【元ネタ】史実
【CLASS】
アーチャー
【マスター】
【真名】アル=ジャザリー
【性別】-
【身長・体重】180cm・75kg
【属性】中立・中庸
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷C 魔力B 幸運B 宝具B+
【クラス別スキル】
対魔力:C
詠唱が二節以下の魔術を無効化。
大魔術や儀礼呪法など、大掛かりな魔術は無効化できない。
単独行動:B
マスターからの魔力供給を断ってもしばらくは自立できる能力。
ランクBならば、マスターを失っても2日間現界可能。
【固有スキル】
一意専心:C+
ひとつの物事に没頭し超人的な集中力を見せる。
アーチャーの場合、計算、設計、製造等の行動に対して発揮され、特に性格上からか組立工程に対しては一際強い集中力を示す。
機巧作成スキルに対するプラス補正として働く。
ハイドロリクス:A
水や液体の流れや動き、粘性などその性質に関する理解。
水流といった自他の流動する液体を用いた攻撃を利用し、そのエネルギーを魔力に変換することで自らに補給する。
また水流と魔力の流れを操作することで擬似的にスキル『
魔力放出(水)』と同様の効果を発揮する。
試行錯誤:C
試した結果が失敗でも、それを糧として次に活かす前に進む為の力。
過去に行った試み、その結果を忘れる事なく記憶し続ける。
機巧作成:A
道具作成の亜種スキル。
生前の文明レベルすら超越した自動機械、オートマタを自在に作り出す。
サーヴァントの身となった事も相まって、その高度な技術と製作の成果物は神秘の域にある。
アーチャーは既に肉体を自らが作成したオートマタの躯体へと置換している。
天賦の叡智:A
並ぶ者なき天性の叡智を示すスキル。
肉体面での負荷(神性など)や英雄が独自に所有するものを除く多くのスキルを、A~Bランクの習熟度で発揮可能。
宗教学、天文学、数学、芸術、機械工学に精通する当代きっての博学者。
【宝具】
『水の旋律城(マイヤ・マカーム・カスル)』
ランク:B+ 種別:対軍宝具 レンジ:0~99 最大捕捉:500人
アーチャーの作品の中の一つにして最大の天文時計、城時計を核としてアーチャーの技術を持って昇華された改造宝具。
外見は機械仕掛けの巨象と化しているが、想定される使用状況に応じて改造を行い変形させられる。
内蔵されたオートマタ楽団は一種の音楽魔術を行い、味方への援護、敵への攻撃を行う。
また敵対者の行動に反応しアーチャーの操作がなくとも速やかな迎撃を行う。
奥の手として神秘の籠められた水を鼻先部から噴出する機構を持ち、調整すれば水の刃として放ち対象を切断する事が可能。
大量のオートマタを自動生産する工房、精密かつ大規模な流水制御、堅固な防衛拠点、特級の情報処理装置、敵陣を粉砕する機巧巨象など破格の多機能性を誇る大傑作。
加えてその性質上、水中・水上・水辺に設置すればランクとサイズからすれば驚くほどの低燃費・高効率で稼働させることができる。
【解説】
ディヤルバクル(現トルコ南東部の都市)出身のアラブ人博学者でありアルトゥク朝のディヤルバクルの宮殿で技師長として仕えた。
『巧妙な機械装置に関する知識の書』が有名であり、50の機械装置の詳細と組み立て方を解説している。
また美術家としても評価されていた。
発明家というより技術者よりで、基盤テクノロジーより、組み立てに必要な技能に興味を持っていた。
そして理論的な計算ではなく、試行錯誤で機械を組み立てていく人物だった。
水をくみ上げる機械を5種類発明し、水車の軸にカムを装着してオートマタを操作する機構など開発していた。
水力駆動のクジャク、自動開閉する門、多数のオートマタを設計し組み立てていた。
他にもロボット楽団、天文時計を開発し、その最大の天文時計は城時計と呼ばれた。
城時計は世界初のプログラミング可能なアナログコンピュータの一つであり、約3.4mの高さの複雑な装置であった。
最終更新:2023年09月12日 17:48