シカンディン

【元ネタ】『マハーバーラタ』
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】シカンディン
【性別】-
【身長・体重】196cm・99kg(シカンディン)/146cm・39kg(シカンディニー)
【属性】秩序・善
【ステータス】筋力B 耐久B+ 敏捷A 魔力D 幸運C 宝具A+
【クラス別スキル】
対魔力:C
 第二節以下の詠唱による魔術を無効化する。
 大魔術、儀礼呪法など大掛かりな魔術は防げない。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
鬼神の顕:A-
 鬼やその混血が持つ『鬼種の魔』に似て非なるスキル。
 『神性』や『変化』、『怪力』などから成る複合スキルである。
 ヤクシャと性別を交換したことで獲得したものであり、それによって精悍な男戦士の霊基となっているが、
 霊核が傷つけられるような大ダメージを受けると本スキルは不安定になり、一時的に王女シカンディニーの霊基へと戻ってしまう場合がある。

青蓮の復讐鬼:A
 ビーシュマに辱められ二度に渡る生涯を復讐に捧げた精神性が具現化したもの。
 不屈の闘志、復讐者、忘却補正などの複合スキル。
 また優れた戦士ならばビーシュマと誤認してしまう一種の精神汚染を有している。
 英霊になってもアーチャーは大英雄に対しての復讐に囚われている。

夜叉の恩恵:B
 アーチャーがヤクシャと性別を交換した後、ヤクシャの王からかけられた恩恵にして呪い。
 スキル封印や強化解除に対する強力な耐性として発揮される。
 ただし死に瀕するような重傷を負うと一時的に無効化される。

【宝具】
『水天よ、劫火を鎮めよ(ヴァルナアストラ)』
ランク:A+ 種別:対軍宝具 レンジ:2~90 最大捕捉:600人
 アーチャーが得意とする、無形であるが故にあらゆる形に変化する水神の武器。
 アーチャーは主に敵の宝具に合わせて解放することで、その宝具に対して有利な形状や特性へと瞬時に変化させ相殺、吸収、反射などといった使用法を好む。
 事前に敵の宝具の情報を入手する必要はあるが、相手の必殺の一撃を無効化することで大きな隙を作れる他、単純に敵軍を飲み込む激流として使うことも可能。

【解説】
 インド叙事詩『マハーバーラタ』に登場する英雄。
 カーシー国の王女アンバーが前世であり、想い人に拒絶され、英雄ビーシュマにも受け入れられなかったことから、復讐の炎を宿すことになる。
 神々すら恐れぬ執念をもって苦行を行い、破壊神シヴァ(軍神スカンダの場合もある)から「来世こそビーシュマを討ち果たす」という予言と、彼を滅ぼす力の象徴たる青い蓮の花輪を授かる。
 そして彼女はパンチャーラ国の王女シカンディニーとして再び生を受け、さらにヤクシャとの契約や神の加護により性を変え、戦士シカンディンとして戦場に立つに至った。

 その存在は「女でありながら男」であり、性別を超越した戦士であった。
 クル・クシェートラでの戦いでは、パーンダヴァ軍の司令官として参戦する。
 戦争初日、シカンディンはアシュヴァッターマンと対峙し、互いに傷を負いながら両者撤退という形で終わった。
 戦争七日目には再びアシュヴァッターマンと遭遇し、彼の額に傷を負わせることに成功するが、逆にアシュヴァッターマンの怒りを買い、戦車を破壊され重傷を負ってしまう。
 逆境に陥ったシカンディンだったが、仲間であるサーティヤキに助けられた。

 戦いの十日目、パーンダヴァはビーシュマの信念である「女性には手を掛けない」という掟を利用し、シカンディンを前面に立たせ、その背後にアルジュナを配置する。
 ビーシュマは彼らに武器を放つことはなく、アルジュナが放った矢によって倒されることになった。
 直接的ではないにせよ、シカンディンの前でビーシュマは倒れることになった。

 その後、シカンディンは戦士としての務めを果たし、戦争の最終日まで生き残る。
 しかし、アシュヴァッターマンが引き起こした夜襲によって命を落とすことになった。

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最終更新:2025年10月20日 17:18