【元ネタ】ギリシャ神話
【CLASS】アサシン
【マスター】
【真名】ペイリトオス
【性別】男性
【身長・体重】182cm・78kg
【属性】混沌・中庸
【ステータス】筋力B 耐久C 敏捷A 魔力C 幸運D 宝具B
【クラス別スキル】
気配遮断:A
サーヴァントとしての気配を断つ。隠密行動に適している。
完全に気配を絶てば探知能力に優れたサーヴァントでも発見することは非常に難しい。
ただし自らが攻撃態勢に移ると気配遮断のランクは大きく落ちる。
【固有スキル】
忘却の椅子:EX
冥界の神ハデスに騙され腰掛けた、記憶を殺す椅子。
"死"に近いアサシンクラスとして現界した彼は最初この椅子に座った状態であり、
自身や宝具の真名はおろか言語や立ち上がり方すら覚えておらず、記憶を蘇らせるには令呪のバックアップが必要となる。
アサシンが立ち上がった後、椅子は残るため他者を座らせることも可能。
乱戦の心得:B+
敵味方入り乱れての多人数戦闘に対する技術。
軍団を指揮する能力ではなく、軍勢の中の一騎として奮戦するための戦闘技術。
カリュドーンの猪狩りやアマゾーン攻略、ラピテス族とケンタウロスの戦いなど多対多、一対多の戦いにアサシンは慣れている。
気心の知れた盟友テセウスとの共闘時、その戦闘技術はより高まる。
直感:B++
戦闘時に常に自分にとって最適な展開を"感じ取る"能力。
アサシンの直感は通常時、Bランクに留まるが、自身の死に関する事象についてはその鋭さが跳ね上がる。
冥界に生きたまま囚われ続けた結果、死の気配に敏感になったのだ。
果実の酒気:B
アサシンの結婚式でケンタウロスたちが葡萄酒に酔い暴れ出した逸話から取得したスキル。
声音や吐息に蕩けるような果実の酒気が香り、対象を泥酔させる。
魔力的防御手段のない存在(一般の人間や動物)であれば、たちまち思考が蕩けてしまう。
本来はカリスマと魅了の複合スキルなのだが、アサシンの場合魅了ではなく凶暴化させることが多い。
サーヴァントであっても、防御手段がなければ凶暴化する可能性がある。
最終的には対象を狂気に陥れることも可能。
【宝具】
『いと愚かしき冥府下り(アーテー・タルタロス)』
ランク:B 種別:対軍宝具 レンジ:1〜30 最大捕捉:300人
アサシンの結婚式でアレスとエリスの企みによって起きた騒乱。
アサシンが冥府タルタロスに向かいペルセポネを手に入れようとした行為。
それらが合わさり宝具となったもの。
発動中アサシンの周囲では守護、再生の類の効果は無効化され、人は傷つき易くなる。
また受けたダメージは致命傷に繋がりやすくなる。
つまるところ総じて周囲は死に近づき、命を落としやすくなる。
【解説】
ラピテス族の王イクシオンとディーアの息子にしてテセウスの盟友。
ある時アテナイの英雄テセウスの名声を聞き、それを試そうとマラトンで家畜の牛の群れを追い払った。
駆けつけたテセウスはペイリトオスに立ち向かったが、お互いに気高い容姿に惹かれ友情を誓い合った。
ペイリトオスはテセウスと共にカリュドーンの猪狩り、アマゾン攻略に参加した。
その後ペイリトオスはヒッポダメイアと結婚し、テセウスは花嫁の介添え役として結婚式に出席した。
祝宴にはオリュンポスの神々やケンタウロスたちが招かれたが、ケンタウロスたちは葡萄酒で酔って騒ぎ出した。
そして花嫁をさらい、次々と近くの女たちに襲いかかった。
ペイリトオスはテセウスと共にケンタウロスたちを追いかけ花嫁を救出した。
この戦いはペイリトオスたちの勝利となったが、この争いは神々のうちで招待されなかったアレスとエリスの企みだったとも言われる。
そしてペイリトオスとテセウスの妻が死ぬと二人は新しい結婚相手を探すようになり、
まずゼウスの娘であるヘレネーをテセウスの妻としてさらった。
そしてペイリトオスはゼウスの神託を伺い、「わが娘でもっとも高貴なペルセポネをなぜ妻としないのか」というお告げがあった。
皮肉、あるいは警告だったのかもしれないが、これを真に受けペイリトオスは気乗りしないテセウスと共にタルタロスへ向かった。
そして二人はハデスの面前に立った所、ハデスの勧めで椅子に腰掛けた。
その椅子は忘却の椅子であり、二人は何もかも忘れて座りつづけた。
4年後、ヘラクレスがケルベロスを生け捕りにするためにタルタロスに降りてきた時、
ヘラクレスはテセウスを解放したが、次にペイリトオスを解放しようとすると大地が震動し救出を断念したという。
最終更新:2024年08月28日 05:39