【元ネタ】新約聖書、中世の伝説など
【CLASS】
ライダー
【マスター】
【真名】聖ヤコブ/サンティアゴ
【性別】男性
【身長・体重】180cm・80kg
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力D 耐久B+ 敏捷C 魔力B 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:A
A以下の魔術は全てキャンセル。
事実上、現代の魔術師ではライダーに傷をつけられない。
騎乗:A
幻獣・神獣ランクを除く全ての獣、乗り物を自在に操れる。
【固有スキル】
聖人:A
聖人として認定された者であることを表す。
聖人の能力はサーヴァントとして召喚された時に"秘蹟の効果上昇"、"HP自動回復"、
"
カリスマを1ランクアップ"、"
聖骸布の作成が可能"から、ひとつ選択される。
ライダーは聖人の概念を持つ全ての教派で聖人として崇敬される事から最高ランクを有する。
殉教者の魂:B
精神面への干渉を無効化する精神防御。
ライダーはヘロデ・アグリッパ1世によって捕らえられ、処刑されているが信仰は捨てなかった。
魔力放出(光):A
聖人・聖女・聖騎士にのみ許される亜種魔力放出。
ライダーが放つそれは鮮烈にして荘厳なる雷霆と業火の性質を帯びる。
彼と信仰を同じくする者たちにとっては、自軍を駆り立て戦場を切り拓く希望の灯火と映るだろう。
聖者の貝:A
ホタテ貝をライダーの象徴とする事からのスキル。
貝をイメージした防壁を貼り、身を守る。
他者へ付与し、守護する事も可能。
【宝具】
『聖者は汝等と共に在りて(サンティアゴ・マタモロス)』
ランク:A 種別:対軍宝具 レンジ:1~30 最大捕捉:300人
ライダーがクラビホの戦いで異教徒を圧倒した伝説に由来する宝具。
自身の霊基を分割する事で異教徒を征服する白馬に乗った騎士を生成する事が出来る。
これらの分身は異教徒に対して特効効果を持つ他、ライダーと思考を同期しており、遠隔操作の要領で神の祝福を受けた信徒と共に戦う事が可能である。
また分身である為、倒された場合は分割された霊基はライダーの元へと還元され分身が得た経験を自身の物に出来る。
『巡礼者よ我が元へと集え(サンティアゴ・デ・コンポステーラ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
ライダーの遺体とされるものが発見された地が聖地とされた事から得た聖都宝具。
特級の加護を授ける都市を出現させ、物理的かつ霊的な守りとして働く。
またライダーと信仰を同じくする者たちには更なる加護が与えられ、ステータスの向上、ダメージの回復などの恩恵を受ける。
これらの効果はライダーに近ければ近い程に効力を増す。
【解説】
イエス・キリストに恭順した使徒にして聖人。スペイン文化圏ではサンティアゴの名称で、レコンキスタの象徴およびスペインという国家の守護聖人としても信仰を集めている。
ホタテ貝が彼の象徴であり、フランス語ではホタテを「聖ヤコブの貝」と呼称する。
ガリラア地方の漁師ゼベダイの息子として生まれ、兄ヨハネと共に家業を営んでいた際にイエスと出会う。
イエスからは兄と共にボアネルゲス(雷の子ら)と呼ばれ、イエス達を歓迎しなかったサマリアの町に天から火を降らせて焼き払おうと提案した逸話を持つ。
イエス没後も教団の幹部として中心的な立ち位置にいたが、ユダヤ人の支持を得ようとしたヘロデ・アグリッパ1世の手で虜囚となり、処刑されて殉教者となった。
以上が新約聖書にて記述された聖ヤコブの伝承だが、9世紀のスペインにおいて彼の存在が再び民衆の関心を集め始める。
当時のスペイン社会がレコンキスタの争乱に揺れていた中で、ガリシア州で彼の遺体が安置された墓が発見されたのだ。
キリスト教軍の兵士たちはサンティアゴの名を叫んで敵軍に突撃したほか、白馬に騎乗したサンティアゴが各地の戦闘に馳せ参じてイスラム教軍を圧倒したという伝説もしばしば語られた。
彼の遺体が発見された地はサンティアゴ・デ・コンポステーラの名でキリスト教の聖地となり、そこに至るまでの巡礼路を多くのキリスト教徒が歩んだ。
また、サンティアゴの名称はスペイン語圏では都市名として数多く引用されている。
最終更新:2025年05月07日 20:13