【元ネタ】『封神演義』
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】黄飛虎
【性別】男性
【身長・体重】192cm・92kg
【属性】混沌・善
【ステータス】筋力A 耐久A 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
対魔力:D
黄家の絆:B
封神演義において、黄飛虎の一族は特に多くの人物が登場し、また重要な役割を持って語られている。
だが黄飛虎本人を含め、そのほとんどが紂王・妲己との決戦に臨むことは能わなかった。
その無念を託されたが如く、サーヴァントとしての黄飛虎は長男・黄天化をはじめとした黄一族と接続された状態で現界している。
眷属や
使い魔のように、ある程度は一族の力を借り受けて使うことができる。
ただし基本的には一族の者が独立して姿を現すようなことはない。戦闘時には息子たちの姿が実際に見えることもあるが、それは闘気の密度が高まったがゆえの一時的なものである。
たまに妻の声も聞こえるとか聞こえないとか。
金眼神鶯:A
きんがんしんおう。
黄飛虎が北海から得たという、赤い鳥籠に入った神鶯。
紂王と妲己が宴席を設けた折、誰もが泥酔した深夜、妲己が喰らう人間を物色するため 元の姿を現してそこを徘徊したことがあった。
ほろ酔いだった黄飛虎は不吉な気配に飛び起きて金眼神鶯を解放すると、鶯は目を赤くし、鋼の鉤のような爪で妖狐に襲いかかり、その顔に傷を負わせたという。
それにより黄飛虎は妲己の恨みを買うこととなった。
【宝具】
『黄飛虎反五関・天化莫耶宝剣』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~10 最大捕捉:1人
こうひこはんごかん・てんかばくやほうけん。
黄飛虎が殷を見限り周へ降るにあたり、途中の五関を突破した名高いエピソードが部分的に具象化したもの。
牛若丸の遮那王流離譚とタイプ的には似ている。
サーヴァントとしての黄飛虎はその際に助力を受けた縁者、特に家族の力を借り受け行使することが可能となっている。
五関の一つ、潼関(どうかん)におけるエピソードは以下の通り。
潼関はかつての部下であり、黄飛虎に恨みを持つ陳桐という将軍が守備していた。
陳桐と黄飛虎は槍で打ち合うが、黄飛虎が有利であった。勝てないと悟った陳桐はたまらず逃げ出し、そこを追ってきた黄飛虎に向けて仙人から授かった火龍標という飛び道具を放つ。
黄飛虎は神牛から転げ落ち、仲間が救い出したが、そのときには既に黄飛虎は死んでいた。
黄一族が悲嘆にくれる中、3歳のときに行方不明となり、以降13年間道徳真君のもとで修行していた黄飛虎の長子・黄天化が父を助けに現れる。
彼は道徳真君に預けられた仙薬にて黄飛虎を生き返らせると、さらに黄飛虎たちの現状、母と叔母が紂王たちに殺されたことを知り激怒。
父親と共に陳桐に立ち向かう。
天化は不思議な花籠にて陳桐の火龍標を吸い込み、さらに師から与えられていた「莫耶の宝剣」にて陳桐の首を落としたのであった───。
莫耶の宝剣は道徳真君の山の宝であり、放たれる光が人の頭を撃ち落とす、という宝貝であった。
サーヴァントの黄飛虎は、本来黄天化の持ち物であるこれを、逸話ごとその力を借り受けることで自らの宝具として所持している。
なお、他の「莫耶」という銘の剣との関係性は不明。
【解説】
最終更新:2022年10月19日 19:13