【元ネタ】史実
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】物部守屋
【性別】男性
【身長・体重】183cm・77kg
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B+ 魔力A 幸運C 宝具B
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに身体能力を強化するスキル。
バーサーカーの場合、理性は失われておらず、正常な精神を維持している。
しかし、日本古来の神々とは異なる神を信仰する者と対峙した場合のみ、
異常なまでの攻撃性を露わにし、制御不能状態へと陥る。
特に仏教に関連する逸話を持つ存在と対峙した場合、生前以上の猛攻を躊躇うことなく実行に移すだろう。
対魔力:C-
基本的には第二節以下の詠唱による魔術を無効化する程度だが、
スキル『
対異教』の影響により、日本古来の神秘に由来を持たぬ魔術攻撃に対しては特防効果が低下してしまう。
【固有スキル】
神性:B
神霊適性を持つかどうか。
ランクが高いほど、より物質的な神霊との混血とされる。
諏訪地方で祀られる洩矢神と同一視された逸話に由来している。
対異教:A-
日本最古の廃仏毀釈論者として保有するスキル。
日本以外の神話や信仰にルーツを持つ対象への特効を得る一方、自身の特防を低下させるデバフとしても作用してしまう。
呪術:A
神道が由来の物部一族が代々受け継がれてきた神代魔術の残り香。
日本の魔術は神の亡骸を媒介して実行する魔術であるとされるが物部氏はそれを呪詛に特化したものとして扱う。
神道固有の詠唱を行ない、対象に報復呪詛を降り掛ける。
バーサーカーの場合は複雑な工程をカットし弓の弦を鳴らすようにこれらの呪いを発動する事が出来る。
神長の憑巫:A
バーサーカーと同一視される洩矢神の分霊であるミシャグジ神を周囲の人や物に憑依させ、サーヴァントに匹敵する力を持つ神使に変貌させるスキル。
ただし依代は心身共に清められた童子か霊石、霊木などである必要があり、仮に穢れたモノに降そうとすれば祟り神でもあるミシャグジ神の神罰が下るだろう。
【宝具】
『廃仏の驟雨(はいぶつのしゅうう)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:2~50 最大捕捉:300人
バーサーカーを討つべく皇子達に率いられた軍兵を雨の如く射掛けた矢によって三度退却に追いやったという逸話と、
バーサーカーの死後、悪禽となって四天王寺を襲った逸話がミックスした宝具。
真名解放により
バーサーカーの怨念が矢に宿り、鏃を嘴に、羽を翼とする悪禽へと変化し、雲霞の如き群れとなって敵全体にダメージと行動阻害効果を与える。
矢から変じた悪禽は飛翔によって通常の矢とは異なる不規則な軌道を描き、敵対者を翻弄し、困惑のうちに啄み続ける。
また、
対異教スキルと合わさることで古き日本の神々を除いた神仏に由来する陣地や加護に穴を開け、防御力を低下させる。
【解説】
物部守屋大連。弓削大連。飛鳥時代の豪族。萩野大明神。
排仏派として蘇我馬子と敵対し、穴穂部皇子の下で三輪逆を殺すなど暗躍していったが、
用明天皇崩御に乗じて穴穂部、宅部の2皇子を殺されると、皇族や諸豪族と結託した馬子に討伐された。
その戦いの際には自宅の榎に登って雨の如く射掛け、兵も強壮で討伐軍は3度を退却を迫られた。
結局は太子と馬子の祈願と迹見赤檮の矢によって敗死したが、
死後悪禽(啄木鳥)となって四天王寺を襲った、落ち延び「萩生翁」と自称したなどの伝説が残り、
また名称の音の一致や神話的混同を受け、諏訪の洩矢神と同一視もされる。
最終更新:2024年03月11日 22:27