伍子胥

【元ネタ】史実
【CLASS】アヴェンジャー
【マスター】
【真名】伍子胥
【性別】男性
【身長・体重】210cm・120kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久A 敏捷C 魔力A 幸運? 宝具A
【クラス別スキル】
復讐者:A+
 復讐者として、人の恨みと怨念を一身に集める在り方がスキルとなったもの。
 周囲からの敵意を向けられやすくなるが、向けられた負の感情はただちにアヴェンジャーの力へと変わる。
 己がマスターからも敵視され、アヴェンジャーも敵視する。

忘却補正:A
 人は多くを忘れる生き物だが、復讐者は決して忘れない。
 忘却の彼方より襲い来るアヴェンジャーの攻撃はクリティカル効果を強化させる。
 怨敵が既に永眠していようとも墓を暴き、地獄の責苦を与える。

自己回復(魔力):C
 復讐が果たされるまでその魔力は延々と湧き続ける。
 魔力を微量ながら毎ターン回復する。

【固有スキル】
死屍鞭打: A+
 死者に鞭打つという言葉の語源となったアヴェンジャーの生前の所業に由来するスキル。
 加虐体質に類似するが、HP残量の少ない攻撃対象ほど与ダメージ量は飛躍的に増加していく。
 攻撃性能は向上するが、無駄な消耗は避けたいマスターにとっては扱いの難しいスキルと言える。

孫子兵法:A
 天下に秘蔵されたる兵法の窮極。
 中国では武経七書の一つとされ、その中でも最も重視される。
 この兵法書の原典を著者とされる孫武から直接学んだというアヴェンジャーは最高ランクで本スキルを有する。
 戦略の他、軍団規模の仕切り直し、諜報なども含む複合スキルでもある。

魔力放出(水):B
 武器ないし自身の肉体に魔力を帯びさせ、瞬間的に放出する事によって能力を向上させるスキル。
 アヴェンジャーの場合、迸る水が魔力となって使用武器に宿る。
 後に潮神として祀られたアヴェンジャーは荒ぶる水を十全に操り外敵を飲み込んでゆく。

騎乗:A
 幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。

【宝具】
『臥薪嘗胆・銭塘江潮(がしんしょうたん・せんとうこうちょう)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:2〜60 最大捕捉:100人
 アヴェンジャーの遺体が投げられた銭塘江。
 その潮流が高くなった、大逆流が発生した、白馬の引く白木の車に乗ったアヴェンジャーの姿が見られたという伝承。
 それらが合わさり一つの宝具となったもの。
 白木の車を駆るアヴェンジャーは大水流を操りながら敵へと突撃し、敵を踏み砕き飲み込んでいく。

『一連托生・妖剣属鏤(いちれんたくしょう・ようけんしょくる)』
ランク:C 種別:対人宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
 アヴェンジャーが主君である夫差から自害を命じられた際に渡された名剣。
 夫差を呪う言葉を吐きながら自害し、最終的に夫差も自害に追い込まれたことで怨念宿る妖剣となった。
 この剣で自身の霊核を破壊することでその怨念は対象の幸運、即ち運命力をE-ランクまで低下させ破滅に導く。
 また、この宝具は令呪によって自害を命じられた際にも自動的に発動し、己がマスターを道連れにするだろう。

【解説】
 春秋戦国時代の呉国の文官、兼軍人。
 楚国の名家に生まれるが、奸臣・費無忌の讒言で一族が皆殺しとなり、
 自身も命からがら楚を脱し、それ以降楚に対する復讐を誓うようになる。
 各地を転々としながら最終的に呉国に流れ着き、
 そこで呉の公子のクーデターに協力して公子を王とし、さらに“孫子”として後世に知られる
 孫武を武官として推挙し、この盤石の軍勢を以て一挙に楚を攻略、これを滅亡せしめた。
 その後の呉・本国でのクーデター発生と、秦国からの来援によって楚の復興を許すが、
 呉を大国であると中原全土に知らしめる事にも、楚に対する復讐も成功。
 以降は呉に忠誠を誓おうとした矢先、南方の越国軍に敗北、軍を率いていた呉王も負傷。
 呉王の死によって太子夫差が次の王となると、彼をよく補佐し、父王の仇たる越王勾践を追い詰めるが、
 越側の根回しによって勾践の降伏を受け入れてしまう。
 これによって伍子胥と夫差の間に亀裂が生じ始め(当然これも越の策略)、最終的に夫差から自刃を命じられてしまう。
 自刃のために用意された名剣・属鏤を使者から受け取ると伍子胥は、
 「先王を覇者とした恩があるのに、夫差の奴は奸臣の言だけを取り入れて自分を遠ざける」
 「自分の亡骸から目玉をくり抜いて都城の越方向の門に吊るしてくれ。呉が滅ぶさまを見てやりたい」
 「自分の墓所には梓の木を植えてほしい。呉王の棺用に要るであろうから」と、散々恨み言を連ねて自害した。

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最終更新:2024年01月30日 05:52