阿部十郎

【元ネタ】史実
【CLASS】アーチャー
【マスター】
【真名】阿部十郎
【性別】男性
【身長・体重】180cm・79kg
【属性】秩序・中庸
【ステータス】筋力D 耐久C 敏捷B 魔力E 幸運A 宝具D+
【クラス別スキル】
対魔力:E
 神秘の薄い時代の英霊のため対魔力はほとんど期待できない。
 申し訳程度のクラス別補正である。

単独行動:A
 マスター不在でも行動できる。
 ただし宝具の使用などの膨大な魔力を必要とする場合はマスターのバックアップが必要。

【固有スキル】
砲術師範:B
 鉄砲や大筒など、銃砲の扱いを教示する者が持つスキル。射撃、指南の心得などを含む複合スキル。
 アーチャーの場合、近距離では剣術も織り交ぜた曲撃ち、遠距離では動き回る標的を狙撃して命中させる程の腕前。

迷彩狙撃:C+
 狙撃待機状態に変化する。
 迷彩能力も発動し、肉眼で発見されることはまずなくなる。
 同ランク以上の心眼、ないし亜種スキルで見破られない限り、基本的に攻撃を受けない。
 宝具『墨染の難』と合わさることでベストタイミングで狙撃を行い、命中率を格段に高める。
 ただし一度でも攻撃した場合、迷彩状態は解除される。

新撰組証言録:B
 かつての新撰組隊士、維新の生存者として史談会に出席、様々な証言を行った事実が昇華したスキル。
 中ランクの鑑識眼忘却補正、低ランクの語り手の効果を含む複合スキルであり、
 アーチャーは他者の得手不得手を見抜き、記憶し、伝達する能力を有する。
 新撰組最強は誰か、という話題の際に引き合いに出される
 「一に永倉、二に沖田、三に斎藤」という謳い文句もアーチャーの証言に基づいている。

【宝具】
『墨染の難(すみぞめのなん)』
ランク:D+ 種別:対人宝具 レンジ:1~50 最大捕捉:1人
 新撰組砲術師範、ならびに御陵衛士残党であるアーチャーによる執念の狙撃。
 相手の技能や癖、性格などを把握することで弱みを突き、強みを潰す射撃技術。
 相手が最も嫌がる状況下で攻撃を仕掛けるこの技術の前では一時的に力量差さえ意味を為さず、
 本来アーチャーより格上の相手であってもまともに受ければ命の危険に晒され、そうでなくとも大幅な弱体化は免れない。
 性質上、相手をよく知るほど精度が高くなるため、アーチャーが戦闘から生き延びる毎に脅威度は増す。
 また、生前に熟知している新撰組隊士が相手である場合には、より強い効果を発揮する対新撰組宝具とも言える。

 【解説】
 新選組隊士、御陵衛士、赤報隊隊士。
 出羽国の百姓の次男に生まれ、亀田藩士高野家の養子となり、武士の道を歩む。
 後に脱藩し、壬生浪士組に加盟するも新撰組の方針と対立し、局長の芹沢鴨が
 近藤勇ら試衛館派に暗殺されると、近藤を見限り脱退した。
 その後大坂の新撰組隊士・谷万太郎の下で剣術を学び、伊東甲子太郎の新撰組入隊を聞くと、
 万太郎らと共に大坂で活躍した功績から取り成しを受け、復隊を果たす。
 新選組では伍長・砲術師範などを勤めたが、伊東が御陵衛士を結成すると再び離脱した。
 伊東ら御陵衛士が暗殺された油小路事件の当日は鷹狩で伏見に出向いており、難を逃れる。
 後に事件を知らされた際には脱退時に知り合った薩摩藩の「人斬り半次郎」こと中村半次郎の下に身を寄せた。
 伊東の復讐を果たすべく療養中の沖田総司を襲撃に向かうも、これは沖田の不在により未遂に終わった。
 その帰りに伏見へと向かう近藤を目撃した御陵衛士残党は急いで先回りして、
 伏見街道墨染にて近藤を襲撃し、狙撃によって右肩に重傷を負わせるも、逃がしてしまう。
 戊辰戦争が始まると半次郎の下に属し、相楽総三と共に御陵衛士残党達と赤報隊を結成する。
 官軍として貢献し、明治維新後は東京にて警察官、後に北海道にて開拓使を務める。
 退官後は札幌で果樹園を経営し、リンゴ栽培などを営んだ。
 晩年には史談会に出席して、幕末当時の貴重な談話を残している。
 新撰組最強は誰か、という話題の際に引き合いに出される「一に永倉、二に沖田、三に斎藤」も彼の証言に基づいている。

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最終更新:2025年11月11日 05:28