【元ネタ】史実
【CLASS】ルーラー
【マスター】
【真名】永楽帝
【性別】男性
【身長・体重】175cm・72kg
【属性】秩序・悪
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷B 魔力C 幸運B 宝具A
【クラス別スキル】
対魔力:B+
魔術詠唱が三節以下のものを無効化する。
大魔術や儀礼呪法などをもってしても、傷つけるのは難しい。
ルーラーにとって未知の魔術であっても『天下編纂・永楽大典』により対応する。
陣地作成:A
本来は
キャスターのクラススキル。自らに有利な陣地を作り上げる。
また『天帝宮殿・紫禁城』の改修等を行える。
【固有スキル】
皇帝特権:B(EX)
本来所有していないスキルを短期間獲得することができる。
該当するスキルは騎乗、剣術、芸術、
カリスマ、軍略、と多岐に渡る。
また『天帝宮殿・紫禁城』の発動中はEXランクに変化する。
ランクがA以上の場合、肉体面での負荷(神性など)すら獲得する。
壬午殉難:A
ルーラーが持つ逆らう者を徹底的に粛清する苛烈な意思。
敵対者に対し物理的重圧を科し動作を妨げる。
魔力の繋がりを手繰りその場にいない者に対しても重圧を科す事が可能。
生前粛清の対象になった者は逆らった本人だけではなくその縁者たちすら被害にあった。
瑞獣の加護(偽):B
ルーラーに生前献上された当時未知の生物であったキリン。
それが瑞獣の麒麟と同定された事で得た疑似的な加護。
ルーラーの幸運値を一時的にブーストする。
【宝具】
『天帝宮殿・紫禁城(てんていきゅうでん・しきんじょう)』
ランク:A 種別:対人宝具/対城宝具 レンジ:1〜99 最大捕捉:1人/1000人
ルーラーの時代に建設された北京の紫禁城。
天帝
代行者として地上を治める皇帝の為の宮殿であり世界の中心の具現。
皇帝たるルーラーに対し強固な加護を与え、皇帝特権を最大にまで引き上げる。
単純な防壁としても使用可能であり、生半可な攻撃は通さない。
そして北京の都には劉伯温と姚広孝に設計が命じられ、三面六臂のナタ太子を象って設計されたという伝説が存在する。
この伝説により宝具としての紫禁城には変形機能が追加されており、三面六臂の巨人へと姿を変える。
巨人はナタ太子のように数々の武具を使い、雨の如く武具を降らす事すら可能。
『天下編纂・永楽大典(てんかへんさん・えいらくたいてん)』
ランク:B 種別:対人宝具 レンジ:無制限 最大捕捉:1人
ルーラーが先帝である甥から帝位を簒奪し、正統の皇帝としての資格を剥奪した逸話と
自らの在位中に天下のあらゆる書物を『永楽大典』に編纂させた功績を組み合わせた宝具。
ルーラーはこの大辞典を通して地上のあらゆる事象を認知・対応することができる。
また一度は完成した大典を不備があったために再編したこと、
先帝の記録を捏造して貶め、自らの正当性を高めたことから、
この『永楽大典』を「上書き」することで記された対象に属性を付与、或いは属性の削除を行うことが可能。
『永楽大典』に記されていない対象については「上書き」できないものの、
ルーラーが現界した時点で『永楽大典』の再編が行われ、聖杯戦争における
あらゆる情報がリアルタイムで自動追記されるため、「上書き」可能な対象は拡大される。
【解説】
明の第二代、あるいは第三代皇帝。 姓は朱(しゅ)。諱は棣(てい)。
太祖朱元璋(後の洪武帝)の四男として生まれた。
生まれた時には五色の光が部屋に満ちて数日間消えなかったという。
そして洪武帝が崩御した後、その長兄の子が即位した(建文帝)。
しかし朱棣は建文帝から簒奪する形で皇帝に即位した。
永楽帝は即位後まず建文帝の下で政治を行ってきた者たちの粛清を行っていった。
この粛清は壬午殉難と呼ばれ、ある者は一族の皆殺しだけではなく、知人・友人すら処刑され、
郷里の者たちの財産の没収にまで及んだという。
一方永楽帝にいち早く忠誠を誓った者は許されて登用された。
簒奪により即位した永楽帝は建文帝の存在を歴史から抹殺しようとし、正統の皇帝としての資格を剥奪した。
永楽帝は南京から北平(北京に改称)へ都を移し、『紫禁城』を建設した。
紫禁城は世界の中心を地上に具現した領域であり、天帝に代り地上を治める皇帝の宮殿として建設された。
またその内政において最大の功績とされるのは『永楽大典』の編纂だと言われる。
古今の経(儒教の経典)・史(歴史書)・子(諸子百家)・集(文学)、
更に医学・天文・その他技芸書等世の中にある書物を一つにまとめて出版した大事業であった。
外政ではモンゴル親征と鄭和の大航海により大きな成果を上げている。
最終更新:2024年07月26日 05:40