメージ削減を発揮するが、自分はその対象には含まれない。
 また、ランクが高ければ高いほど守護範囲は広がっていく。

【固有スキル】
カリスマ:D
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 カリスマは稀有な才能で、一軍のリーダーとしては破格の人望である。

沈着冷静:A
 如何なる状況にあっても混乱せず、己の感情を殺して冷静に周囲を観察し、最適の戦術を導いてみせる。
 精神系の効果への抵抗に対してプラス補正が与えられる。
 「のろまなイボ」と嘲笑されようと自分のペースを崩さず、的確に敵軍を追い詰めて行く。

遅延戦略:A+
 ファビアン戦略。
 外交や兵站など大局的に物事をとらえ、戦う前に勝利を決する力。
 徹底した持久戦に持ち込み、敵軍を影のように追尾し、予想される進路の土地を破壊し、略奪と補給を阻害する。
 自軍の消耗を抑制する効果に加え、食料を焼き払い、土地の魔力を枯らし魔力補給を困難にする破壊工作、敵との距離を適切に保つ軍勢規模の仕切り直し、追撃の効果も内包する類稀なる軍事スキル。

【宝具】
『雷光征す誉れの楯(スクトゥム・ロマエ)』
ランク:B 種別:対軍宝具(自軍) レンジ:1~80 最大捕捉:400人
 ハンニバルを終始苦しめたシールダーの異名"ローマの盾"。
 シールダーが持つ盾に攻撃判定が発生した場合、一時的に自身及び「自陣防御」の対象者を退避させることで如何なる攻勢をも無効化する異色の防御宝具。
 真名解放により最大で一都市を効果範囲内に収め、あらゆる脅威から守るべき全てを遠ざける。
 しかし、この宝具の対象となるのは生命及び動産と看做される事物に限られ、建築物等を対象とすることは不可能。

【解説】
 共和政ローマの政治家、将軍。
 第二次ポエニ戦争においてローマを恐怖させたハンニバル・バルカと渡り合った将の一人。
 持久戦略の別称ファビアン戦略、イギリスの社会主義者団体であるフェビアン協会の由来となった人物としても知られる。
 トラシメヌス湖畔の戦いで敗死したガイウス・フラミニウスに代わり独裁官へ任命されたファビウスは、兵站を略奪に頼る他ないというカルタゴ軍の弱点を逸早く見抜き、決戦を避け的確な焦土戦術や巧みな追跡で消耗を強いるなど徹底した持久戦略で対抗。
 この戦略はハンニバルを苦しめたが、その弱腰とも思える姿勢に反感を抱いたマルクス・ミヌキウス・ルフスやガイウス・テレンティウス・ウァロといった有力者を抑え切れず、彼らの独断による敗北を招いてしまう。
 しかし、ファビウスは命の危機に遭ったミヌキウスを救い、敗走し打ち拉がれるウァロへ生還した事を称賛するなど両名を決して責めなかった。
 この件で信頼を勝ち取ったファビウスは「のろま」の意味で付けられた蔑称「クンクタートル」を「細心、周到」を表す敬称として呼ばれる事となる。
 その後も優れた指導力・戦略によってハンニバルの進撃を阻み続け、遂には「ローマの盾」と称賛されるまでに至った。
 英雄スキピオ・アフリカヌスの登場後もその活躍と熱狂に惑わされず、終始慎重な姿勢を保ち続けたファビウスだが、老齢故かザマの戦いによる戦争の終結を見ることなく生涯を終えた。
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最終更新:2023年10月31日 21:29