シルウェステル2世

【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】シルウェステル2世
【性別】男性
【身長・体重】175cm・56kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久D 敏捷C 魔力A 幸運A+ 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:EX
 教皇であるため、特級の対魔力を誇る。

陣地作成:A+
 本来はキャスターのクラススキル。
 教皇として、玉座に座る事でその場の紛れもない最高権力者となる。
 また魔術師として、自らに有利な陣地を作り上げる。
 魔性の入る事叶わぬ聖域にして未来を予測する演算室を形成する事が可能。

道具作成:A+
 本来はキャスターのクラススキル。
 魔力を帯びた器具を作成できる。
 魔力によって稼働する機械の礼装、演算機等を作成可能であり、それらを聖別・祝福する事ができる。

【固有スキル】
教皇のカリスマ:B
 国家を運営するのではなく、"教会"の頂点としてのみ強大なカリスマを有する。
 その聖性カリスマはB、教皇でありながら悪魔と契約したという逸話のためかこのランクに留まる。

天賦の叡智(魔術師教皇):A
 並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
 肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、A~Bランクの習熟度で発揮可能。
 またそれ以外のスキルであっても聖人及び魔術に関わるものであれば、ルーラーが認識、解析する事で発揮可能となる。

悪魔との契約:B
 代償付きの自己強化スキル。
 シンプルな一時的なステータス上昇効果や運命力の増幅等が行える。
 ただし一定時間が過ぎると上昇したステータスは一時的に低下し、運命力は減少する前借り的なスキルである。

高速聖言:A
 「高速詠唱」と同様のスキル。強力な大魔術の詠唱ですら一工程で終わらせる。
 ルーラーの場合、教皇として発する聖言には強固な物理的干渉力が宿る。

【宝具】
『人知集積せし機械魔(デモン・エクス・マキナ)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~60 最大捕捉:600人
 「悪魔と契約していた」「全ての事柄が記された書物を師から奪った」
 「質問に答える青銅製の頭を作成した」「望遠鏡・機械時計・水圧式オルガン等所持あるいは製作した」
 ルーラーにまつわる様々な逸話・伝説が合わさり誕生した宝具。
 外見はまさしく機械の悪魔であり、相応しい暴威を備えているが真髄はそこにはない。
 この宝具は高速演算による未来予知を行い、その場の最適解をルーラーに知らせる機能を持つ。
 またこの宝具はルーラーの手による改造が可能であり、機能の強化、追加すら行える。

【解説】:
 千年紀をまたいだローマ教皇にして、10世紀の西欧世界における傑出した数学者にして天文学者。
 フランス人であり、本名はオーリヤックのジェルベール。

 古代ローマの哲学者ボエティウスを崇敬し、また古代ローマ時代の著作の写本を積極的に収集していた。
 またアラビア学問にも触れており、西欧世界に算盤の一種「アバクス」を再導入した。
 教育者としても優秀で、少なくとも弟子の13人が司教・大司教、5人以上が主要な修道院の修道院長となった。
 教皇としては聖職売買、近親者登用の禁止、聖職者の独身制を推し進め、
 ハンガリーのイシュトヴァーン1世をカトリックに改宗させハンガリー王冠を授けた。

 後世では彼にまつわる様々な伝説が出来上がり、「紀元千年の魔術師教皇」と呼ばれた。
 「異教徒の地の首都コルドバに赴き天文学を学んだ」
 「悪魔に自らの死期を尋ね、エルサレムでミサを執り行うよりも前だと答えられ、当分先だと安泰したものの
 ローマのエルサレム聖十字教会を訪れたときに死んだ」
 「アラブ人の師より魔術を教わり、師の娘を誑かし、師を酒で酔わせ、人が知りうるすべての事柄を記した書物を奪った。
 その後悪魔と契約して海を飛び越えて追っ手を撒いた」
 「質問にすべて“はい”か“いいえ”で答える青銅製の頭を作り、教皇になれるか尋ねると頭が“はい”と答えた」
 などと伝説が語られている。
 また望遠鏡・機械時計・水圧式オルガンなどを所持ないし製作したという話もあり、
 これらは伝説ではなく事実であるとする意見もある。
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最終更新:2023年09月12日 19:04