【元ネタ】史実
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】張良
【性別】女性
【身長・体重】175cm・60kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力E 耐久D 敏捷C 魔力B 幸運A 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:B
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を断てば、発見は極めて困難。
ただし自らが攻撃態勢に移ると
気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
六韜兵法:A
天下に秘蔵されたる兵法の窮極。
『三略』と並ぶ伝説の兵法書であり、中国では武経七書の一つとされる。
この書物の中国に於ける保管者であり守護者である黄石公に認められたことで授かった。
軍師の忠言:A+
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
状況を把握、分析することにより味方側に正しい助言を与えることができる。
ランクが上がれば上がるほどその助言の正しい確率は向上し、A+ランクであればあらゆる不測の事態を含めても、100%的中する。
これに対抗するには、あらゆる分析を打破するレベルの幸運、あるいはスキルを持つことが求められる。
魔力節制:B
自身のステータスを一時的に低下させる事で、魔力消費を抑えるスキル。
道教の導引術を行い、穀物を断ち引きこもる日々を晩年は過ごしていた。
軍師の機警:B+
軍師系サーヴァントに与えられるスキル。
その場に降りかかる厄介事に対応する力。
優れた
鑑識眼と叡智を以て眼前の危機に応対した策を導き出す。
【宝具】
『六韜仙術・四面楚歌(りくとうせんじゅつ・しめんそか)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:800人
楚漢戦争の決着となった垓下の戦いにて、項羽の軍を包囲し孤立無援に追い込んだ逸話が昇華された宝具。
真名解放によりレンジ内の敵と味方の座標をレンジ内の別の座標に瞬間的に強制転移させる。
転移先に指定出来るのは地上限定であり対象となる人数が増えるほど魔力消費も膨大になるものの、適切に運用すれば敵軍を混乱状態に陥れ一方的に攻撃することも不可能ではない。
なお、対象人数を極僅かな要人のみに絞り込むことで魔力消費を対人宝具レベルにまで抑え、その気になれば連続での真名解放も可能となる。
彼我の座標が目まぐるしく変わり続ければ仮令
未来予知が可能な覇王であっても再演算を余儀なくされるだろう。
『生還鉄槌(なんどでも、うちほろぼすのみ)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~20 最大捕捉:1人
始皇帝暗殺の為に用意した鉄槌とそれを投げる実行犯を召喚する宝具。
アサシンが定めた者による、暴君を打ち砕く必殺の一擲。
放たれた鉄槌は相手が支配する領域が広ければ広いほど威力が向上する。
当たれば相手を木端微塵にするが、破壊力に特化した分命中精度に難があり射程距離が長くなるほどファンブルの確率が上がってしまう。
しかし、この宝具の真価はそんな所にはない。
生前暗殺に失敗したにも関わらず生き延び、劉邦の軍師となり
始皇帝の孫の秦王・子嬰の軍を打ち破り、最終的に秦という国家への復讐を果たしたことからファンブル後はAランク相当の
仕切り直しが付与される。
仮令失敗しようとも生き延びて次のチャンスを伺う
アサシンは同時代の刺し違えてでも任務遂行しようとするある刺客とは真逆の在り方と言えるだろう。
【解説】:
漢帝国に仕えた臣で、蕭何・韓信と並ぶ劉邦三傑が一人。
もとは戦国七雄が一国、韓の名士の一族であるが、秦によって韓は滅ぼされてしまう。
官位に就いていなかったために生き延びた張良は、秦と
始皇帝に深い怨念を抱き、復讐を誓う。
全財産をはたき、家族さえも蔑ろにして反乱因子を募り、怪力無双の男を雇って、
一度は始皇帝暗殺を実行するが失敗。
指名手配を受け、身を隠している間に、隠者(仙人とも)黄石公から
太公望・呂尚の兵法書を受け取る。
十年間身を隠しているうち、黄石公に示唆された「十年後に覇王を助ける」という進言を頼りに、
楚で反秦運動が苛烈なものとなった時にその人物を頼りに駆けつけるが、
その道すがらに、当時はほとんどギャングであった劉邦一向に出会い、
その並々ならぬカリスマ性を見抜いて門下に加わる。
そこから項羽らとともにあっという間に秦を滅ぼすと、楚漢戦争では軍略面で脆弱な劉邦を、
他の三傑とともによく助け、遂には劉邦を覇者へと押し上げた。
晩年は呂后の粛清を恐れてか、神仙に傾倒して家に引きこもる日々を送っていた。
司馬遷が彼の肖像を見て「まるで婦女子だ」とこぼしたほどの容姿であることでも知られる。
それにしても、色々な意味で劉邦のチート抱え込み率は凄まじいとしか言いようがない。
最終更新:2023年09月13日 21:01