ユリア・アグリッピナ

【元ネタ】史実
【CLASS】バーサーカー
【マスター】
【真名】ユリア・アグリッピナ
【性別】女性
【身長・体重】156cm・44kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運A+ 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:EX
 パラメーターをランクアップさせるが、理性の大半を奪われる。
 バーサーカーの場合、理性は失われておらず、理知的な行動を取る事が可能。
 だがその精神は「世界の支配者たる皇帝の母となる」事に異常に固執した状態となっている。
 バーサーカーは聖杯によって都合の良い我が子を手に入れ、その子を世界の支配者にする事を目的としている。
 その為ならば如何なる悪辣すら実行してみせるだろう。

【固有スキル】
大欲のアウグスタ:A
 バーサーカーが生前皇帝だった夫より与えられた「アウグスタ」の称号。
 同ランクの皇帝特権と同様の効果を持つ他、他者の持つ皇帝特権の効果を阻害する効果を持つ。
 バーサーカーは子である皇帝ネロの政治に対して干渉を行おうとしていた。

獣の胎:A
 皇帝ネロの母であるという事、今回の召喚においてそれが獣の母であるという事に歪んだゆえのスキル。
 魔力消費を抑え、魔力を腹部に貯め込んでいく効果を持つ。
 その魔力はいずれ獣を産み落とす為に使われる。

英雄作成(獣):EX
 王を人為的に誕生させ、育てる技術……が歪み果てたスキル。
 皇帝ネロの実の母であり、ネロを皇帝にするため様々な陰謀を巡らせた。
 しかしそれは自身が皇帝の母であるという虚栄心を満たすためだけのものであり、ネロに毒を盛り傀儡に仕立て上げようとまでした。
 母を処刑したネロは血塗られた道を歩み、後世に於いて『堕落』の理を持つ人類悪とされた。
 これらのことからバーサーカーは悪辣なキングメイカーであると同時に忌まわしきビーストメイカーでもあると言える。

【宝具】
『愛しい妾の人形よ、母の声に応えよ(ベイバロン・マーテル)』
ランク:A 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:1人
 己の虚栄心から我が子である皇帝ネロに毒を盛り操ったこと、そしてネロが後世に於いて『堕落』の人類悪たるバビロンの大妖婦、黙示録の獣とされたことから誕生した宝具。
 膨大な魔力リソースを糧として本来有り得ざる第八の魔獣赫、虚飾を司るヴァナグロリアを自らの胎内から産み落とし、使役する。
 しかし生前、淫蕩に耽るバーサーカーをネロが自らの手で処刑したように、乱用すれば魔獣赫はやがて制御を離れ母をも飲み込むだろう。

【解説】
 ローマ帝国第三代皇帝カリギュラの妹にして第五代皇帝ネロの母。
 持ち前の美貌と奸計を持ってネロを皇帝の座に据えた人物。
 彼女の母も同名のアグリッピナであるため区別しやすいように彼女は小アグリッピナ、その母は大アグリッピナとも呼ばれる。

 政界の陰謀で母の大アグリッピナが処刑されるなどの憂き目にもあったが、後に力を付けて叔父でもある第四代皇帝クラウディウスを手玉に取り、
 通常なら死後に贈られるはずのアウグスタの称号を生きている間に与えさせるなどその権力をほしいままにした。

 そしてクラウディウスを暗殺し、ネロを帝位に付けた後はネロを傀儡にして政治に干渉するようになるものの、
 独立精神が芽生えたネロと確執を生むようになりやがて処刑される。
 そして殺される際に自身の腹を指差し「刺すならここを刺すがいい。ネロはここから生まれてきたのだから」
 と言い放ったという───まるで、ネロの帰る場所はそこしかないとでも言うかのように。

【キーワード】
「魔獣赫」
 バーサーカーが宝具により産み落とし使役する存在。
 その正体は彼女の子の成れの果て、『堕落』の人類悪の眷属。
 本来は「強欲」「傲慢」「怠惰」「暴食」「嫉妬」「憤怒」「色欲」の七体だが、
 バーサーカーはそれらとは異なる「虚飾」を産み落とす。
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最終更新:2023年09月12日 19:01