【元ネタ】史実
【CLASS】
ランサー
【マスター】
【真名】トマス・マロリー
【性別】男性
【身長・体重】185cm・99kg
【属性】中立・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力B 幸運D 宝具A-
【クラス別スキル】
対魔力:C
第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。
しかし、アーサー王伝説に精通するランサーはそれに由来する強大な神秘への対抗策を導き出せる。
【固有スキル】
騎士譚の語り部:A
騎士道文学の代表たるアーサー王伝説を、現代まで語り継がれる形で編纂した業績。
騎士の属性を持つ、或いは騎士に縁があるサーヴァントに対して、真名の推察を可能とする。
アーサー王伝説に由来する者の真名をほぼ確実に看破し、
それ以外の騎士譚が原典である相手には低〜中確率で真名の推理を的中させる。
仕切り直し:B-
戦闘から離脱、あるいは状況をリセットする能力。
不利になった戦闘を初期状態へと戻し、技の条件を初期値に戻す。
ランサーは二度、脱獄したことからこのスキルを有する。
だが幸運判定に失敗するとスキルは機能不全となり敵に有利な状況になってしまう。
これは逃走に成功したが結局は捕まった逸話に由来する。
最果ての加護(偽):C
聖槍の所有者へと自動的に付与されるスキル。
といっても、ランサーが有するソレは心象風景が聖槍の形を取ったものにすぎず、効果としては高ランクの
信仰の加護に近い。
【宝具】
『胸裡にて輝ける槍(ロンゴミニアド・イマージュ)』
ランク:B+ 種別:対門宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:50人
ランサー本人は素行不良の囚人騎士ながら、偉大な騎士物語を書き上げた想像力・構想力を攻撃的に解釈した概念結晶武装。
固有結界の亜種であり、ランサーの「幻想・非実在の神秘」を尊ぶ心象風景を突き固めた槍。
精神世界とはいえひとつの世界を内包する兵装であり小規模ながら聖槍としての性質を有しており、
所有者であるランサーを聖槍の騎士として「幻想・非実在の神秘」を付与し、性能を著しく上昇させる。
真名解放により、聖槍の機能の一端として光の奔流を放ち、ランサーの障害となる全てを払い除ける。
『真円集う高貴なる騎士(ラウンド・オブ・ノウブルナイツ)』
ランク:A- 種別:創造宝具 レンジ:1〜50 最大捕捉:100人
ランサーが書き上げた騎士物語の登場人物、高貴なる『円卓の騎士』を顕現させる宝具。
英霊の座ではなくランサーの固有結界から召喚されているため、本来召喚されるサーヴァントとは異なる存在であり、
宝具も持ちえないが、ランサーによる
エンチャントが施されているため部分的には真なる騎士すら凌駕する能力を持ち得る。
また、本来の歴史の13の円卓の騎士には数えられない逸れの騎士達であっても、
ランサー自身が高貴なる騎士であり円卓の一員と認めれば、問題なく召喚できる。
強力な反面、“円卓崩壊と騎士王の死までを含めた物語に対する想像”から召喚された騎士たちであるため、
破滅の未来に繋がる因子を備えており、暴走させることなく従えるには極めて繊細な制御が要求される。
【解説】
15世紀後半のイングランドの騎士。『アーサー王の死』の著者・編者として知られる。
『アーサー王の死』は中世のアーサー王文学の集大成ともいえる作品であり、
これによって現在のアーサー王伝説の原型“マロリー版”が作り上げられた。
また、彼が書き上げた当初は『アーサー王と高貴な円卓の騎士』という原題であったが、
出版するに際して『アーサー王の死』へと改題されたと言われている。
偉大なる騎士物語を書き上げた一方で、マロリー本人の素行は非常に悪かったとされ、
強盗、強姦、羊泥棒、暗殺未遂などの罪を犯して幾度となく投獄された。
また、一度は武器を用いて強行突破し、一度は堀を泳いでの刑務所から逃走するなど
生涯の中で二度の脱獄を敢行したとされている。
マロリーはそんな自身を指して騎士囚人と称し、獄中で書き上げた『アーサー王の死』の奥付にも自らが騎士であると記したという。
最終更新:2024年01月16日 06:09