【元ネタ】『日本書紀』ほか
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】甕星香々背男
【性別】男性
【身長・体重】231cm・1t
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A 耐久A++ 敏捷E 魔力B 幸運D 宝具A
【クラス別スキル】
狂化:D+
まつろわぬ鬼神を悉く平定し、草木や石までも従えた天津神にも最後まで従わず、
二柱の武神にも果敢に抗ったその叛逆心は聖杯によって狂気の域にあると判定された。
通常時は意思疎通が可能だが、自らを権力や武力によって従わせようとする者と対峙すると激怒し荒れ狂う神となる。
サーヴァントを従える立場にあるマスターにとっては、やはり彼は制御不能な
バーサーカーなのである。
【固有スキル】
まつろわぬ神:A-
大和王権に従わぬ部族神であることを現すスキル。神性、
反骨の相を含む複合スキル。
まつろわぬ神々の中でも特に強大であった
バーサーカーは"支配"、"強制"、"隷属"といった概念に対する非常に強力な抵抗力を有しており、
カリスマの他、強権に由来する能力や令呪三画を重ねた絶対命令なども無効化する。
しかし、『星辰封神・宿魂石磐座』により封印状態のため、抵抗力も低下している。
魔力放出(星):A-
星の神として
バーサーカーが持つ
魔力放出スキル。
神気と星気よりなる彼の魔力は、あらゆる性質に変化可能なはずだが、
バーサーカーは星神として完全な状態ではない為、その万能性、出力は損なわれている。
不屈の意志:A
あらゆる苦痛、絶望、状況にも絶対に屈しないという極めて強固な意志。
肉体的、精神的なダメージに耐性を持つ。ただし、幻影のように他者を誘導させるような攻撃には耐性を持たない。
【宝具】
『星辰封神・宿魂石磐座(せいしんほうしん・しゅくこんせきのいわくら)』
ランク:A 種別:結界宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:300人
織物の神である建葉槌命が
バーサーカーの力を封じ込めた宿魂石と呼ばれる磐座。
バーサーカーを模した磐座を織物の中に織り込むという神霊規模の類感呪術による封印。
現界に際して、この磐座は星神たる
バーサーカーをサーヴァントの域にとどめ、制御する概念結界として機能する。
磐座を外殻として身に纏っているに等しい状態のため、脅威的な物理防御力を誇るが、
常に建葉槌命の術中に身を置いているため、星神としての権能に制限がかけられている。
またこの結界を周囲に向けて展開することも他者をその内側に受け入れることも可能。
引き込まれた対象に建葉槌命の神性による重圧を課すが、結界の範囲を広げるほど
バーサーカーの負担もまた大きくなる。
磐座を破壊する威力の攻撃や対神特攻によって結界そのものを破壊することもできるが、
この結界が破壊された時、
バーサーカーは極短時間ながら封印から解放され、星神としての本領を取り戻す。
『星辰顕神・至高天津(せいしんけんしん・いとたかきあまつ)』
ランク:B 種別:対人(自身)宝具 レンジ:- 最大捕捉:1人
『日本書紀』の葦原中国平定に於いて、二柱の武神の力を以てしても服従させられなかったという
バーサーカーの在り方の具現。
星神である
バーサーカーは概念的には宙(ソラ)に在り、故に地上からの物理干渉を自身に届く前に一定確率で霧散させる。
『星辰封神・宿魂石磐座』から一時的に解放された際には星神としての本領を取り戻し、
あらゆる物理干渉を自身に届く前に完全に霧散させるにまで至る。
万全たるこの宝具を突破するには特殊な概念干渉や次元間干渉、或いは星をも穿つ極大射程遠隔攻撃などが必須となる。
【解説】
日本神話に登場する星の神。天津甕星、あるいは香々背男とも。
『日本書紀』における葦原中国平定(国譲り)において、経津主神と武甕槌命の2柱の神が
まつろわぬ鬼神を悉く平定し、草木や石までも従えたが星の神である甕星香々背男だけは
最後まで服従せず、2柱の軍神に対して抵抗したという。
そこで天津神は織物の神・建葉槌命を遣わし、甕星香々背男を征服もしくは懐柔したといわれる。
星を神格化した神は世界各地に見られ、特に星神は主祭神とされていることもあるが、
日本神話において星神は「
まつろわぬ神」として描かれている。
これについては、星神を信仰していた部族が大和王権に服従しなかったことを表しているとする説がある。
甕星香々背男を制した建葉槌命を主祭神とする大甕神社では、甕星香々背男は地主神とされ、
大甕神社の神域を成している宿魂石は甕星香々背男が変じたものとも、
建葉槌命が甕星香々背男の霊力を封じたものとも言われている。
最終更新:2024年08月01日 04:53