アルミニウス

【元ネタ】史実
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】アルミニウス
【性別】男性
【身長・体重】184cm・79kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力C+ 耐久B 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
気配遮断:-
 宝具により隠匿能力を得ているため、気配遮断スキルは失われている。

【固有スキル】
工作軍略:A
 異民族でありながら騎士階級にまで登り詰めローマ軍の信頼を勝ち取り、ローマ軍を騙して森に誘導し一網打尽にした逸話がスキルとなったもの。
 諜報、破壊工作、軍略を含む複合スキルであり、敵軍をアサシンが圧倒的有利なフィールドに誘い込む手腕に長ける。

反乱のカリスマ:B-
 軍団を指揮する天性の才能。団体戦闘において、自軍の能力を向上させる。
 ウァルスの支配強化に対してアサシンはゲルマン諸族の結束と反乱を促し、アサシンはその指導者となった。
 トイトブルグの戦いを初め、ローマに対して勝利を齎したが彼の影響力を恐れた他のゲルマン諸族によって暗殺されたという。
 アサシンのカリスマ性は象徴的な旗頭としての在り方、国家運営に関しては十全に機能するが、
 軍の最高統率者として見た場合、ランクがややダウンする。

仕切り直し:B 
 戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。
 不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。
 このスキルは所持する宝具である『幽かなる屠竜の淵源』の影響によるものである。

【宝具】
『幽かなる屠竜の淵源(ヘルマン・ドラッヒェントーター)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 ゲルマンの大英雄ジークフリートの伝承起源とする説が膾炙されたことで成立した宝具。
 逆説的にジークフリートの持つ技能・宝具をアサシンも持ち得るものと定義し、アサシンの霊格に収まる規模に編纂(アレンジ)を加えた上でインストールする。
 例として"暗殺者"として召喚された現在では宝具『悪竜の血鎧』と、
 十二人力を与える姿隠しの外套『タルンカッペ』を第二次ゲルマニア戦役にて血を顔に被りローマ軍の目を逃れた逸話をミックスし、
 "血を被る"動作をトリガーに筋力値上昇、ステルス、情報隠蔽、強力なダメージカット効果を兼ね備える装甲服を纏う宝具として再編させている。

『慥かなる屠戮の泥黎(トイトブルガーヴァルト・トラゲーディエ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1000人
 ウァルス率いる三個ローマ軍団を消滅させたトイトブルク森の戦いを再現する宝具。
 伝承をなぞり敵対者を森林地帯へ誘引するという手順を踏む事で展開に伴う魔力消費量を減衰させ、宝具としての強度が高まる特性を持つ。
 古来より森とは人知の及ばぬ「異界」の代名詞ではあったが、2万を超える敵兵の血と怨念を啜ったトイトブルクの森は魔界の域に迫る死地として現出。
 死してなおアサシンのカリスマに呼応するゲルマン兵の亡霊達による襲撃などは序の口。
 内部では対軍攻撃としても通用するほどの大嵐が吹き荒れ、足場は侵入者を文字通り呑み喰らう底無し沼と化しており、
 サーヴァントであっても敏捷値の低下及び心身の疲労を加速させる。
 緑の地獄とも言うべきこの魔境をアサシンと彼に呼応する同胞達は何の制約もなく疾駆し、執拗かつ苛烈な迫撃の末に侵略者を討ち果たすだろう。

【解説】
 ゲルマン系民族ケルスキの族長。ゲルマン諸部族を束ねローマに抗った解放英雄として知られる。
 アルミニウスは族長の息子ではあったがケルスキ族はローマに屈し従属化を余儀なくされていたためローマ軍へ徴用され兵役に就く日々を送る。
 しかし、非凡な実力を発揮したアルミニウスは異民族の身でローマ市民権及び騎士階級の身分に至る異例のキャリアを積み上げ故郷に帰還。
 以降は培った才能を駆使しゲルマニア属州化を目論むローマを破るべく暗躍を開始。平和的な方針を取るゲルマニア総督ウァルスの目を盗んでゲルマン諸部族の大同盟を築き上げる。
 後に動かした遠方の部族の反乱鎮圧に向かうウァルスの協力者を装いトイトブルクの森へ誘い込むと、ゲルマン連合軍の大将としての本性を現しローマ軍を強襲。
 森林という地形と悪天候を味方に付けたアルミニウスら連合軍は必死の抵抗を試みるローマ軍を徹底的なゲリラ戦術で三日に渡る襲撃の末に鏖殺する事に成功する。
 3個軍団が消滅しゲルマニアの抑えを喪失したローマは皇帝アウグストゥスをして「ウァルスよ、我が軍団を返せ!」と言わしめるほどの恐怖に晒された。
 しかし、新皇帝ティベリウスが送り込んだゲルマニクスの侵攻によってアルミニウスの勢いは挫かれることとなる。
 第一次、二次戦役共にゲルマニクスの攻勢へゲルマン部族連合を率いて果敢に挑むも、多数の兵士の喪失に加え妻トゥスネルダを連れ去られるなど払った犠牲は多大だった。
 それでも損害を問題視したゲルマニクスが手を引いたことで結果的にはゲルマニアを守り抜いた形となったアルミニウスだったが、その実力を危惧した親ローマ派部族などを抑えられずに勃発した戦乱の中で重傷を負い、その生涯を終えた。
 死後、大英雄ジークフリートのモデルであるという説が提唱されるなどその勇名は神格化され、長らくドイツにおけるナショナリズム運動の象徴として祭り上げられることになる。
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最終更新:2023年09月13日 20:42