【元ネタ】東欧伝承
【CLASS】
バーサーカー
【マスター】
【真名】アラ
【性別】女性
【身長・体重】不定
【属性】混沌・悪
【ステータス】筋力A+ 耐久B+ 敏捷A 魔力B 幸運B 宝具A+
【クラス別スキル】
狂化:EX
理性と引き換えに驚異的な暴力を所有者に宿すスキル。
バーサーカーの場合、理性は失われておらず他者との意思疎通は可能である。
だがその精神性は怪物のそれであり人間と価値観を共有する事は不可能だろう。
【固有スキル】
魔力放出(厄災):A
暴風や雷雨など、人類にとっての様々な厄災を縁とする力を放出する。
条件にもよるが、放出の方向を絞れば数百キロメートル先にまで届く。
厄災を浴びたものはその種類に合わせたダメージを受ける。
変化:A+
自分の姿を意のままに変える能力。
バーサーカーの本来の姿は定かではないがこの変身能力によって、
人間、黒い風、巨蛇、竜、ワタリガラスなど様々な姿に身を変じる事が出来る。
応用として霊魂に身を変ずることで他者に憑依するという芸当も可能である。
悪魔の十字路:EX
夜中の交差点はバーサーカーのテーブルと称された逸話からのスキル。
このスキルを発動するには夜であること、十字路であることなど条件があるがその条件を満たせる場所ならばスキルが発動可能となる。
それらの場所に足を踏み入れた者は盲目状態(ブラインド)や敏捷ステータスの低下などが付与される。
【宝具】
『星天喰らう貪欲なる魔(プロジュドルリヴァツ・ネバ)』
ランク:A+ 種別:対星宝具 レンジ:1~99 最大捕捉:1000人
バーサーカーの太陽と月を喰らうと畏れられた逸話を反映した宝具。
天体が持つ熱量や引力を魔力リソースへと変換し、自身の魔力量に大幅なプラス補正を与える。
この宝具が健在である限り、事実上バーサーカーに魔力切れの概念は存在しない。
魔力収奪の対象を、太陽・月属性を持つ対象へと拡大したピンポイントなメタ特攻としての応用も可能。
真名解放によって魔力放出(厄災)スキルに太陽の熱と月の引力を上乗せし、
対国規模の大破壊によって汎ゆる生命と文明を蹂躙する。
【解説】
ブルガリア、マケドニア、セルビアの伝承に登場する女悪魔。
地方によって多岐に分かれた解釈で語られるが、何れも人智を超越した恐怖の対象であることは共通している。
外見は主に蛇の怪物や雌の竜にワタリガラス、巨大な口を持つ人間や黒い風であるとされる。
塵旋風や雹、雷雨を起こして人里を襲い、人間の子供を好んで食べた。
また日食と月食はアラが膨大な貪欲さによって太陽や月を喰らった結果だと信じられた。
天体の死によって世界が終わることを防ぐために、男たちは日食に向かって銃を撃ったり鐘を響かせ、
女たちは絶え間なく呪文を唱えた。
更には人間や動物への擬態や人間に憑依する術や男性を狂わせ人々を病気にするといった権能すら保有し、
「アラと同じ位強い」という強者を例える諺さえも生まれた。
彼女がこれ程までに多様な外見や伝承を持つ理由は、東欧の異なる妖魔の物語が習合した結果だとされている。
最終更新:2025年10月05日 14:16