【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】ルキウス・ドミティウス・アウレリアヌス
【性別】男性
【身長・体重】192cm・98kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B+ 耐久A 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
【固有スキル】
皇帝特権:B
本来有していないスキルを短期間獲得できる。
騎乗、剣術、
カリスマと多岐にわたるスキルを習得できる。
ローマの危機を救った皇帝だが在位期間が短く、また低い身分の生まれであった為かこのランクに留まる。
戦線破棄:B
ダキアの領土をゴート族に割譲し、ローマ帝国の防衛線を安定させたという逸話に由来。
ランサーが確保した領地を一部、捨てる事により、ランサーのステータスを1ランク上昇させる。
アウレリアヌスの攻囲:A
ナイススの戦いやパルミラ帝国との戦いでのランサーの手腕を示す、軍略の亜種スキル。
兵站線となる地脈を確保することで、敵軍を包囲殲滅する。
【宝具】
『紮げよ黄金の帝国、不敗の太陽(レスティトゥトル・オルビス)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:500人
「世界の修復者」と称された偉業が太陽神ソル・インヴィクトゥスの加護と合わさり昇華された宝具。
分裂したローマを繋ぎ止め、修繕を施す国造りの大権能を、不敗なる太陽神が齎す陽光によって再現する。
単純な熱量兵器としても凄まじい出力を誇るが、「世界の修復者」の名が示す通り有機物・無機物を問わぬ癒しの概念をも内包し矛盾なく両立させる。
また、神祖のそれには及ばぬものの、ランサーが取り戻したローマを具現化した軍隊、各種兵装、アウレリアヌス城壁に代表される建築物などを展開可能。
潤沢な魔力に恵まれれば、その進軍は破壊と再生を司る新たな神に等しい様相を成すだろう。
『僭帝よ、真なる皇威に傅くべし(カプティウス・アウグスタ)』
ランク:B+ 種別:対心宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
パルミラ帝国の戦士女王
ゼノビアに恥辱の限りを味あわせた黄金の鎖と枷と宝飾群。
鎖に触れた対象の身体に枷と宝飾群が具現化され、全ステータスが低下し更に確率で一時的に武装解除と恐怖状態を付与する。
対象が高貴な者であるほど効果量及び成功確率は増大し、武装解除され裸同然となった姿と宝飾による輝きのコントラストは精神に甚大な打撃を与える。
一国の王であれば真の豪傑、女傑でもない限りその尊厳は徹底的に破壊され二度と立ち上がれなくなるだろう。
が、敗者への措置という逸話から成立した宝具であるため、戦闘の趨勢がランサーの決定的な優勢に傾いた時のみ発動が可能。
事実上、予期せぬ抵抗を潰すための駄目押し・保険としての趣が強い宝具である。
【Weapon】
『ピルム』
古代ローマ軍団の兵士が使用したとされる投槍。
数多く支給される消耗品であるが、故にこそ一介の軍団兵から昇格したランサーには馴染み深い武装。
『紮げよ黄金の帝国、不敗の太陽』使用時には陽光を纏った状態で投擲され、敵の守りを崩す。
【解説】
三世紀の危機を救ったローマ皇帝。
低い身分の出身でありながら、一介の軍団兵から持ち前の武勇により、昇進し皇帝ヴァレリアヌスによって見出された事でその名がローマに広まった。
ナイススの戦に於いてゴート族を撃退し、騎兵の総司令官を務めた。
その後、アウレリアヌスはローマ皇帝に即位したがその頃のローマは三つに分裂していた。
皇帝に即位したアウレリアヌスは度重なる北方異民族の侵入に対処しなければならなかった。
アウレリアヌスはローマ軍を指揮し、侵入した異民族を北方へ退けた。
また、ローマの防衛線を安定させる為にダキア属州を放棄し、ゴート族に割譲した。
三つに分裂したローマを統一させる為、ローマから独立したパルミア帝国、ガリア帝国を下したアウレリアヌスは元老院から世界の修復者の称号を獲得した。
アウレリアヌスはただの征服者ではなく、寛大さも持ち合わせており抵抗した都市を下したがそこに住む兵士、市民に慈悲を見せ、丁重に扱ったという。
これらの話から多くの都市が無血で開城した。
ローマを再統一した後はササン朝の遠征へと向かうも同行した秘書官により暗殺され、その生涯を終わらせる事になった。
アウレリアヌスは不敗の太陽神ソル・インウィクトゥスをローマの正式な信仰に加えたという。
この太陽神はシリアから持ち込まれた外来の神であったが勝利を齎す事から兵士達から崇拝を受けていたという。
また、アウレリアヌスもローマの再統一の際にこの神に感謝を捧げていた。
最終更新:2024年07月12日 16:27