【元ネタ】ギリシャ神話、ローマ神話
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】ヒッポリュトス
【性別】男性
【身長・体重】156cm・49kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C+ 耐久D 敏捷B 魔力B 幸運A 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:D
一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。
魔力避けのアミュレット程度の
対魔力。
単独行動:A
マスター不在でも行動できる。
ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。
【固有スキル】
神性:A
神霊適性を持つかどうか。高いほどより物質的な神霊との混血とされる。
父方の祖父に海神ポセイドン、母方の祖父に軍神アレスを持つ。
更にローマ神話においては女神ディアーナの手により神となった
アーチャーは最高の神霊適正を持つ。
不要なる冥府の悲歎(真):EX
冥府の領域を侵し、大神の怒りを買った真なる蘇生薬。
アーチャーは医神
アスクレピオスによって蘇生する際に服用したため、それをスキルとして持ち込んでいる。
蘇生薬を用いることで
アーチャーはたとえ霊核を砕かれ、霊基を失おうとも一度だけ完全な状態での復活を可能とする。
アーチャーはあくまで生前の服用者であって医者では無いため、この薬を他者に処方する権限を持たない。
純潔の狂信:EX
女神アルテミスに対する絶対的な信仰心。
アーチャーは他の女神を蔑む程にアルテミスを崇拝している。
スキルとしての効果は魅了、誘惑に対する耐性と女神アルテミスとその縁者以外の女性に対する特攻効果を持つ。
だが、その熱心な信仰は他女神の怒りを買い、自らの破滅を孕んでしまう。
女神の寵愛:A+
月女神アルテミスからの深い寵愛を受けている。
魔力と幸運を除く全ステータスがランクアップする。
かつての蘇生もアルテミスの助力あってこそであり、それなくして蘇生は成り立たない。
またアルテミスが用意した牝熊の姿の小型端末が付いてきており、『月光照らす金枝の主よ』発動時にはローマの女神ディアーナとしての姿を現す。
武芸百般:A+
多岐にわたり培われた戦闘技術により、あらゆる戦闘状態に対応することが可能。
空中戦や水中戦と言った尋常ならざる戦闘や、未知・未経験の状況にさえ、培われた技術と経験を駆使することで即座に対応してみせ、
更には周囲の環境を自らが優位に立つために利用しさえする。
父親譲りの戦闘技術が
アーチャーに流れる母方の血、軍神アレスの血により高められている。
【宝具】
『月光照らす金枝の主よ(ウィルビウス・ネモレンシス)』
ランク:A 種別:対人宝具/結界宝具 レンジ:0/0~50 最大捕捉:1人/500人
ローマ神話において
アーチャーが一度目の死から蘇生した後、森の神ウィルビウスとなった逸話が昇華した宝具。
アーチャーが蘇生薬によって復活を果たしてはじめて使用される宝具であり、この宝具を使用した場合
アーチャーは
『ギリシャの英雄ヒッポリュトス』から『ローマの神霊ウィルビウス』へと転成する。
神霊の霊基へと至った
アーチャーはその権能によってウィルビウスと女神ディアーナ信仰の聖所である森を周囲に造成する。
森の中においてはディアーナ(アルテミス)の援護が見込まれ、時に矢の雨が、時に精神を狂わす月光が森を満たす。
またこの森に馬、すなわち騎乗物を引き連れて入る事は禁じられており、森の中ではこの宝具のランク以下の騎乗物を呼び出す事は出来ない。
【解説】
アテナイ王
テセウスとアマゾンの女王アンティオペの間に生まれた人物。ぎょしゃ座のモチーフだという説もある。
ケイローンの教えを受けた一人とも言われている。
恋愛に興味を示さず、処女神アルテミスを信仰し、森の中でアルテミスと共に狩猟をし暮らしていた。
彼はアルテミス以外の女神を蔑んでいたが、それによりアフロディーテの怒りを買う事になる。
アフロディーテはヒッポリュトスの継母パイドラーを唆し、ヒッポリュトスに求愛させるも、ヒッポリュトスは拒む。
そしてパイドラーは「ヒッポリュトスに犯された」という内容の手紙を残し自殺してしまう。
手紙を真に受けた
テセウスはポセイドンに願い、ヒッポリュトスの死を願った。
ヒッポリュトスが戦車で走っている時、ポセイドンが遣わした怪物、あるいは牡牛が海より出現。
それに戦車を牽いていた馬は驚き、ヒッポリュトスは戦車から落ちてしまい、暴走した馬に轢き殺されてしまう。
アルテミスが
テセウスに真相を話すと
テセウスは後悔し、ヒッポリュトスを許す。
アルテミスはヒッポリュトスの死を悲しみ、
アスクレピオスにより蘇生させる。
そしてローマ神話ではその後についての話がある。
死から蘇ったヒッポリュトスはユピテル(ゼウス)の目を逃れる為、ディアーナ(アルテミス)の手引きにより、アリキアにあるニンフたちの洞窟に隠された。
そして老人の姿に変えられ、森の神ウィルビウスとなった。
アリキアではディアーナとウィルビウスは共に祀られ、神官職は森の木の枝を折り取った奴隷と神官が決闘し、神官を倒した奴隷に代々受け継がれていた。
「金枝篇」に曰くアリキアの森と聖所ではヒッポリュトスが一度馬に殺されたからか、馬が近づいてはならない決まりだったという。
最終更新:2023年09月13日 21:00