イシュマエル

【元ネタ】『創世記』
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】イシュマエル
【性別】男性
【身長・体重】195cm・108kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B 敏捷B 魔力C 幸運A+ 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:B
 魔術発動における詠唱が三節以下のものを無効化する。
 大魔術、儀礼呪法等を以ってしても、傷つけるのは難しい。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
風除けの加護:A
 中東に伝わる台風避けの呪い。
 砂漠に住まい、「弓を射る者」となったアーチャーにとって暴風避けは必須。

弓矢作成:A 
 アラブの弓とされる複合弓を齎したアーチャーは、材料さえあればたちまち弓と矢を作成する。
 弓には物質的な材料が必要だが、矢であれば自らの魔力を削ることで作成可能。

預言者:B
 神と契約し、その神意を民に伝え導く者。聖人、啓示、カリスマの複合スキル。
 アーチャーは時に神聖視され、重要な預言者としても扱われる。

信仰の加護:EX
 一つの宗教観に殉じた者のみが持つスキル。
 本来、このスキルには最高存在からの恩恵は無いのだが、アーチャー、そしてその母は実際に多くの恩恵を受けている。

【宝具】
『神は顧みる(エル・ロイ)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:0 最大捕捉:1人
 アーチャーが天使の導きにより得た彼の命を救った水が宝具に昇華されたもの。
 神の加護が籠められており、回復効果、弱体解除効果を持つ。
 飲めば体力は回復し、活力が与えられる。

『聞き入れよ水の弓(イシュマエル・ケシェト)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~200 最大捕捉:300人
 またの名をイスマーイール・カウス。
 神より与えられた水を攻撃に転用した宝具。
 アーチャーの弓から発射される矢を追って放たれる水の奔流であり、
 魔術的防御を解除しながら対象を討つ。

【解説】
 預言者アブラハムの長男であり、アラブ人の始祖とされる人物。
 アラブの弓はイシュマエルによってもたらされたとも言われる。
 アブラハムの妻サラが所有した女奴隷ハガルの子でもある。

 アブラハムは子宝に恵まれず、既に75歳だったサラはハガルを連れてきて床入りを勧めた。
 そうしてハガルは身籠ったが、ハガルが増長した事でサラと不和になりサラの仕打ちにハガルは逃亡した。
 しかし天使からの説得と加護を約束され、ハガルは神を「エル・ロイ」(顧みてくださる神)と敬う。
 そしてハガルは帰還し出産し、子供に天使の指示通りイシュマエルと名付けたが、
 「彼は野ろばのような人になる。彼が人にこぶしを振りかざすので人々は皆、彼にこぶしを振るう。彼は兄弟すべてに敵対して暮らす」
 という預言を受けた。
 そしてメソポタミアの法に従い、彼は奴隷主たるサラの子となった。

 その後サラは奇跡的に身籠りイサクを出産した事でイシュマエルとハガルは邪魔になり、
 またイシュマエルがイサクをからかった事で砂漠に追放される事になる。
 水も底を尽き、ハガルは泣き出してしまう。
 しかし天使の導きによりハガルは井戸を見つけ、革袋で井戸から水をくみ取り二人は生き延びたのだ。
 その後イシュマエルは神に見守られ成長し、砂漠に住みながら「弓を射る者」となったという。
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最終更新:2023年11月09日 00:52