【元ネタ】史実
【CLASS】
アサシン
【マスター】
【真名】ハインリヒ・クラーマー
【性別】男性
【身長・体重】185cm・80kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力C 耐久C 敏捷B 魔力D 幸運B 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:D
アサシンにあるまじき気配遮断の低さ。
教皇より権限を与えられたアサシンは身を隠すことなく堂々と魔女狩りを敢行する。
確実に迫り来る理不尽な審問は、魔導に身を置く者にとって身を潜めた暗殺者以上の脅威として映る。
【固有スキル】
異端審問:C+
教会の異端審問官としての手腕を示すスキル。
魔力の痕跡を辿る追跡、異端の魔術師と戦うための
対魔力の他、
悪辣な異端審問官であるアサシンの場合は
拷問技術、
情報抹消なども含む複合スキルとなっている。
魔女狩りの手引書として長らく読まれ続けた『魔女苛む鉄槌』により、女性に対しては効果が倍増する。
代行者:B
代行者の中では一流と言えるレベルだが、A級、超A級、超々A級の者たちには及ばない。
限りなき願いをもって:A
スンミス・デシデランテス・アフェクティブス。
教皇より与えられた教書、害悪魔術に手を染める者を糾問する権限。
本スキルは魔術回路、魔術刻印等を所持する相手との戦闘時に各種判定のボーナスとして働き、
またそれらの相手に対しての特攻効果を併せ持つ。
エンチャント(罪):B+
バフではなくデバフとしての概念付与亜種。
アサシンの場合は他者に「害悪魔術に手を染めた者である」という属性を追加する。
対象が女性であれば成功率が上昇する。
真実がどうあれ、アサシンにとってほぼ全ての女性は悪しき魔女である。
【宝具】
『魔女苛む鉄槌(マレウス・マレフィカルム)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
アサシンの著書にして
魔女裁判の手引書たる『魔女に与える鉄槌』が宝具になった物。
所持するだけで女性に対して精神的重圧を与え、真名解放と共に魔女を狩る為の拷問場を出現させる。
拷問場にはその身を拷問器具と融合させた異形の拷問官たちが蔓延り、アサシンが目をつけた対象を襲い苛む。
そしてアサシン自身も鉄槌を振り回す異形の姿へと転じ、ステータスを上昇させる。
【Weapon】
『鉄槌』
魔女裁判の手引書たる『魔女に与える鉄槌』の頁を展開し、魔力を通して物質化したもの。
一種の概念武装にあたり、『魔女狩り』の性質を有している。
宝具の真名解放時にはアサシンはコレを振り回し、異形の拷問官を指揮する。
【解説】
十五世紀ドイツの宗教裁判官にして悪名高い『魔女に与える鉄槌(マレウス・マレフィカルム)』の著者。
彼は魔女、異端の撲滅に大きな関心を持っていた。
そしてインノケンティウス8世から害悪魔術マレフィキウムに手を染める者を糾問する権限をクラーマーに与える教皇勅書、
『限りなき願いをもって(スンミス・デシデランテス・アフェクティブス)』を与えられた。
本来これは審問官としてのクラーマーの役割を認めるだけのものであったが、
後に『魔女に与える鉄槌』の序文として転用し教皇のお墨付きだという印象を人々に与えた。
そして教皇の回勅が魔女の存在とその弾劾の必要性を認めたことが、血塗られた魔女狩りの時代を開くきっかけとなった。
さらに3通の教皇の認定書を得た彼は魔女狩りを開始した。
その手法は拷問、弁護禁止、尋問記録の改竄であり、あまりに非法なそのやり口に現地市民や貴族、聖職者たちの反発を受けた。
被疑者たちは釈放され、クラーマーも活動していたティロルから撤退する事になった。
その様子は耄碌して幼児化し、狂っているようにも見えるとすら。
その後、魔女と対魔女の法的手続きについての知見をまとめた著書を短期間で書き上げた。
それが魔女裁判の手引書と言われる『魔女に与える鉄槌』である。
この書物は魔女狩りのハンドブックとして読まれ続けた。
最終更新:2024年05月11日 23:35